ドライバー以外も知っておこう! 車のエンジンスタートボタンを3回押すと?
「もしアクセルペダルが戻らなくなったら…」
「運転中、ドライバーが突然体調を崩したら…」
車に乗っている時、突然のトラブルが起こる可能性もあります。
いざという時、慌てずに車を止めるためには、どのように対処すればよいのでしょうか。
実は、多くの車には、こうした事態に備えて車を緊急停車させるための機能が備わっているそうです。
車を緊急停車させるには
本記事ではもしもの時に車を安全に停める方法について、元警察官で、現在は警察官志望者向けの『やまよし教場オンラインスクール』を運営する、やまよしさんに話を聞きました。
――多くの車には、緊急時に車を停止させる機能が備わっているそうですが、どのようなものなのでしょうか?
撮影:LUIS FIELD
車種によっては、エンジンスタートボタンを『すばやく3回押す』、または『長押しする』ことで、緊急時にエンジンを停止できるものがあります。
これは、アクセルペダルが戻らなくなった場合など、通常の操作で車を停止することが難しい状況で使用する方法です。
操作方法は車種によって異なるため、自分の車ではどのように操作するのか、あらかじめ取扱説明書で確認しておくとよいでしょう。
なお、走行中の誤操作を防ぐため、エンジンスタートボタンを1回押しただけではエンジンが停止しない車種もあります。
※写真はイメージ
――エンジンを緊急停止した場合、気をつけることはありますか?
走行中にエンジンを停止すると、パワーステアリング(ハンドル操作の補助)やブレーキアシスト(ブレーキ操作の補助)などの機能が働かなくなる場合があります。
そのため、普段よりもハンドル操作が重くなったり、ブレーキペダルを踏む際に強い力が必要になったりすることがあります。
エンジンを緊急停止した後は、慌てずにハンドルをしっかりと握り、車の向きをコントロールしながら、ブレーキペダルを強く踏み込むことが大切です。
※写真はイメージ
――運転手が急な体調不良に陥り、同乗者が車を緊急停止させた場合、その後はどのように対処すればよいのでしょうか?
車が完全に停止したら、まずはハザードランプを点灯させ、周囲の車に異常を知らせてください。
安全を確保したうえで、速やかに119番へ通報しましょう。
なお、高速道路などで停止した場合は、一般道とは異なる対応が必要になります。周囲の状況を十分に確認し、安全を確保したうえで救助を求めることが大切です。
※写真はイメージ
日頃の備えで、万が一の車のトラブルから命を守ろう
車に乗っていると、思いがけないトラブルに遭遇する可能性はゼロではありません。
場合によっては命にかかわるおそれもあるため、自分の車にはどのような緊急時の機能があるのか、一度確認しておくと安心ですね。
家族で車に乗る機会が多い人は、もしもの時にどう行動するのか、普段から話しておくのもよいでしょう。
[文・取材/LUIS FIELD構成/grapeライフハック編集部]