梅干しに『白いポツポツ』…食べてもOK? メーカーに聞いた
『保存食』のイメージが強い梅干しですが、開封後もずっと常温保存でよいのでしょうか。
当記事では、梅干し専門店『熊平の梅』を運営する井上梅干食品株式会社(以下、熊平の梅)に、カビを防いで最後までおいしく食べ切る保存のコツを聞きました。
開封後は『冷蔵』が安心
熊平の梅によると、未開封の梅干しは、基本的に直射日光を避けた冷暗所で常温保存できるそうです。
ただし、市販か手作りかによって保存方法は異なります。
※写真はイメージ
市販の梅干しは、開封後は冷蔵保存がおすすめです。
減塩タイプやハチミツ梅だけでなく、塩分濃度が高いものも冷蔵庫で保管しましょう。
さらに、保存容器内の結露で味が変わったり、外気や使いかけの箸についた雑菌から傷みが進んだりする可能性もあるため、冷蔵していても十分な注意が必要になります。
熊平の梅の見解では、手作りの梅干しは、塩分濃度が20%以上なら冷暗所でも保存できますが、20%未満の場合は冷蔵が安全とのことです。
迷った場合、開封後は冷蔵保存すると覚えておきましょう。
カビを防ぐ保存の基本
カビは、菌が繁殖することで発生します。
手や使いかけの箸には雑菌が多く付着しているため、取り出す時は清潔な箸を使うことが、カビ予防の基本といえるでしょう。
保存容器選びもポイントです。熊平の梅では壺などの陶器やホーロー、耐熱ガラスを推奨しています。
特に陶器は、結露が生じにくいのが特徴です。一方、プラスチック容器は結露が生じやすく、梅干しの保存にはあまり向きません。
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そのため、未開封の梅干しであればパックに入れたままで問題ありませんが、開封後は空気に触れて湿気や雑菌の影響を受けやすくなるため、陶器やホーローなどに移し替えるのがおすすめです。
また、気温の高い時期は、食べるぶんを取ったら素早く冷蔵庫に戻してください。常温に置く時間が短くなり、結露も防止できるでしょう。
熊平の梅によると「梅干しは取り分け方や保存場所で日持ちや風味が変わる」そうです。ただし、開封後は商品表示に従い、保存期間内に食べきってください。
ちなみに熊平の梅の場合、開封後の保存期間は2か月が目安です。
白いものはカビ?疑わしい時の見分け方
表面に白いものが見えると、カビか塩か迷うことがあります。
熊平の梅によると、調味梅干しは塩の結晶がほとんど出ないため、白いものはほぼカビと考えたほうがよいそうです。
カビは毒性を持つものもあります。
表面だけでなく果肉の奥深くまで根を張っていることもあり、白い部分だけを取り除いても安全とはいえません。
そのため、表面に白いものが見えた際は、早めに廃棄してください。
ただし、梅と20%前後の塩だけで作る昔ながらの白干し梅では、塩の結晶が出ることもあります。
塩は少し透明がかっていて、触ると固い点がカビと見分けるポイントです。
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青や黒いカビが見られた場合も、必ず廃棄しましょう。判断に迷う時は口にせず、商品の表示やメーカーの案内を確認してください。
正しく保存すれば、最後までおいしく梅干しを楽しめます。まずは、開封後の保存場所を見直してみてはいかがでしょうか。
[文・取材/ブリジア構成/grapeフード編集部]