買ってきた栗、保存するなら『冷蔵』『常温』←どっち? 農家が教えるのは

grape
買ってきた栗、保存するなら『冷蔵』『常温』←どっち? 農家が教えるのは

秋になると、旬を迎えた栗が店先に並び始めますが、家に帰ってからどう保存すればよいのか迷った経験はありませんか。

買ったまま置いていたら、いつの間にか傷んでいた、という人もいるでしょう。

栗は傷みやすい食品ですが、少しの手間を加えるだけでより長い期間秋の味覚を楽しめるようです。

そこで、栗の名産地岐阜県の栗農家、はやし農場に、栗の正しい保存方法について話を聞きました。

栗はデリケートな生鮮食品、常温保存はNG


栗は硬い殻に包まれていますが、中身は水分を多く含む生鮮食品です。

暑さや乾燥にとても弱く、常温に置いておくとすぐに傷んでしまいます。

買ってきた栗、保存するなら『冷蔵』『常温』←どっち? 農家が教えるのは

※写真はイメージ

栗の保存で気をつけたいのは、栗の乾燥を防ぐことです。購入時のネットのままでは乾燥しやすく、栗の保存には向いていません。


栗をポリ袋に入れ、空気が出入りできる程度に口を軽く折って1か所とめておくだけで、保存状態はぐっとよくなります。

1週間以内に食べるなら冷蔵庫のチルド室へ


1週間以内に食べ切るなら、冷蔵庫のチルド室がおすすめです。1週間程度ならおいしく食べられるでしょう。

野菜室はチルド室よりも温度が高く、栗の保存には向きません。

1週間以上保存するなら『剥いて冷凍』しよう


1週間以上保存したい時は、鬼皮と渋皮をすべて剥いてから冷凍するのがコツです。

剥いた栗に小さじ1杯ほどの砂糖をまぶしてから冷凍すると、冷凍焼けや変色を防げます。

買ってきた栗、保存するなら『冷蔵』『常温』←どっち? 農家が教えるのは

※写真はイメージ

砂糖は甘みをつけるためではなく品質を保つための工夫なので、ごく少量で十分です。

この保存方法なら、1年経ってもおいしく食べられるでしょう。


冷凍保存の際の注意点


栗の冷凍温度の理想は−2℃のようです。

家庭の冷蔵庫では−2℃を一定に保つことが難しいため、自宅にフリーザーや冷凍ストッカーがある人におすすめの保存方法といえます。

また、冷凍保存した時に気をつけたいのは、自然解凍をしないことです。自然解凍すると細胞が壊れてふにゃふにゃになり、おいしさが半減してしまいます。冷凍のまま、加熱調理するのがおすすめです。

例えば、栗ご飯にしたい場合は、凍ったまま炊飯器に入れて炊いてください。

買ってきた栗、保存するなら『冷蔵』『常温』←どっち? 農家が教えるのは

※写真はイメージ

栗ご飯のように小さいサイズで使いたい時は、あらかじめ小さめにカットしてから冷凍しておくなど、大きさを整えてから冷凍すると、調理が楽になるでしょう。

栗をおいしく楽しむために


栗は、そのままでは非常に傷みやすい食品ですが、正しく保存すれば比較的長い期間でもおいしく味わえます。


ポイントは、乾燥を防ぐことと温度の管理です。

手間だと感じるかもしれませんが、工夫をすることで栗の味覚を十分に楽しめるでしょう。

[文・取材/ブリジア構成/grapeフード編集部]

提供元の記事

提供:

grape

この記事のキーワード