買ってきたサツマイモ、甘くするための『ベストな保管法』 プロが教えるのは
芋掘りから持ち帰ったサツマイモがあると、すぐに食べたくなりますよね。
しかし、掘りたてを食べて「思ったよりも甘くない」と感じた経験はありませんか。
本記事では、深谷ベジタブルコミュニケーション株式会社の野菜ソムリエ上級プロである松村佳代さんに、甘くする寝かせ方を聞きました。
収穫直後のサツマイモが甘くない理由
収穫したばかりのサツマイモは、実はそれほど甘くありません。中身の大半はでんぷんで、まだ糖に変わっていない状態だからです。
サツマイモは収穫された後も生きており、貯蔵している間に酵素ででんぷんを糖に変えていきます。
この『糖化』が進むほど、甘みははっきりと感じられるようになるでしょう。掘りたてが甘くないのは、糖化の途中だからです。
収穫したサツマイモはどれぐらい寝かせる?
サツマイモを甘くするためには、すぐに食べずに寝かせます。
芋掘りなどで自分が収穫したものは、1か月ほど寝かせるのが目安。
※写真はイメージ
一方、スーパーマーケットで購入したサツマイモは、出荷前に貯蔵と熟成を終えているものが大半です。
そのまま食べて問題ありませんが、1〜2週間以内には食べ切りましょう。
家庭で寝かせる時の保存手順
家庭でサツマイモを寝かせる時は、以下の手順で保存してください。
・土は洗い流さず、乾いてから手で払い落とす。
・直射日光の当たらない場所で半日〜1日ほど陰干しし、表面を軽く乾かす。
・1本ずつ、乾いた新聞紙かキッチンペーパーで包む。
・ダンボールに入れ、温度変化の少ない日陰に置く。
寝かせるのに適した温度は13〜15℃で、玄関や台所の隅など、気温が安定した場所が向いています。
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サツマイモをおいしく寝かせるためにやってはいけないこと
サツマイモを洗ってしまうと水分が残り、カビの原因になりかねません。
また、サツマイモは乾燥にも弱いため、剥き出しのまま置かないよう気をつけてください。低温障害を起こす野菜でもあるので、冷蔵庫での保存には向きません。
ビニール袋での保存もNGです。中に水滴が発生しやすく、カビを招いてしまいます。
温度変化や雨風の影響を受けやすいベランダも、保管場所には適しません。
ねっとり系は寝かせて、ほくほく系は早めに
サツマイモには多くの品種があります。
安納芋やシルクスイートのような、しっとり系、ねっとり系の品種は糖化がぐんと進むタイプなので、時間をかけて熟成させてから食べるのがおすすめです。
一方、なると金時や紅あずまなどのほくほく系は、糖化がゆるやかに進みます。
長く置く必要はないため、比較的早めに食べてもおいしくいただけるでしょう。
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サツマイモを寝かせた後、じっくり加熱して調理すると甘みはより引き立つそうです。
松村さんに教わった寝かせ方で、サツマイモのおいしい季節を楽しんでくださいね。
[文・取材/ブリジア構成/grapeフード編集部]