くらし情報『「先生助けて…」兵庫の病床逼迫で町のクリニックに患者殺到』

2021年5月15日 06:00

「先生助けて…」兵庫の病床逼迫で町のクリニックに患者殺到

発熱外来を行ってきた兵庫県の長尾クリニック

発熱外来を行ってきた兵庫県の長尾クリニック



4月27日発売の女性自身で報じた新型コロナ変異株の脅威。大阪府ではコロナ重症患者向けの病床使用率が100%を突破。その影響で、軽症や中等症患者向けの病床も逼迫。「これからは重症化しても病院で治療を受けられず、自宅で死を待つだけといったケースが激増しかねない」という医療現場からの悲鳴を伝えていた。

だがその指摘は、すでに現実のものとなり始めている。

5月7日時点で大阪府が公表したコロナ重症病床使用率は159.4%。自宅療養患者は1万3千650人で、入院調整中の患者は3千169人にものぼるという。死者数は、過去最多の50人を記録した。


そして隣の兵庫県でも、同じような状況に陥っていた。拠点とする3病院の重症病床使用率は83%を突破。5月6日時点で入院調整中のコロナ患者は1千840人となり、自宅療養中の患者は1千743人にのぼるのだ。

そんななか、兵庫県尼崎市内にある長尾クリニックには毎日30~40人の発熱患者が押し寄せているという。長尾和宏院長は、現在の状況をこう明かす。

「この1年、屋外で発熱外来を行ってきました。今では行列ができるほど、患者さんが訪れるように。

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