内野聖陽 コロナ休業中も続けていた84歳実母への贖罪介護
自転車に乗る少し痩せた内野
内野聖陽(52)が愛車の後部座席のドアを開けると、そろそろと降りてきたのは、84歳になる実母だった。
かなり足も弱っているのか、杖をついている彼女の腕を内野が優しく支え、ゆっくりゆっくり自宅へといざなっていった。
5月17日にスタートしたNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で、内野はヒロイン・百音(清原果耶)の父・永浦耕治を演じている。
NHK関係者は次のように語る。
「耕治は若いころはトランペット奏者としてならした男性で、実家の漁業を継がず、地元の銀行に勤めているという設定です。クランクインは昨年9月下旬。当初、清原果耶さんは非常に緊張していたそうです。そんな彼女の悩みや不安を、内野さんが本当のお父さんのように聞いてあげていたのです。
ときおり、おやじギャグで清原さんを笑わせたり、現場の共演者たちをリラックスさせたりと、宮城県ロケではムードメーカーを務めていました」
そんな内野の新型コロナウイルス感染が発表されたのは5月13日のことだった。
「6日に発熱の症状があり、PCR検査で陽性が判明したそうです。幸いなことに『おかえりモネ』の撮影スケジュールにも影響がないことがアナウンスされました」