2017年11月1日 16:00
ダニ・カビ被害を防ぐ!「秋の大掃除」を効果的に進めるコツ
「年末の大掃除というのは、宗教的、儀式的な意味合いが強いようです。本来、掃除に向いているのは暖かい時期で、欧米では『スプリング・クリーニング』といって、春の大掃除が一般的なくらい。窓を大きく開けても凍えることもありませんし、気温が高いほうが汚れも落としやすいからです。大掃除は、本格的な冬がやってくる前に済ませてしまうのが合理的。忙しい年末に心の余裕も生まれますよ」
そう話すのは、『All About 家事・掃除・子育てガイド』の藤原千秋さん。そもそもお掃除の由来は、江戸時代、年末に江戸城内で大々的な掃除を始めたのがきっかけという説や、家々に新年の幸せをもたらす「年神さま」を迎えるために家中をキレイにするなど諸説ある。これまで当たり前のようにやってきた年末恒例の大掃除だが、合理的に考えると、秋のうちに大掃除は終わらせておくのがベストだという。
「秋は大量のダニの死骸でアレルギー症状が出やすい季節。
ですから、ダニが潜みやすい場所は、この時期に徹底して掃除に取り組みましょう。エアコンの内部、換気の悪いクローゼットの中や浴室などのカビ退治も秋のうちに終わらせて」