2022年8月19日 20:00
木村達成×須賀健太×早見あかり×安蘭けい×杉原邦生が語る『血の婚礼』の愛
9月15日(木) からBunkamuraシアターコクーンで上演される舞台『血の婚礼』。それに先立ち、8月10日(水) にキャストらによるトークイベントが開催された。『血の婚礼』は、スペインの伝説的劇作家、フェデリコ・ガルーシア・ロルカの代表作。ひとりの女性を巡り、命をかけて戦うふたりの男の姿、その愛と衝動を描く。
今回はトークイベントに先立って行われた取材会から、キャストの木村達成、須賀健太、早見あかり、安蘭けい、そして演出を担当する杉原邦生の声をお届けする。
ーー舞台『血の婚礼』の見どころを。
杉原スペイン演劇を専門とされている田尻陽一先生といっしょに新訳の台本をつくりました。今回はみなさんに届きやすい言葉で『血の婚礼』をお届けできると思います。
この美しいキャストの皆さんがドロドロの悲劇を演じる、そのけがれっぷりに注目いただけたら、きっと楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
木村出てくるキャラクターがそれぞれの欲望を持って突っ走っていく作品です。僕はレオナルドという、この物語のなかで唯一名前を与えられている役。翻訳を担当された田尻さんとお話をしたところ、レオとはライオン、つまり百獣の王であり、作者であるロルカが思い描いた理想の男性だと聞きました。