2022年5月6日 14:00
市川猿之助、中村壱太郎との共演「二人を観る会」は、「シンプルだけど熱っぽい」
市川猿之助×中村壱太郎「二人を観る会」公演が5月に日本教育会館 一ツ橋ホールにて開催されることが決定した。今回の公演では、素踊り『種蒔三番叟』と歌舞伎舞踊『お祭り』を披露。貴重な公演を前に、猿之助が取材に応じ、公演の見どころや意気込みを語った。
「今日は『二人を見る会』の会見だというのに、なぜか僕だけ」と苦笑いを見せた猿之助は、同じ大学の先輩・後輩の間柄でもある壱太郎について、「歌舞伎役者としても僕に近いタイプだし、研究熱心。昔の役者の定義からすると、つまらない人間かもしれないが、一般常識があり(笑)、社会の中でちゃんと暮らしていける役者」と分析し、「持ち味は違うが、まっとうな二人がお届けする、まっとうな会ですね」と笑いを誘った。
何より「お芝居が好きであることが共通点」だといい、「二人とも冷静というよりは、テンションがあがって興奮しがち。いい意味で、昔の自分を見ているようだし、壱太郎くんは興奮しないように自制すると思うので、それを邪魔しようと(笑)。シンプルだけど熱っぽい舞台になるはずで、それが売り。
そこだけが売りかな」とアピールした。
今回の「二人を観る会」は、コロナ禍でも表現の場を追求し続ける壱太郎の思いをくみ取った形で実現したそうで、「きっと僕と踊ってみたいという、彼からのリクエストがあったのかな。