母と息子の関係性を描く、新たな解釈。serial number『All My Sons』開幕
演出家の詩森ろばが主宰するserial numberの公演、『All My Sons』が10月1日(木)、シアタートラムにて開幕する。
『All My Sons』はアメリカの劇作家、『セールスマンの死』などでも知られるアーサー・ミラーが1947年に書いたデビュー作。ニューヨークでロングランを記録、日本でもたびたび上演されており、『みんな我が子』の邦題で知られている。舞台は第二次世界大戦後のアメリカ。21人の若者を死に追いやる事故の原因となった、飛行機部品工場の経営者一族の姿を描く。仕事に対する考え方が対照的な父と息子。行方不明になってしまった弟。多くの命を死に至らしめた事故に対して、家庭の中に起こるひずみに対して、父はどう対峙するのか……。
戦争の影が色濃く残るなかで、平凡な家族が少しずつ悲劇へと突き進んで行く。
https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_00f3ecb0-48c3-4605-838e-15516527b212.html )」では詩森自身がチラシに込めた意味や作品への取り組み方を詳しく語っている。
serial number05『All My Sons』
作:アーサー・ミラー
翻訳・演出:詩森ろば
10月11日(日)まで
会場:シアタートラム
文・釣木文恵