2021年8月3日 21:30
テーマは「隣人と粋でいなせな日」 街なか芸術祭「すみだ向島 EXPO2021」10月開催
「すみだ向島 EXPO2021」が10月1日(金)より、1カ月に渡りを開催される。
「すみだ向島EXPO」は、 東京の下町で独自の進化を遂げ続けてきた、 すみだ旧向島エリアを舞台にした街なか芸術祭。「新しいまちづくり」と「アートフェスティバル」の融合を試み、 第1回目となる昨年は約2カ月間の会期中に3,000名に及ぶ方々に訪れたことで話題となった。
本EXPOでは、向島エリアに多く残る住居同士を板で仕切った1棟建ての集合住宅=「長屋」が戦前から育んできたユニークな生活文化の価値を、社会が変革する今あらためて評価。現在まで受け継がれてきた、この風景や文化をアップデートし次世代に継承していくため、建築と人・芸術を通じてその価値を内外に発信していく。
長屋文化の多く残る“すみだ向島”は古くからの木造建築が密集するため、 防災や街づくりの観点でも長年課題を向けられてきた場所でもある。だからこそ、2000年に開催された「向島博覧会」を皮切りに約20年、国内でも先進的な取り組みとして、まちづくりとアートの試みが行われてきた。
今年のテーマは長引くコロナ禍の影響により地域交流が希薄化する中、 ニューノーマルな形で街に賑やかさを取り戻したいという想いから「隣人と粋でいなせな日」。