ELAIZA、クリスマスに初のワンマンライブ“Paradise Lost”開催 オフィシャルレポート到着
女優、映画監督、モデル、カメラマン、シンガーなど、多才なクリエーターの顔を持つ池田エライザが、歌手・ELAIZA名義として初のワンマンライブ『ELAIZA 1st ShowCase LIVE “Paradise Lost”』を12月25日に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催した。
突き刺すような寒波がおとずれたクリスマスに行われた本公演は、11月にリリースされた1stアルバム『失楽園』で示した現代社会の疲弊と楽園の喪失、そして再生の世界観を全身で享受できるような内容で、満席の観客とともに生まれるシナジーによって多幸感に包まれていた。
ELAIZAはスキルフルなミュージシャンとともにみずみずしい生命力でどの曲も鮮やかに披露。音響、照明などの演出チームの世界観のシンクロが素晴らしく、ELAIZAも完全に信頼して身を委ねている様子が、この1回のライブに向け積み上げてきた完成度を物語っている。
それによりELAIZAは歌の表現に完全に集中。これまで歌番組ではカバー曲を幾度も披露してきたが、歌唱力だけではない、内から湧き出るエネルギーの神々しい歌声に惹きつけられた。
ハイライトのひとつは自らが作詞した「Antique」。未来の地球環境への嘆きをワルツに乗せ、極彩色の照明とベース轟く重低音は混迷を極める世界となる中、柔らかなアコーディオンとささやくようなELAIZAの歌声が、微かな生命の未来への願いを示していた。
10代から常に表現者として歩んできたELAIZAが、様々な葛藤を乗り越え音楽という自分自身を表す世界に飛び込み迎えた1stライブ。あふれる感情からか涙がこぼれる姿が印象的だった。
本編最後に披露されたのは大地の鼓動と生命力を感じる壮大なバラード「惑星」。大型スクリーンに映し出された宇宙にたたずむ地球と、そこに生きる人々のささやかな日々とのダイナミクスが描かれ、昂る想いをこらえ歌うELAIZAの姿に多くの観客も涙を流す姿が見られた。
アンコール最後の1曲はELAIZAがアルバムの中でも特に大切にしている曲の1つである「Paradise Lost」。手持ち型のシンセサイザーを携え幻想的な弾き語りから始まり、会場を柔らかく包み込む歌声とのアンサンブルが、幸福な一夜の儚い終焉を心地よく告げていた。
終盤には、2022年3月から4月にかけて東京・神奈川・大阪のビルボードライブを巡るビルボードツアー全6公演の開催を発表。ツアーはアルバム『失楽園』を新たに解釈した世界観・コンセプトになるとのことで、ジャズ編成でパフォーマンスが行われる。
<公演情報>
ELAIZA 1st ShowCase LIVE “Paradise Lost”
12月25日(土) 東京・EX THEATER ROPPONGI