2022年2月22日 22:00
加藤和樹×水田航生 尊敬し合う関係のふたりが挑む、愛憎劇『冬のライオン』稽古場インタビュー
撮影:源賀津己
英国国王ヘンリー二世とその家族を軸にが、愛と憎しみと欲望をたぎらせて激突する舞台『冬のライオン』。森新太郎の演出のもと、ヘンリー役の佐々木蔵之介や王妃エレノア役の高畑淳子など巧者揃いの布陣によって、赤裸々な権力争いのドラマが幕を開けようとしている。初日を目前に、長男リチャードを演じる加藤和樹、フランス王フィリップに扮する水田航生、人気と実力を兼ね備えた精鋭ふたりが、熱量高い稽古場での奮闘の日々を語る!
遠い中世の物語というより意外に身近な、家族間の揉め事
――開幕も間近ですが、稽古場ではどんな手応えを得ていらっしゃいますか?作品の印象の変化、発見などもお聞きしたいです。
水田いや、「手応えがある」なんて言ったら(演出の)森さんに刺されるので〜。
加藤ハッハッハ!
水田稽古場で起きていること、言われることをまだまだ純粋に吸収している段階で、必死です(笑)!作品については、最初に思っていた感じとはガラッと変わりましたね。最初はすごく構えていた部分があったんですが、結構笑いどころが多く、今は皆で楽しく、笑いながら稽古が進んでいる状況です。
加藤僕も、最初に4日間の本読みをやった時と、立ち稽古に入った現段階では、まったく印象が違いますね。