2022年5月17日 12:00
阿弥陀如来にかかわる華麗で多様な美術を紹介『阿弥陀如来 浄土への憧れ』5月28日より開催
日本仏教の展開とともにさまざまな様相を見せ、仏教美術の柱のひとつとなっていった阿弥陀如来とその信仰を紹介する『阿弥陀如来 浄土への憧れ』が5月28日(土)より青山・根津美術館にて開催される。
誰もが知るほとけである“阿弥陀さま”は、飛鳥時代にはすでに信仰されており、のちに浄土信仰が盛んになると極楽往生へと導く救いのほとけとして、国中で崇められるようになった。
同展では、平安時代後期全国へと広まった、信濃国(現在の長野県)の善光寺への信仰を描いた《善光寺縁起絵》や、鮮やかな朱と緑の衣に金泥を多用し精緻な文様を描き込んだ高麗の《阿弥陀如来像》など、同館所蔵の仏画を中心に、日本における阿弥陀信仰の歴史とその広がりを概観し、仏教を国教としていた高麗における作例もあわせて紹介。
阿弥陀如来にかかわる美術の華麗で多様な世界を展観する。
《阿弥陀三尊来迎図》日本・鎌倉時代14世紀根津美術館蔵
《当麻曼荼羅》(部分)日本・南北朝時代14世紀根津美術館蔵
重要文化財《善光寺縁起絵》(中幅)日本・鎌倉時代13~14世紀根津美術館蔵
【開催概要】
『阿弥陀如来 浄土への憧れ』
会期:2022年5月28日(土)