2020年1月24日 07:30
観客をねじ伏せる圧倒的ラストシーンは必見 『デスノート THE MUSICAL』ゲネプロレポ ート
『デスノート THE MUSICAL』が開幕した。
日本累計発行部数3000万部超。伝説のコミック『DEATH NOTE』が初めてミュージカル化されたのは2015年のこと。音楽は、本場ブロードウェイの作曲家、フランク・ワイルドホーン。そして演出は、日本を代表する演出家、栗山民也という万全の布陣で挑み、高い評価を得た。その後、2017年に再演。国内のみならず、海外(台中)でも公演を打ち、現地の観客から喝采を浴びた。
そんな世界規格の日本発ミュージカルがオール新キャストで2020年に再始動。
夜神月(やがみ・らいと)役は村井良大と甲斐翔真のWキャスト。エル役は髙橋颯という新旋風の期待高まるキャストが揃った。今回は、甲斐翔真が夜神月 役を演じたゲネプロの模様をレポートする。
天才VS天才。めくるめく頭脳戦が、ミュージカルで甦る
カーテンコールのために客席の灯りがつく。けれど、心が、体が、まだ作品の世界から抜け出せない。皮膚に、重い一撃を喰らったあとのような痺れだけが残っている。それほど圧倒的なラストシーンだった。
名前を書いた人間を死なせることができる死神のノート・デスノート。