ちばてつやさん死去 妻がコメント「漫画家として本当に幸せな人生でした」ファン、関係者に感謝の思い伝える
ちばてつや氏 (C)ORICON NewS inc.
漫画『あしたのジョー』などで知られる漫画家・ちばてつやさんが今月22日、都内の病院で死去したことが27日、わかった。87歳。日本の漫画界に大きな功績を残したちばさんの訃報を受け、ちばさんの妻・幸子氏がビッグコミックの公式サイトを通じてコメントを発表した。
喪主を務める幸子氏は「ちばてつや(本名千葉徹弥)は、10月22日18時に都内の病院にて逝去いたしました」と報告した。数々の名作を世に生み出してきたちばさん。その功績を踏まえ「87年の生涯を現役として、画業70年の長期に渡り、数多くの読者の皆様にご支持頂けましたことは、漫画家として本当に幸せな人生でした。生前お世話になった関係者の皆様、作品を愛してくださった読者の皆様に心より感謝申し上げます」とつづった。
そして「葬儀におきましては、家族葬にて執り行ないました。
ご弔問、ご供花、供物、ご弔電はまことに勝手ながら辞退させて頂きます」とも伝えている。
ちばてつや(本名:千葉徹弥)さんは、1939年(昭和14年)1月11日、東京築地の聖路加病院で生まれる。同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。1945年終戦の翌年中国より引揚げる。その後、1950年、友人の作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年、単行本作品でプロデビュー。1958年『ママのバイオリン』で雑誌連載を始め、1961年『ちかいの魔球』で週刊少年誌にデビューを果たした。
主な作品に『1・2・3と4・5・ロク』、『ユキの太陽』、『紫電改のタカ』、『ハリスの旋風』、『みそっかす』、『あしたのジョー』、『おれは鉄兵』、『あした天気になあれ』、『のたり松太郎』など。
公益社団法人日本漫画家協会会長で、2002年に紫綬褒章、2012年に旭日小綬章、2014年に文化功労者、2024年に文化勲章の受章者に選ばれた。日本漫画家協会では2012年7月から2018年6月まで理事長を務め、2018年6月から同協会会長を務めていた。
文化勲章の受章者に選ばれた際には、自身のブログで「この度は、はからずも、文化勲章という、大変名誉な受章のお知らせがありましたので、皆様にご報告いたします。ここ数年、ちょっと体調をくずし、さらに最近は、眼の手術を受けたりして、現在は、連載中の仕事も、お休みを頂き、グズグズと怠惰な日々を送っていたところでしたので、何だか申し訳ないやら、面映いやらで、本当にびっくりしています」と驚き。「さて、私が七十年近く、描き続けてきた漫画、コミック。今でこそ世間の皆さんが、年齢を問わず、当たり前のように楽しんで、読んでくださっていますが、考えてみると漫画は、昔はほぼ、子どもだけが楽しむものでした」と漫画家人生を回顧していた。