「また怒っちゃった…」をなくしたい!『イライラとの付き合い方』発達専門の小児科医ママに学ぶ【医師監修・執筆連載①】
「今日こそ怒らないように気をつけよう」 そう思って一日を始めても、気がつけば大きな声を出してしまっていた。 そんな経験、ありませんか? 特に子育てや家事、仕事そして自分のことも大切にしたい!と考えながら毎日マルチタスクをこなすママは、「しつけ」も精一杯工夫したいところ。けれど、きょうだいがいる場合、年齢に応じた対応の違いや叱り方に戸惑うことは当たり前です。そんなママたちの悩みを同じように経験してきた私が体験談を交えつつ、専門医の知見と子育て研究家としての様々な角度から、イライラとの付き合い方、そして効果的な叱り方について、2回に分けてご紹介します。
「怒ってばかり」のモヤモヤ、あなただけじゃありません
「朝から怒ってばかり…」 「こんな叱り方でいいのかな…」 「また感情的になってしまった…」 子育て中のママなら、誰もが経験するこんな思い。特に2歳以降の幼児期は、子どもの行動範囲が広がり、好奇心旺盛な反面、危険な行動も増える時期です。しかも口ごたえまでするようになってきた大きいお子さんがいる場合は、宿題や習い事など、新たな課題も加わってきます。例えば、こんな場面、心当たりはありませんか?
朝の支度中、まだパジャマを着たままの上の子に「早く着替えて!」