長く付き合っていても、許せない行動を取られた場合には、呆気なく破局を迎えることもあるもの。長く付き合って信頼を築いていたからこそ、裏切られたときには怒りも大きくなるのかもしれません。そこで今回は、長続きカップルが「別れの決定打となった瞬間」について紹介します。一向にお金を返さない「どうしても引っ越しをしたいけど資金が足りないと彼女が言うから、次のボーナスで返すという約束で貸しました。でも、一向に返してくれる気配がないまま1年近くが経過。“さすがにそろそろ返してよ”と言ったら“もうちょっと待ってよ”と逆ギレされて…。これは無理だと思って、すぐに返金してもらって別れました」(30代・男性・公務員)いくら長く付き合っているカップルとはいえ、お金の問題はきちんとしなければいけません。貸し借りを曖昧なままにしておくと、信頼関係に亀裂が入ることになるだけ。お金にだらしない人と一緒にいると大きな迷惑をかけられる危険性もあるので、別れを考えるきっかけには十分なり得るでしょう。気づいたらヒモ状態になっていた「彼が急に会社を辞めて、そのまま転職もせずに私の家に入り浸るようになりました。“早く仕事見つけなよ”と何度言っても“わかってる”しか言わないし、気づいたらヒモ状態になっていたので、この人とは将来を考えられないと思って別れを決意しました」(20代・女性・飲食)恋人が大変なときやツラい状況のときには、助けてあげようと思うもの。でもそれによって、ずっと甘えられたり依存されたりしたら、さすがに嫌気が差すはずです。ヒモのような男性とは将来も考えにくいので、結婚願望がある女性であれば、付き合っていくことも難しくなるでしょう。隠れて婚活アプリをやっていた「たまたま彼女のスマホが見えたときに、マッチングアプリみたいなのをやっていたんです。慌てて調べたら婚活アプリだったので、彼女を問い詰めたら、“友だちと一緒に試しにやってみただけ”って……。もうお互いに惰性で付き合っているような感じではあったので、それが終止符を打つきっかけにはなりましたね」(20代・男性・エンジニア)恋人が隠れてマッチングアプリを利用していることを知ったら、当然ショックを受けるはずです。自分以外の人との出会いを求めているという証拠でもあるので、交際の終わりも感じるかもしれません。しかも婚活用のアプリだった場合には、自分との結婚は無理だと思っていることも伝わってくるので、より別れにつながりやすくなるでしょう。「まだ自信がない」と結婚を断られた「数年前に結婚したい気持ちを伝えたら、もう少し待ってほしいと言われて、お互いに30代になったので再度思いを伝えたら、“まだ自信がない”と断られました。そのときに、これ以上この人を待っていても意味がないと思って、別れを告げました」(30代・女性・金融関係)長く付き合っていたのに別れてしまう原因として、結婚のタイミングが合わないというのはよくあること。自分が結婚したい思いを伝えてもはぐらかされてしまうのであれば、もう付き合っていくのは難しいと感じるのは当然です。「まだ自信がない」という曖昧な返答では納得できないでしょうし、「この人はもういいや」という気持ちにもなるかもしれませんね。付き合いが長くなり惰性で一緒にいるようになってしまうと、そこから関係性を発展させるのは難しくなりがちです。相手に甘えて自分勝手な行動ばかりを取ると、いずれ見捨てられてしまうでしょう。©ponta1414/Adobe Stock ©metamorworks/Adobe Stock文・山田周平
2024年07月26日夏は帰省やイベントも増え、いつもと違う人と交流することで、感情がモヤモヤと揺れることがあるかもしれません。今回は親(や親族)、昔からの友達、イベント、と3タイプに分け、それぞれでモヤモヤと感情が揺れたときの対処法を解説しています。このモヤモヤとうまく向き合うことができれば、それは幸せになるチャンス。ぜひ参考にしてみてください。夏本番!この時期感じるモヤモヤや落ち込みの正体と気持ちを整え恋愛する方法【おおしまりえの恋愛道場】vol. 260毎日暑い日が続き、夏本番という感じです。この時期、帰省をしたり、休みを利用して学生時代の友達と久々に会ったりする人も増えるでしょう。懐かしさを感じる一方で、モヤモヤを抱く人も多いのがこの時期の特徴です。特に結婚を意識する年齢であれば、周りの近況を聴いてやきもきしたり、帰省したら親に口うるさくされ萎えたりしたという人もいます。こうした“夏のモヤモヤ”とは、どう向き合って前に進んだらよいのでしょう。今回は、親(や親族)、友達、イベントという3つに分け、それぞれモヤモヤの正体と対処法をご紹介します。親に感じるモヤモヤの正体は「罪悪感」かも夏に感じるモヤモヤ感は、それぞれ対象との関係やシーンによって、根っこが異なります。3つに分けながら、ご自身が抱く感情の正体を探っていきます。親や親族にモヤモヤ久々に親や親族に会ったら老いを感じたりするものです。そんな子どもの気を知ってか知らずか、親も「誰かいい人がいたりするの?」「こっちにはもう帰ってこないの?」なんて発するものだから、一気に気持ちがズーンと落ちることはないでしょうか。親とのやり取りで感じるモヤモヤの正体は、ズバリ「罪悪感」であることが多いです。親の期待に答えていない自分や、答えたいけどうまく行動できない自分に対して、罪悪感の芽がニョキニョキと育っているのです。ここで焦りを感じ、一念発起して婚活や転職を頑張ろう…とする人がいますが、ちょっと注意が必要です。罪悪感を起点に行動を起こすと、自分の本心が後回しのまま現実が進むため、どこかのタイミングで無理が生じて、苦しくなることが多いです。例えば、「親のことも心配だし、自分も焦りを感じるから婚活を頑張ろう」と考える女性は多いですよね。優しい考えである一方、親を安心させる目的のまま婚活をすると、自分の幸せの優先順位が下がるため、どこかで「やっぱり無理!」となりやすいのです。こうした湧き上がる罪悪感を対処するには、モヤモヤを感じたらそのつど自分にOKを出してあげることが効果的です。親を安心させられない自分でOK親の期待に答える人生を送ってなくてもOK親にガミガミ言われてしょんぼりしてもOKなんでもOKを出していくと、ちょっと明るく前向きになれるものです。罪悪感が問題なのは、湧き上がるとその感情の大きさのままに、心の中で自分を責めてしまうことです。自分で自分を責めた結果、幸せになれればよいですが、そうはなりません。つまり罪悪感を抱えこむだけ無駄!だからこそ、こまめにOKを出して、打ち消していくことが大切です。友達にモヤモヤするのは、過去の関係を引きずっているから友達との久々の再会に、楽しい気持ちになる一方で、近況報告を聞いたら違和感を覚えることはよくあります。「彼氏ができた」「結婚した」「子どもができた」「仕事が楽しい」「この前ご褒美にこれを買った」などなど。楽しい近況を聞きながら、ふと「あれ、私、なんか取り残されているかも」と寂しさを覚えることも多いです。こうした負の感情を抱く原因は、人間関係を築く時、人は無意識に立ち位置やキャラ、序列などを意識し、つながりを作る性質があることに起因します。具体例を出しながら、もう少しわかりやすく解説します。例えば仲良し4人グループがいたとしたら、それぞれキャラがなんとなく決まっていたりするものです。言い出しっぺがいて、まとめ役がいて、盛り上げ役がいたり、みんなに静かについていく協調性の高い子がいたり。こうしたなんとなくの役割を、自分自身も人間関係で意識したことはあるかもしれません。このなんとなく決まった役割の意識は、数年間のブランクの後に再会したときも発揮されることが多いです。つまり、久々の再会をしたとき、無意識に同じような立ち位置や距離感でコミュニケーションを取っていると、相手が想像と違う変化を遂げていると、戸惑いや寂しさにつながりやすいのです。おっちょこちょいな子がすごく素敵な女性になっていたり、ぼんやり周りについていくだけの子が、堅実に結婚して家庭を築いていたりすると、「あれ?なんか私って大丈夫?」と、戸惑ったりすることは良くあります。これは、過去の立ち位置をベースに関係をもう一度築こうとするから、起きてしまうんです。こうした変化に対するモヤモヤを対処するには、自分と相手の比較を意識的にやめ、相手の頑張りを受け入れ、参考にしたり、称賛したりすることで気持ちは解消します。「あの子はこんなに変わったのに、私は…」と、過去の基準を相手にするからしんどくなるのです。変化の大きさというのは、人や時期によって異なります。だから比べるのではなく、「あの子はすごく頑張った」で終わらせればOK。嫉妬心や罪悪感を覚えるようなら、むしろそのパワーを自分の行動に変え、一歩踏み出せるとなお良いでしょう。夏のイベントにモヤモヤ夏は大小様々なイベントが開催されます。忙しい毎日だと、年齢が上がるほどこうしたイベントには疎くなり、横目で眺めながら少しさみしい気持ちになることもあります。こうした気持ちは、ただシーズンが過ぎるまで我慢するのもよいですが、元気があるなら、「じゃあ自分の理想の過ごし方はどんなものか?」と、改めて考える時間を取ってみることもオススメします。「イベントを楽しみたかったな…」という気持ちは、誰と行きたかったのか、イベントで何をしたかったのか、そもそも夏はどんな風に過ごしたかったのかと、どんどん具体的に考えてみます。理想の解像度を高めると、あなただけの最高な過ごし方が見えてきます。もしそこに恋人がやっぱりいたらいいなと思ったら、ここから婚活を始めてみるのがよいでしょう。理想の解像度は高ければ高いほど、お相手探しも具体的になり進みやすくなりますよ。夏はいい出会いへの欲求や、出会う機会も増えるため、気持ちから行動に起こしやすいと言われています。もちろん、「ひと夏の恋」で終わってしまうこともありますが、何も起きずにぼーっと過ごすよりも、充実する可能性は高いです。ぜひモヤモヤを感じたら立ち止まり、気持ちに寄り添いながら、前に進んでいきましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Drobot Dean/Adobe Stock文・おおしまりえ
2024年07月26日自分の星座と血液型によってどのような特徴を持ち、どのように婚活を進めるべきかを知ることはとても重要です。この記事を読むことで、自分の強みや魅力を最大限に活かし、婚活で成功するためのヒントが得られます。さあ、自分の星座と血液型の組み合わせが婚活でどれだけ活かされるのか、一緒に見ていきましょう!■第3位:やぎ座×AB型やぎ座×AB型の女性は現実的で堅実な性格と独特な魅力を持ち、非常に魅力的な存在となります。彼女たちは計画性があり、婚活の場でもその冷静さと洞察力が光ります。男性から見ても、しっかりとした将来設計を持つ彼女たちは信頼できる存在と映ります。自分の強みを活かしつつ、柔軟な対応を心がけることで、より良い出会いが期待できます。■第2位:てんびん座×O型てんびん座×O型の女性はバランス感覚に優れており、フレンドリーな性格が加わることで、非常に魅力的な存在となります。彼女たちは人間関係を大切にし、男性とのコミュニケーションもスムーズに行えます。婚活の場では、その自然な笑顔と親しみやすさが大きな武器となり、多くの男性から好感を持たれるでしょう。自分らしさを大切にしながら、新しい出会いに積極的に挑戦すると良い結果が期待できます。■第1位は...第1位は、おとめ座×A型おとめ座×A型の女性は細やかで繊細な性格と真面目さがあり、非常に魅力的な存在となります。彼女たちは男性に対して細やかな気配りができ、自然と相手を癒す力を持っています。婚活の場では、その優しさと繊細さが大きな魅力となり、多くの男性から好感を持たれるでしょう。自分の感情を大切にしながら、素直な気持ちで接することで、素敵な出会いが待っています。(千夜/占い師)(ハウコレ編集部)
2024年07月24日自分の星座と血液型によってどのような特徴を持ち、どのように婚活を進めるべきかを知ることはとても重要です。この記事を読むことで、自分の強みや魅力を最大限に活かし、婚活で成功するためのヒントが得られます。さあ、自分の星座と血液型の組み合わせが婚活でどれだけ活かされるのか、一緒に見ていきましょう!■第6位:しし座×B型しし座×B型の女性は自信に満ち溢れており、周囲を魅了する存在になります。自分の意見をしっかり持っており、男性に対しても堂々と接することができます。婚活の場では、その自信と明るさが大きな武器となり、多くの男性を惹きつけるでしょう。ただし、少しだけ柔軟性を持つことで、さらに良い結果が期待できます。■第5位:おうし座×O型おうし座×O型の女性は安定感と社交性を兼ね備えがあり、非常にバランスの取れた魅力的な存在となります。彼女たちは誠実で信頼性が高く、婚活の場でもその真面目さが評価されます。男性から見ても、安心感を与える存在であり、長期的な関係を築くのに適しています。自分のペースを大切にしながら、新しい出会いに積極的に挑戦すると良いでしょう。■第4位は...第4位は、うお座×A型うお座×A型の女性は感受性が豊かで、非常に優しく思いやりのある存在になります。彼女たちは男性に対して細やかな気配りができ、自然と相手を癒す力を持っています。婚活の場では、その優しさと繊細さが大きな魅力となり、多くの男性から好感を持たれるでしょう。自分の感情を大切にしながら、素直な気持ちで接することで、素敵な出会いが待っています。(千夜/占い師)(ハウコレ編集部)
2024年07月24日人の本性はなかなかわからないものですよね。今回は、ゆりゆ(@yuri_konkatsu)の実体験をもとに描いた人気漫画『婚活で出会った男性とドライブしたら彼が豹変した話』をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるキッカケになれば幸いです。あらすじ初めての婚活パーティーで、ユリは1人の男性とカップリング。その男性であるTさんと初デートへ行くと、意気投合し楽しく過ごせました。しかし帰り際、Tさんは周囲に人がいるにも関わらず、顔を近づけてきて……。その行為にユリは困惑したものの、まだやりとりは続いていて?その後も男性とは……ドライブデートのお誘い……誘惑に負ける……次はドライブデート……!?Tさんからのドライブデートの誘いに、迷いながらも誘惑に負け、行くことにしたユリ。果たしてTさんとのドライブは無事に楽しめるのでしょうか……?
2024年07月23日第一印象の記憶はいつまでも残りやすいもの。特に合コンや婚活パーティなどでは、初対面の印象が大事になってくるでしょう。とはいえ、男性が女性のどんな部分を重点的に見ているのかはわからないですよね。そこで今回は、男性が「初対面で好意を持つ女性」の特徴をご紹介します。率先して挨拶してくれる「彼女とは飲み会で知り合ったのですが、彼女のほうから率先して“はじめまして、です!”と挨拶してくれたんですよね。基本的に男性のほうから自己紹介することが多いから新鮮で、あのときの笑顔で一瞬にして恋に落ちました」(26歳/SE)異性との会話では、どうしても受け身になってしまう人も多いもの。だからこそ自ら挨拶するだけで、相手の記憶にも残りやすいようです。ツッコミ上手「男性のくだらないボケに引くんじゃなくて、とっさにツッコんでくれる女性は惹かれますね。初対面なのにここまで気が合うと、興味がわくというか。コミュ力や語彙力があるので、“一緒にいて楽しそう”って思います」(27歳/メーカー勤務)明るくてツッコミ上手な女性に好意を持ちやすい、という人も多いようです。しっかり話を聞いてくれる印象にもなるので、相手も嬉しいのではないでしょうか。誰に対しても笑顔で接する「婚活パーティなどに行くと、イケメンには笑顔なんだけど、そのほかには冷たい人っているんですよね……。そういう人を見ると、あからさますぎてガッカリします。逆に誰に対しても笑顔で接する人は好感が持てますし、実際にそういう人はハイスペ男性からも人気も高いと思います」(31歳/営業)本命だけに優しくして好意をほのめかす方法もありますが、初対面では逆効果な場合も。あからさまなひいきはせず、平等に接したほうが意中の男性からも興味を持たれやすいかもしれません。「写真撮っていいですか?」「とある女性陣と合コンしたときのこと。少しオシャレな居酒屋に行ったのですが、ひとりの女性が食事前に一言、“料理の写真撮ってもいいですか?”って聞いてくれたんです。最近は何でもかんでも勝手に撮る人が多いからこそ、些細な気遣いができて良いなと思いました」(30歳/通信)最近は何でも写真に収めがちですが、内心複雑な人もいるもの。一言「写真撮ってもいいですか?」と相手に聞くだけで、印象は全然違うでしょう。男性が「初対面で好意を持つ女性」の特徴をご紹介しました。男性は基本的に明るくて物怖じしないタイプに惹かれる人も多いようです。相手に興味を持つことはもちろん、自ら率先して楽しむことが好印象を残す秘訣かもしれませんね。©djile/Adobe Stock ©LIGHTFIELD STUDIOS/Adobe Stock文・和
2024年07月18日他人の本性は、すぐにはわからないものですよね。今回は、ゆりゆ(@yuri_konkatsu)の実体験をもとに描いた人気漫画『婚活で出会った男性とドライブしたら彼が豹変した話』をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるキッカケになれば幸いです。あらすじ初めての婚活パーティーで、ユリは1人の男性とカップリング。その男性であるTさんとデートへ行くと、意気投合し楽しく過ごすことができたようです。しかし、駅に着くと別れ際に男性がまさかの行動を……?人が行き交う改札前で……平静を装うも……思わず本音が……生理的に無理かも……?改札前でいきなりキス!?デートの別れ際、男性からのありえない行為に、驚きのあまり呆然としてしまうユリさん。男性にドン引きしてしまうも、次のデートの予定が決まっていて……。いざ会うも、男性の態度に“ある違和感”が!?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@yuri_konkatsu)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年07月17日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第176回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その62をお届けします。1.貯金額を聞く男【結婚引き寄せ隊】vol. 176それは30代から40代の男女が集まる飲み会に参加したときのこと。なかには恋人がいる人もいたものの、基本的には出会いを探しているシングルの男女が多く参加し、さまざまな仕事の人たちで盛り上がっていました。最初に同じテーブルで飲んでいた人たちは30代が多く、男女ともに婚活をしていて、出会いを探しているがなかなか相手が見つからなくてとみんなでグチを言い合うようなムード。それぞれの好みのタイプを言いながら、恋愛観について語るような感じでした。席替えになり、その次に同じテーブルになった人たちは30代後半から40代の男女が中心。ちょっとお酒もすすんでいたこともあり、恋愛観をすっとばして結婚観や、家庭を築くためにどのくらいお金があればいいかといった現実的な話題になりました。そこでふと、「コツコツ貯金してる」と自慢げに話すサラリーマンの男性が、「それで?みんないくら貯金してるの?」としつこく聞いてきます。正直に金額を言う人もいれば、お金のことを聞いてくるなんて…と怪訝な表情の女性も。私は「貯金はほとんどない!」ときっぱり言うと、「それは悲惨!」と切り返され、「一生独身だったら貯金しか頼れないんだから」と貯金の大切さを説かれました…。いや、本当の貯金額を初対面の相手に言うわけないだろうよと心の中でつぶやきながらも、貯金は確かに大事だけど、初対面で絡んでくるタイプの男性は厳しいなあ…とほとほと困惑したのでした。2.グイグイきすぎる男それは30代がメインとなる婚活パーティに参加したときのこと。いつものように自己紹介タイムから始まって、短い時間ながら、どの男性も女性もさわやかな印象。このパーティならよさそうな人がいる雰囲気もしていました。その後、フリータイムとなった際、はきはきと話していた好青年タイプの男性とうまくふたりきりのシチュエーションとなり、あらためて自己紹介をしようとすると…さほど眼中になかった別の男性が「ちょっと入れてー!」と、ふたりの間に入ってきました。え!と驚いたものの、とりあえず気を取り直して話そうとすると、「じゃあまず、俺から」と、後から来たわりに遠慮がなく、しかもやたら長めに自分語りを始めました。婚活パーティといえば短時間で勝負しなくてはいけない場。もうひとりの男性にアピールしたいのに、後から来たどうでもいい男性の語りをいつまで聞けばいいのかな…とぼんやり思っていたら、なんとフリータイムが終わってしまったのです。愕然。結局、仲良くなりたかった男性は別の輪の中に入ってしまい、もう十分だというのに私は俺さま気質の男性につかまってしまったのでした。これでほとんどのフリータイムを消化してしまったため、最後のマッチングもしないまま、来たときと同じようにトボトボとひとりで帰るハメになったのでした。3.再々婚相手を探す男それはプチお見合いとでもいうような少人数の婚活パーティに参加したときのこと。大勢の参加者がいるパーティよりも、じっくりと話せるメリットがあるプチお見合いには、結婚相手を探そうとする本気度の高い男女が集まっていました。どの男性も誠実そうで、ひとりずつ話してみると、すぐに「結婚したらこんな家庭にしたくて…」と、将来の家庭像を共有できる相手を真剣に探している様子が伝わります。そんななかで、交換したプロフィールカードに「2度結婚に失敗」と書かれた男性がやってきました。とくに相手が初婚でなければとは思っていなかったものの、仕事の内容や将来像を聞く前に、これまでの結婚事情をまず聞いてみようかなと思ったら、その男性のほうから「気になりますよね?」とその話題をふってくれました。話を聞くと、いずれもその男性いわく「つい魔がさして」浮気した結果、離婚につながったとかで…。「隠してもどうせバレちゃうんで」と正直に話す姿勢は潔いものの、2回とも離婚理由が浮気だなんて。経済力のある男性だったのでモテるのかもしれないなと思いながらも、なかなか自分にはハードルが高いなあと、その話を聞きながら、「絶対ない」と確信したのでした。出会いを探していると、思いがけないタイプの男性に出会うこともあります。みなさんの未来が素晴らしいものでありますように!文・かわむらあみり©maroke/Adobe Stock文・かわむらあみり
2024年07月16日初めて会う人の本性はなかなかわからないものですよね。今回は、ゆりゆ(@yuri_konkatsu)の実体験をもとに描いた人気漫画『婚活で出会った男性とドライブしたら彼が豹変した話』をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるキッカケになれば幸いです。あらすじ初めての婚活パーティーで、ユリは1人の男性とカップリング。その男性であるTさんとデートへ。初めは警戒していたけれど、意気投合し楽しく過ごせたことに大満足し……。充実したデートに大満足……次の約束も……ところが別れ際……別れ際に男性がまさかの行動を……!?Tさんとデートをし、楽しめたようすのユリ。次の約束もし、心を躍らせているようですね。しかし、別れ際にTさんが驚きの行動をとってきて……!?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@yuri_konkatsu)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年07月12日マッチングアプリの出会いは手軽ですが、あっという間に婚活疲れを引き起こす点が特徴です。こんなとき、気持ちの持ち方を変えることが大事になりますが、どう切り替えるといいのか知らない人も多いものです。また切り替えた結果、いい出会いを引き寄せられたらなお嬉しいですよね。今日はそんな婚活疲れを切り替え、良縁を引き寄せるポイントを解説します。マッチングアプリの婚活疲れに効く!今すぐ婚活が改善する3つのポイント【おおしまりえの恋愛道場】vol. 259暑い季節になってくると、いろんなイベントが目に入ってきます。「やっぱり一緒に行ける彼氏がいたらいいなー」なんて思い、婚活を始める人も多いかも。でも、勢いよく始めた婚活も、取り組み方のツボを抑えないと、あっという間に疲れてしまいます。そもそも婚活での出会いの9割は、気持ちが動かない出会いだそうです。なるべく事前のやり取りで、そういった人を除外できたらよいのですが、すべてをブロックすることはできません。こうして引き起こされるのが婚活疲れなのですが、この婚活疲れは、見る視点を変えることで、起きにくくすることができます。今日は婚活疲れを回避し、いい出会いを引き寄せるポイントを紹介します。相手選びの苦痛は直感力を高める仕組みで解決!・相手を選ぶのが苦痛判断軸を1つか2つにして、一旦スピード重視で相手を選んでいくそもそも人は、「選ぶ」「決める」という行動をすると、心に負担がかかります。婚活はどうしても「相手を選ぶ」というアクションが発生しますから、慣れていない人にとっては苦痛なものになりやすいです。「何を基準に選んだらいいのか」「どういう人がいいのか」「見た目はいいけど、年齢が高いな」とか、色々な視点で見たとき、迷って一人ひとりについて考えるとぐったり…なんてのはよくあるでしょう。こんなときは、相手を選ぶ判断軸を1つか2つに絞り、直感的にお相手選びを進めるのがおすすめです。例えば、「見た目」「年齢」「身長」「年収」など、絶対譲れない条件を1つか2つ決め、直感的に判断していきます。なぜ条件を先に出すかというと、そもそも「この人いい」みたいな直感は、プロフィール一覧からは生まれにくいからです。つまり、一人ひとりのプロフィールをじっくり読み、頭を働かせるのはある意味無駄とも言えるのです。それよりも、直感的に判断し、それでも気になるなと思う人をちゃんと見逃さない方が大切です。細かい判断は、マッチングした後に決めればOK。こうすることで、皆さんの判断するエネルギーを節約することに繋がります。「メールでは分からない」は嘘!惹かれない相手は会わなくてOK・メールのやり取りをするのが苦痛やり取りが苦痛に感じる人を好きになる可能性は低い。挨拶から数ターンで空気感を感じて判断していく婚活を進めると、次にマッチングした相手とのメールのやり取りが発生します。多くの女性は、一度に複数人の男性とやり取りすることになり、とても疲れると耳にします。こんなときは、そもそもメールを苦痛に感じるほどの相手なら、その時点でお断りしてしまっていいと思います。筆者は過去に、マッチングアプリから結婚にいたったカップルを多く取材したことがあります。面白いのが、全員口を揃えて話していたのが、「メールのやり取りから自然と盛り上がった」と言っていたことです。つまり、メールでお互いの相性はだいたい分かるのです。ここで苦痛に感じるなら、チャンスはないのかもしれません。「会ったら違うかも」と、出会う前は考えがちですが、おおよそ大体ハズレ。だから無理にやり取りを長引かせる必要もないし、会って確かめる必要もありません。好みじゃない相手との時間は、その時の最善を探して充実させる・好みじゃない!すぐに帰りたい特に相手の何が許せないのか、どうしたら会わずに済んだかを振り返ると、次の出会いの質が上がります会った瞬間感じる「あ、間違えた」という感覚。誰しもあると思います。こういう時、その後数時間は、苦痛な時間になることは間違いないでしょう。しかし、苦痛な時間をただ苦痛に過ごしては、また同じ過ちを犯しかねません。そんなときは、デートをしながら「相手の何が違うと感じるのか」「どうしたら2人にとってこの時間を楽しいものにできるか」といった、自己分析と改善の視点を持って過ごしてみてください。自己分析をする際のポイントは、自己嫌悪に陥らないことです。「私がダメだから」「きっと結婚は無理だ」みたいな、自分責めや過剰なネガティブ判断はせず、ただ今この瞬間、気持ちが動かない相手とのデートを組んでしまった原因を探っていきます。おそらく以下のような点にたどり着くことが多いと思います。条件的に引っかかる相手を選んでしまった気持ちはないのに「会ったら違うかも」という期待を抱いてしまったお誘いにとりあえず乗ってしまったこうした原因が見えたら、次の出会いの機会に改善するだけでOK。気づきの発見は、その時間を尊いものにしてくれます。それと同時にやってほしいのが「2人にとって楽しい時間にするためにできること」を探すことです。具体的には、「どういう話ならお互い楽しいのか」「私はどうしたら楽しめるか」「彼はどんなことをしたら喜ぶか」などを会話から探していきます。集中力を使いますが、苦痛に耐えて疲労を蓄積するよりも、ずっと有意義な時間と達成感が得られます。“今の最善を尽くす”という選択は、その後の思わぬ発展やラッキーを引き寄せると言われています。例えば、ある婚活女性は、つまらないなと感じる相手との会話を頑張ったところ、恋愛関係には発展しなかったものの、趣味の場へのお誘いを受けたそうです。せっかくだからと、誘われたイベントに彼女が行ったところ、今の旦那さまと出会ったそうです。ここまで分かりやすい展開はレアケースですが、今できる全力を尽くすことで、次の道が拓けることはよくあります。婚活疲れは、誰にでも起きることです。しかし、そこで疲れに負けてやめてしまっては、未来は開けていきません。その疲れは適度に癒やしながら、前に進んでみてください。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©naka/Adobe Stock文・おおしまりえ
2024年07月11日人の気持ちは無意識のうちにあらわれてしまうだけに「こんなことを言ったら脈アリ」あるいは「コレをされたら脈ナシ。諦めた方がいいかも」という言動を知っておくと便利でしょう。恋愛対象として興味がある・ない人にどんなことをするのか詳しく見ていきます。【脈アリ】好きなタイプに当てはめる「好きな人がカジュアルな服を着ていたらカジュアル系がタイプと言うし、好きな人がおしゃべりだったらよく話す人が好きと言う。好きなタイプに当てはめて相手に気づいてもらおうとする」(32歳男性・マーケティング)このやり方で遠回しに告白する人は少なくないでしょう。もともと友人や同僚でズバリ告白するのが気まずい場合、回りくどい表現で恋心を匂わせるようです。逆に、何とも思っていない人から「こういうタイプが好み」と言われるのに対して、この男性は「じゃあ俺は違うね」と言うそうで。自信過剰と思われてもいいから可能性がないことを早い段階で伝えると言います。【脈アリ】肯定して共感する「好きな人の話はなんでも肯定する。全然そう思っていなくても、好かれたいからイエスマンになってしまう」(27歳男性・会社員)この男性は、好きな人が居心地良く過ごせるようにひたすら努力するそうです。「ずっと笑っていてほしいし、自分と一緒にいるときは安心してほしいから」と露骨な否定やダメ出しはしないと言います。つまり、脈アリか脈ナシか知りたいときは、あえて個人的で厄介な話をした方がいいということ。相手がどんなリアクションをするかで本音が見えてくるでしょう。親身になって共感する場合は恋愛対象として好かれているはずです。【脈ナシ】共通点を潰してくる「恋愛対象外の人には親しくなるきっかけを与えない。食べ物やファッションの好みが同じでも、あえて少しずらして意気投合しないようにしている」(29歳男性・IT企業勤務)というのも、この男性は友達から一方的に好かれて困った経験があるそうで、「話が盛り上がるとか共感し合うというのは、恋の可能性がない場合は地雷でしかない」と言います。相手から友だち以上の感情を察したら、共感できることであっても興味ないと言って距離を取るようです。ちなみに、この男性いわく「本気で付き合う気もないのに、自分から共通点を探して仲良くなろうとするヤツはヤリモク」とのこと。確かに、それはそうかもしれません。【脈ナシ】提案しない・意見を言わない「マッチングアプリで知り合った相手は、会ってみて違うかなと思えば次のデートは誘いません」(34歳男性・団体職員)この男性は婚活中で、脈ナシと思えばわかりやすく素っ気ない態度を取るそうです。それでも女性側が積極的な場合、「忙しい」を理由に会わないと言います。それとなく距離を取ってフェードアウトするようですが、こんな風にハッキリ言わない人は厄介でしょう。逆に、いいなと思った人は二度目のデートを自分から誘うそうで、連れて行きたいお店やデートコースを提案してリアクションを見るようです。「気になる人には口数が多くなるし、たくさん質問したくなる」というのは恋を期待するからこその自然な行動なのでしょう。会話に「自分のことをこう思ってほしい」がにじみ出る好きな人に対してはポジティブなアピールが少なからずにじみ出るもので、自慢や武勇伝を話すのは当たり前なのかもしれません。あるいは、質問されてもいない自分語りを延々続けるのは、「僕のことを知ってほしい」という脈アリアピールなのでしょう。一方で、恋愛対象外の人には自分をあえて下げるようなネガティブ発言をしがちです。「大したことないから」「俺はこういうところがダメなんだよね」という自虐を言うのは、「好かれても困る」とけん制するから。自己肯定感が低いのではなく、恋の可能性を断ち切るためにナシアピールをするのでしょう。こうした本音を透かし見ることができれば、迷子にならずに恋を進められるはずです。<筆者情報>沙木貴咲ライター/占い師。自らの恋愛経験だけでなく、占い師として数多くの相談を受けるなかで、さまざまな恋と愛の真実を見つめ続けている。結婚・出産・離婚を経て現在は二児の母。©bobex73/Adobe Stock文・沙木貴咲
2024年07月08日人の本性はなかなかわからないものですよね。今回は、ゆりゆ(@yuri_konkatsu)の実体験をもとに描いた人気漫画『婚活で出会った男性とドライブしたら彼が豹変した話』をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるキッカケになれば幸いです。あらすじ初めての婚活パーティーで、ユリは1人の男性とカップリング。その男性であるTさんと、初デートに行くことになり……?デートの日を迎え……初デートで意気投合のはずが……?初デートでは話も尽きず、楽しい時間を過ごせているユリさん。Tさんを好印象に思っているようですが、デートの別れ際にTさんがまさかの行動をとってきて……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@yuri_konkatsu)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年07月04日人の本性はなかなかわからないものですよね。本性が運転中に出る人もいるという話を、耳にしたことがある方も少なくないはず。今回は、ゆりゆ(@yuri_konkatsu)の実体験をもとに描いた人気漫画『婚活で出会った男性とドライブしたら彼が豹変した話』をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるキッカケになれば幸いです。あらすじ初めての婚活パーティーで、ユリは1人の男性とカップリング。その男性であるTさんとデートに行くことに。デートの予定をスマートに決めてくれるTさんに、ユリはときめいているようで……?男性から食事のお誘い……警戒するユリさん……この人は誠実そう……?Tさんの好感度上昇中……Tさんとの初デートに心躍るユリデートの予定をスマートに決めてくれたTさん。そんなTさんにユリはイチコロのようです。しかしこのあと、初デートの別れ際まさかの展開に……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@yuri_konkatsu)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年06月28日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第174回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その61をお届けします。1.ため息ばかりの男【結婚引き寄せ隊】vol. 174それは30代の男女がメインの婚活パーティを探していたときのこと。だいたいは同じ会社が主催している多種類の婚活パーティに行っていたものの、カテゴリが似た条件のパーティでも、開催している会社が違うと集まる人たちの雰囲気も異なることもあって、あまり行ったことのない婚活パーティへ足を運びました。会場に着くと、30代がメインのはずが、どう見ても40代以上なのでは…? と思える男性も。反対に、女性は30代前半ぐらいから後半まで、バランスよく集まっているように見えました。そうして参加者を確認していると、ほどなく自己紹介タイムがスタート。まじめそうなサラリーマンの方と何人か挨拶をしたあと、目の前には、年配に見える男性がやってきました。「こんにちは」と挨拶をしたのもつかの間、すぐに「はぁ〜っ」と長いため息をつく男性。あれ? 聞き間違いかな…とすぐ相手を見ると、うつむきながらまた「はぁ〜」と、ため息。今度は目の前で見たので、やっぱりその男性がもらした息だとあっけにとられました。「こういう場所って、疲れますよね?」とその男性が話しかけてくるので、「はい」と返事すると、「早く帰りたくなりますよね?」とまたグチなのか、なぜか同意を求めるような質問をしてくるし、それともこちらを気に入らないからネガティブなことを言ってくるのか。まだパーティは始まったばかりなのになんだろうととまどっていたら、すぐ次の人の順番になってしまいました。テンションが下がったものの、他の男性はそんな失礼な態度の人はいなくて、あっという間に時間が過ぎていきました。フリータイムになって、ふと強烈な印象だったあのため息ばかりの男性ってどうなったんだろうと振り返ると、独り壁にもたれて静かに窓の外の景色を見つめていました…。本当に来たくなかったのに誰かに無理やり参加させられたのかも、と思いながらも、あれだけつまらなそうにしてたら女性も男性も寄りつかないはずだよ、と思ったのでした。時間を大切にしたいものです。2.すぐに価値を聞く男それは20代後半から40代前半までの男女が集まる飲み会に参加したときのこと。年齢層も職業もバラバラの人たちが集まっていたため最初はさほど盛り上がっていなかったものの、まったく知らない職種の人の話はなかなか興味深く、だんだんと和やかな雰囲気になっていました。ちょっと打ち解けてきたところで席替えとなり、男性たちは隣のテーブルへと移動。やってきたのは、ネクタイにスーツ姿でビシッとキメている男性と、素朴な印象のポロシャツ姿の男性でした。はじめは乾杯しながら、普通に飲み会を楽しんでいたのですが、同じテーブルの女性がスーツの男性がしていた腕時計を見て「わっ高そう!」と言った言葉にニヤリとしたその男性。「どれぐらいの価値があると思う?」と他のメンバーにドヤ顔で質問してきました。ちょっと引いてしまい、疲れるなあと思ってテキトーに会話していましたが、もうひとりの女性はピュアなのかそういった男性が好みなのか、「えっと何十万もするよね」と値段当てにノリノリ。その後もその男性は「そうそうこのスーツもの」とか、誰も聞いていないのにブランド名を自ら言い出したり、ブランドものだとまるわかりのロゴが入った財布をなぜかテーブルの上に出してきたり…。きっとまわりからの「すごい」という言葉を待っているのだろうか、と思ったものの、ハイブランドにまったく興味がないため、ひたすらお酒を飲んでやりすごし…。飲み会では、ざっくばらんに同じような価値観の男女が惹かれ合うので、わかりやすいなあと思ったのでした。3.自分語りが独特な男それは婚活サイトで出会いを探していたときのこと。そこでは相手の年齢や趣味など、ある程度希望する条件で絞っていき、お互いにマッチングした場合はまずメールでやりとりできるようになっていました。さっそく、希望する条件に合った男性を見つけることができて、相手からも好感触を得られたため、やりとりすることに…。「なんでも気になることがあったらメールしてください」とメッセージをもらったこともあり、とりあえずはプロフィールにあった趣味のことなどから質問しようかとメールしてみたのですが、返信の文面はまるで詩を綴っているような独特なものが届きました。とりあえず、気にせずやりとりをしていたら、今度もまた詩のような文面と、長々と続く自分についての語りがあって…。条件としても理想的でいい感じだと思っていたけれど、会おうとする前にその独特な返事を見て、きっとこの人とは仲良くなれそうにないな、と判断。そこからはやりとりを中断したのでした。もしかすると直接会ったら、それほど変わった人ではないかもしれないけれど、メールなどのテンポや感覚がズレすぎていても、なかなか距離を縮めたいと思いづらいものです。とはいえ、さまざまな出会い方があるので、そのうち自分に合った出会いが待っています。みなさんの恋や結婚も、素晴らしい未来が待っていますように!文・かわむらあみり©Paylessimages/Adobe Stock文・かわむらあみり
2024年06月14日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、これまで一度も男性とお付き合いをしたことがないという34歳女性のお悩み。婚活を考えるも、男性経験のなさがネックになっているようで…。どうすれば彼女は結婚できるのか、佑雪さんがズバリ回答してくれます!お悩み:「気がついたら、結婚できないまま34になってました」【クラブ佑雪】vol. 349いつか母のように結婚するんだと信じて生きてきましたが、気がついたらまだ未婚。もしかしたら結婚できない未来もあるのかもとなってから5年以上の月日が経ちました。私は結婚できるのでしょうか? ちなみにこれまでの人生でお付き合いをした人はいません。告白をしたこともされたこともありません。アプリで婚活をしようかと思いましたが、男性経験のない私は詐欺に遭うと考え、結局、何もしないまま今に至ります。こんな私にアドバイスをお願いします。(イライザ34歳未婚士業)「欲しかったら、動かなきゃ」こういう人、結構、多いんじゃないでしょうか? 個人鑑定でもこういうかたからのご相談を結構いただきますからね。昔はね、よかったんです。ご相談者さまみたいに「いつか結婚するはず」って信じ込んで、ぼーっとしてても、お見合いの話が親から持ち込まれて、結婚できたんです。夫となる人を好きか嫌いかわからなくても、なんなら、結婚式で初めて顔合わせなんてことも戦前まではザラだったらしいじゃないですか。少なくとも今の70代? 60代半ば以上? そのくらいまでですかね。それくらいの年代まで、日本で生まれた人々はとりあえず、結婚することになっていました。でも、今、お見合いを世話してくれるかた、親って激減してますよね? 戦後、個人の自由意思が尊重される世の中が理想とされてきて、その理想がどんどん現実化していくと昔みたいに「24歳までに結婚しなさい」っていうの、なくなりましたから。よくも悪くも野放しですよ。そういうのって、親や世間体で結婚したくない人にとっては素晴らしいんです。一方、誰かのケアなしには何もできない、どうしていいかわからないっていう人にとっては、置いてけぼりを食らったような気持ちになるんでしょうね。で、ここが世の中、不公平なところですが、なーんにも考えてなくても自然に男性に求められて、結婚までスルッといっちゃう人もいるわけです。でもね、ご相談者さまのように30過ぎて告白されたこともないという方はそうはいかない。ただただ、時間が過ぎていくだけです。結婚したいなら、やはり、自ら動かないと。確かに婚活アプリは体目的ならまだしも、お金目的の犯罪者がウヨウヨしている難所。なので、男性に対して免疫のないかたは、ご両親や親戚、親友など、信頼できるうえに、自分を理解してくれているかたにお見合いを頼みましょう。それと同時に、実績のある結婚相談所に入会されることをおすすめします。あと、周り中に「私、結婚したいです!」って叫び散らしておくといいですよ。もうひとつ。人間、心の底から欲するものには、情熱に突き動かされて、つい体が動いてしまうっていうものだと思うんです。で、ご相談者さまが34年間生きてきて、何もしてこなかったというのは、要するに恋愛や結婚というものに情熱をもてなかったからとも言えるんですよね。であれば、そもそも“結婚、必要?”ってことを突き詰めて考えてみてもいいんじゃないかなって。それならそれで幸せな生き方はできますから。ただ、突き詰めて考えた結果、やっぱり結婚したいってなった場合、時間がもったいないので、婚活しながら同時並行で考えるっていうのがいいんじゃないですかね?どっちにしてもご自身が納得できるよう、行動するってことが重要かと存じます。黙って待っていても、何かをもらえるのは親の保護の下にある学生時代まで。それ以降は、欲しいものは自分で取りに行くのが鉄則です。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishima佑雪ママへのお悩みはこちらから。(マガジンハウスの会員登録あり)藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©AiPhoto/Adobe Stock文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2024年06月10日好きになり、関係が進む彼がいるけど、なんだか同時に違和感を抱くことがある。タイミングがなぜか合わない。こんなとき人は「ご縁がない」と判断します。では本当にご縁がないときって、どんなときでしょう。代表的な5つのシーンと、ご縁がない相手との関係を整理する方法をお伝えします。これって「縁なし?」追いかけたい気持ちを整理するための縁なしサイン5つ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 257「ご縁」という言葉がある通り、人と人はどんなに努力しても関係がうまくいかないことがあります。自分としてはご縁を感じているのに、どうして…と、もどかしい気持ちもあるかもしれませんが、人生はある程度流れに身を任せることも大切です。今日は追いかけても成就しないことが多い、「ご縁がない」人とのサインと、そのときの気持ちの整理のつけかたを解説します。追いかけてもムダかも!?「縁なしサイン」5つ!相手に気持ちはあるのに、どうしても関係が前に進まない。そんな時、諦めるかもう少し頑張るか、迷うことがあるでしょう。ここでは、追いかけても実りはないことが多い、「縁なしサイン」を5つご紹介します。相手に対して小さい違和感がある例えば、食事の好みの違いに違和感が残るとか、会話の端々に、ちょっと乱暴な言い方が混ざっていて気になるなど、スルーしようと思えばできるけど、結構気になるポイントって、見つけた経験はないでしょうか。こうした感覚は、その後の大きな違和感へと繋がっていることが多いです。そもそも関係の序盤で小さな違和感が出るということは、深くなればなるほど、交流の数が増え、違和感のサイズも大きくなって出てきます。序盤に感じた違和感を指摘し、お互い解消に向かって歩み寄れればまた違いますが、多くの場合そうはいきません。関係の序盤に覚える違和感は、縁がないサインだと覚えておき、無視せず受け入れましょう。やり取りや約束がスムーズに決まらない次もデートしようって言っているのに、なかなか日程が決まらない。LINEのやり取りは楽しいけど、返信や質問のリズムが若干合っていない。こんなときは、ご縁がないところを頑張ろうとしている状態と言えます。気持ちはあるのにやり取りがスムーズにいかない&決まらないという状態は、相手の温度が、実は言葉ほど高くない可能性が潜んでいます。つまり、ご縁がないということです。ちなみに、「約束を取り付けたけど、当日に毎回何らかの理由で流れる」と言ったケースは、今回の話とはまた少し違います。この場合は、裏側に親密になることを不安に思う気持ちが隠れており、それがやむを得ないドタキャンとなって現れているケースがあるからです。今回紹介した話はもっと単純で、彼側に自分と同じような気持ちがありそうでないという状態。しっかり見極めていきましょう。先に体の関係を持った「体の関係を持つということは、好意は持っているはず」体も心も持っていかれた女性はこうした考えになり、ズルズルその後も関係を続けてしまうことがあります。しかし、恋愛に発展しそうだったのに体の関係によって、思ったような展開にならないということは、シンプルに考えて「恋愛関係という縁がなかった」状態です。くやしくて辛いかもしれませんが、その点をまず飲みこみ、整理していくことが賢明です。生活リズムや金銭感覚が違いすぎる今の彼はバーテンダーで、夜の外出や練習などが多く、魅力的な一方で生活リズムがかなり違う。彼は由緒ある家柄のため、些細なところに価値観の違いを覚える。彼のことは大好きだけど、こうした違和感があって迷いが出ている人は要注意です。生活リズムや金銭、食、仕事などにおける価値観の違いは、将来を見据えたときに大きな溝になることが多いからです。この時点で「彼と話し合ってお互い納得できる正解を見つける」とか「彼の価値観に徹底して自分が合わせていく」といった覚悟を決められるなら別です。そうでないなら、それはご縁がなかったことのサインになります。描く未来像が違う最後は、婚活シーンでかなり聞く、ご縁なしパターンです。それは、描く未来が違いすぎる状態です。例えば、恋愛関係は良好だけど、彼には結婚願望がまったくないとか、結婚したら地元に帰りたい彼と、東京にいたい女性とかです。こうした決定的に描く未来が違うと、今は気持ちがあって関係がよくても、長くなると揉める原因になります。相手の心変わりを待ってもよいですが、特別な出来事がない限り、時間が価値観を変えるといったことは起こりにくいです。分かった時点でご縁がなかったと割り切ったほうが、人生はスムーズに進むでしょう。「縁がないけど未練はある!」スッキリ気持ちを整理する方法ここまで、5つのご縁なしパターンを紹介しました。こういった話は、客観的に聞くと納得できるものですが、当事者のときはすんなり受け入れられないことも多いです。諦めるのもそのまま突っ走るのも自分次第ですが、ここでは気持ちを整理し、別の一歩を踏み出しやすくする方法をお伝えします。次の一歩が踏み出せない気持ちの正体を知る「ダメかも」って思っても、好きが勝って前に進めない。そんなときは、思考と感情がバラバラになっている状態です。ダメって分かっている思考で状況を理解好きが募っている感情が納得できていないこのようにチグハグな状態なので、正しい選択や行動がとれないわけです。この状態に陥ったら、頭と心のどちらかに答えを統一する必要があります。どちらを選んでもよいですが、ご縁が明らかにないのであれば、感情に折り合いをつけるほうが賢明です。感情は「ダメだ」と思考で無理やり押しつぶそうとすると、逆に反発する性質があります。このときにとるべき行動は、感情があることを理解し、ただ寄り添うことです。「私は彼と一緒にいたかった」「彼との関係を手放すと、もう次の恋愛がない気がして怖い」「なんでうまくいかないの!?」などなど、感情に寄り添うと、まるで子供のように本音がバーっとあふれることがあります。これをただただ認め、小さくなるまで観察します。ここで「そんなことない!」「なんでこんな風になっちゃったんだろう」など、否定や思考を挟むと、感情がうまく見えなくなるので、やらないようにしましょう。リラックスできる空間で、時間をとってやってみてください。体のコンディションをしっかり整える正常な判断には、健康な心が必要です。健康な心は、健康な体がないと叶いません。例えば今、疲れていたり生理前だったり、はたまた肩こりや胃もたれなど、別の不調を抱えている場合は、体のケアを優先しましょう。体が不調だと、おのずと気持ちはナーバスな方向へ振れてしまいがちです。そうなると、感情を観察したり、正しい判断をしたりといった一歩はできなくなります。原因解消から目的達成に気持ちを向けていく感情の観察がある程度できたら、行動を起こすためにも視点を意識的に変えていく必要があります。どういう風に視点を変えるのかというと、「今の状態をなんとかする」ことを見るのではなく、「理想の未来」を描き、そこに向かって必要な一歩を踏み出すのです。例えば「彼との関係をなんとかできないか」と悩んでいたとします。その悩みも深刻ですが、そもそも彼との関係をなんとかしたいと思ったのは、自分の理想として、幸せな恋愛や結婚という未来を求めたからだと思います。では、その理想の未来を軸に今の状態を見たとき、本当に彼を追いかけるしかできることはないのでしょうか。理想の未来軸で考えると、実は彼を追いかけるよりも、新しい相手探しに踏み出したほうがいいかもしれません。はたまた、まずは自分の見た目や生活を理想に近づけるといった行動のほうが、大事かもしれません。こうして理想を起点に行動できると、今のご縁なしの彼との関係も、スムーズに見直すことができるかもしれません。ご縁がないというのは、苦しい決断が必要なこともあるかもしれませんが、一歩引いた視点で状況を見られたら、本当に幸せな未来にフォーカスできるかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©buritora/Adobe Stock文・おおしまりえ
2024年06月06日はじめは理想の人と思っても、一緒の時間を過ごすうちにわかることもありますよね。今回は、ゆりゆ(@yuri_konkatsu)の実体験をもとに描いた人気漫画『婚活で出会った男性とドライブしたら彼が豹変した話』をご紹介します。どんな結末になるか考えてみてくださいね。婚活で知り合った男性……婚活をしているユリ。これは婚活パーティーで出会ったある男性の話……。初めての婚活パーティーで、ユリは1人の男性Tさんとカップリング。ある日デートへ行くと、すぐに意気投合し……。ここでクイズです!別れ際に腕をつかんできたTさん。この後一体何が起きたでしょうか?ヒントは、まだ1回目のデートです……。男性は改札の前で……正解は……口づけをしてきた!突然のできごとに硬直してしまったユリ。さらに2回目のデートで、Tさんは帰りに家の中まで上がろうとします。ユリさんは断固拒否の姿勢をキッパリと示した結果、それからTさんから連絡が来ることはなかったのでした…!皆さんなら知り合ったばかりの人と、このような状況になってしまった時、どう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@yuri_konkatsu)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年05月30日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、マッチングアプリ婚活で難航している38歳女性のお悩み。「会う前に電話したい」と言われて面倒…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:マッチングアプリで婚活中の38歳女性です。現在2歳年下の男性と2週間LINEが続いているのですが、彼から「会う前に電話したい」と言われました。私はもともと電話が苦手だし、電話のアポイントを相談するくらいなら会った方が手っ取り早いと思ってしまいます。それに、彼の提案する時間が23:30~24:00とかなんです。私は現在実家暮らしで遅い時間は家族が寝ていますし、22:00以降は自分を緩める時間にしているので電話したくありません。無理やりにでも電話する時間を作るべきなのでしょうか。(38歳・会社員)結婚とは、赤の他人を受け容れること大前提として、相談者さんは結婚がしたくて婚活しているのですよね?当たり前の話ですが、結婚は相手がいなければできません。つまり相談者さんはこれから、赤の他人と一緒に生きていこうとしているわけです。しかしながらお悩みを拝見していると、相談者さんはまだ他人を受け容れる心づもりができていないようです。「私は」電話が苦手で、「私は」電話するなら会った方が手っ取り早いと思うし、「私は」22:00以降は自分を緩めたいのに…etc すべて主語が自分であることに気づいているでしょうか。婚活がうまくいかない理由相談者さんの主張はわかりましたが、一度「私」ではなく「彼」の立場で考えてみてください。マッチングアプリを使っているということは、彼には相談者さん以外にも候補の女性がいます。だから会う前に電話で話して感触を知りたいんですよね。相談者さんは「会った方が手っ取り早い」とおっしゃいますが、それは女性目線の意見です。会って食事をするとなるとそれなりに時間を取られますし、男性は奢るもしくは多めに払う場合が多いから「手っ取り早い」だなんて思えないのです。彼は効率的に出会いたくてマッチングアプリを利用しています。そしてそれは相談者さんも同じはずです。だったら電話くらい応じてあげてもよいのではないですか。忙しく働かれている男性なら、落ち着くタイミングが深夜になるのも理解できる話です。毎日深夜に電話があるわけではないのだし、1日くらい合わせてあげたらどうでしょうか。「自分」ばかりを主語にしている方の婚活は難航します。相手の立場に立ち、受け容れる心を持ってください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©ViDi Studio/Adobe Stock文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2024年05月11日出会いはあるけどいい人がいない。婚活や恋人探しをしている女性が、よく嘆く言葉です。でもそれは、いい人がいないのではなく、あなたがいい人を見つける力が発揮されていないだけかもしれません。具体的な改善方法を7つご紹介します。「いい人がいない」を抜け出すために、今すぐできること7選【おおしまりえの恋愛道場】vol. 255婚活や恋人探しをしていると、多くの人がぶつかる壁のひとつに「いい人がいない」といった問題があります。出会いの機会はマッチングアプリ等で増やすことはできるけど、好きになれそうな人とは出会えない。この問題を解決するには、今すぐ自分の“何か”を変える必要があります。今回はその“何か”を具体的に、7個ご紹介します。基本は目線をアップデートすること最初にご紹介するのは、多くの婚活成功者がやっていると言われる「目線のアップデート」です。婚活や恋人探しが上手くいかないということは、原因のひとつはあなたの目線が「いい人」を見つける目線になっていないことが挙げられます。そこを変える意識を持つことで、いい人との出会いはもっと身近になるかもしれません。相手のいい部分から意識して見るそもそも「いい人がいない」と話す人の多くは、人のいい部分を見ていないことも多いです。婚活ともなれば人生をかけたチャレンジですから、不安からネガティブな側面ばかりを注意深く探すことになるのも仕方ありません。でも、せっかくの出会いをよいものにするなら、相手のポジティブな側面を積極的に見るようにすることで、持つ印象もその後の展開も変わっていきます。他者と比較しないいい人は、今のあなたにとって最適な相手のはずです。しかし、今のあなた以外の評価軸がそこに入ると、判断はブレていきます。よくあるケースは、元彼との比較で今の出会いを見たり、親からの評価を想像して、相手を選んだりすることです。比較や他社評価を入れながら異性を見ると、自分軸での判断から遠くなるだけでなく、どうしてもネガティブな側面から相手を見るようになります。その結果、いい人をさらに見つけにくくなってしまうのです。損得で判断しすぎない結婚といった人生の大きなイベントを、損得で考える人は一定数存在します。しかし、損得は恋愛感情とは離れた場所にある発想なので、損得で相手を選べば選ぶほど、いいなと感じる人とはめぐり逢いにくくなります。損得を含めた理性で考える事自体は否定しません。でも、それだけだとロマンチックな展開にはなりにくいことを覚えておきましょう。行動を変えると心も変わる次にご紹介するのは、特に行動面ですぐに変えられるものをピックアップしました。次のデートから実践できるものばかりなので、できることから取り入れてみましょう。相手任せのプランで会わない「デートはいつも男性が決めたお店と日時で会う」女性の中にはこういった相手主導の出会いを重ねている人もいるでしょう。しかし相手が100%主導権を握るデートをすると、人はどうしても当事者意識が薄れてしまいます。当事者意識が薄れると、「相手を選ぶ」視点よりも「相手に選ばれる」といった受け身な感覚が強まります。また、誰かが立てたプランに乗ることは、良ければ感謝の気持ちが湧きますが、良くなかったときは、相手に対する不満を述べる立場に人はなりがちです。これはあなたが悪いというのではなく、受け身になった人みんなが感じるリアクションです。これを回避するためにも、デートのお店選びを相手が担ってくれるなら、二軒目探しはあなたがやるなど、当事者意識を持って参加しましょう。男性に会いすぎない恋愛に限ったことではありませんが、人は選択肢が多くなると決断ができなくなる性質があると言われています。つまり、いい人を探してたくさんの男性に会うと、チャンスが広がるどころか迷いが加速して決められなくなるのです。マッチングアプリで活動している人の中には「とりあえず会ってから考える」としている女性もいるでしょう。しかし、会えば会うほど実は誰がいい人かが見えにくくなるため、注意が必要です。人数や期限を切って行動する選択肢が多いと人は迷いが加速するなら、当然決断力を発揮するシチュエーションがあります。それは制限がかかった場面です。婚活なら、「月までに」とか「人会うまでに」といったお尻を決めることがこれに当たります。無理なゴール設定は自分の首を締めるだけですが、現実的なスケジュール感を踏まえ、自分的な締め切りを設定し、それまでは頑張るといったメリハリある行動にチャレンジしてみてください。条件より直感を頼りに進む結婚を見据えた出会いを求めるとき、どうしても生活や将来といった現実的な部分に目がいき、諸条件を優先しがちです。しかし「考える」と表現したように、恋愛に考える要素を持ち込みすぎると、恋とか楽しいといった感情面が置いてけぼりになります。こうした問題は、とにかく条件面を一旦脇におき、その上で直感を優先し、感覚的にお相手を選ぶといった取り組みを続けることで、感性が研ぎ澄まされていきます。7つの今すぐできることをご紹介しました。いい人はあなたの見方や考え方ひとつで、いくらでも出会いの中に見出すことができます。そのいい人をたくさん見つけられるようになったら、その中でいちばん心が動く相手との関係を、さらに深めていけたらよいですよね。ぜひできそうだなと感じたことから、チャレンジしてみてください。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Masson/Adobe Stock文・おおしまりえ
2024年05月09日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第172回は、イイ感じで発展しそうだと思った相手が実は“NG男性だった!”という、げんなりエピソードをご紹介します。くれぐれもヘンな男性にひっかかりませんように!1.デートに誘っておいて奢らせる男【結婚引き寄せ隊】vol. 172シングルでいるときに、ちょっとしたことから相手との距離が近くなり、もしかしたら「これから恋に発展するかも?」という男性が現れることもあるでしょう。そのままうまくいくといいのですが、一緒に過ごしてみると、相手のとんでもない言動を聞いてドン引きしてしまうこともあるようで…。今回は、そんなNG男性に出会った女性のエピソードです。どちらかといえば、おとなしい印象のあるAさんは、気配りができて、聞き上手なタイプの女性。自分から積極的に男性にアプローチするのは苦手なようですが、実はひそかに「いいな」と思っている先輩の男性が職場にいました。あるとき気になる男性と偶然、帰る時間が一緒になったAさんは、相手から「ちょっとご飯でも食べて帰る?」と言われて、誘われるがままにレストランへ。最近読んでいる本の話や映画の話など、主にその男性がリードして、会話が進んでいったそうです。話し下手ながらも、それなりに楽しく会話できたと思っていたAさん。ですが、そろそろ帰る時間となったとき、その男性はポケットやカバンをゴソゴソとしだし、何かを探している様子。「どうしたんですか?」とAさんがたずねると、お札が一枚も入っていない財布をよく見えるように差し出してきて、「お金おろすの忘れてた〜!」と、ひと言。キョトン、とするAさん。「お金がない」つまりは、誘われたこちらが払うってこと!?先輩だからといって必ずご馳走してほしいわけじゃないけど、まさか後輩の自分が食事代を全額払わされるなんて…と唖然としながらも、支払いをしたそうです。さらには悪びれる様子もない先輩を見て、なんでこんなのをイイと思ったんだろう…と自分で自分にあきれたのだとか。でも、悪いのはその男性。その後もとくに半分お金を返すなどもしてこなかったそうなので、自分に気がありそうな女性にたかるような人物だったのかもしれません。そんなNG男性だと最初にわかったことが、唯一よかったことではないでしょうか。2.女友達が複数いる男多趣味なうえ、男女ともわけへだてなく接するところのあるBさんは、いろいろな場所に知り合いがいるようなタイプの女性。あるときの飲み会で、Bさんと同じく、フレンドリーな男性と知り合いました。おたがいにあまり人見知りもしない性格で、お酒も好きとあって、初対面とは思えないほど意気投合したそうです。さらにAさん同様、その男性もシングルなうえ、ちょっと甘いマスクだったところも気に入り、その後また飲もうという約束を交わし、今度はふたりきりで会うことに。ひそかにドキドキしていたBさんでしたが、仕事の話や趣味の話ばかりが続き、あまり色っぽい話にはなりません。しかも、飲んでいる最中、その男性の携帯はちょくちょく鳴っていたとかで、Bさんが「出なくていいの?」と聞くと、「スルーだよ」と言って電話に出なかったそうです。それでも忘れた頃にまたブルブル震える携帯の着信音…出なくていいというわりに、携帯の電源は切らない男性は、何度目かのブルブルで「ちょっと電話出てくる!」と、長いこと席を外していたのだとか。戻るなり、「が飲んでるから来いって連絡でさ、来る?」と、他の女性の名を出したうえで誘ってくる始末。そこでBさんは、「この人にとって自分はただの飲み友達のひとり」と悟り、さらには別で飲んでいる女性のところにも自分を誘おうとするとは、その女性もただの女友達ということか…と、交友関係が広すぎるのも考えものだし、自分のあわい恋心もなんだか踏みつけられたようで、一気にテンションが下がってしまったそうです。女性のもとを渡り歩いて飲む男性など、彼氏になったとしても、なかなかやっかいだったはず。そこで見切って正解だと思ったのでした。3.離婚していない男かわいらしい印象のあるCさんは、どこか男性が放っておけない、と感じさせるタイプの女性。合コンで知り合ったという、年上の男性と「うまくいきそう」だと喜んでいたのですが…。すでにふたりで会うのは3度目だというデートの日。予約をしていたレストランへ行こうとした道すがら、偶然、街のウエディングドレスショップの前をふたりで通り過ぎました。そのとき、ウインドウに出ていたウエディングドレスを見て、思わず「いいなあ、あのドレス」とつぶやいてしまったCさんに、男性は「うちもああいうドレス着てたよ」と言ったのだとか。え?と、聞き返したそうですが、ふつうにサラリと「嫁が」と言ったとかで、混乱しすぎて事実を理解するのに時間がかかったというCさん。なんと、独身だと思っていたその男性は既婚者で、「ずっと別居してるからいないのと一緒」という謎理論をあっけらかんと話したそうです。言うまでもなく、その場で別れを告げたCさんでした。出会いを探していると、ときには理解不能なタイプとも出会ってしまうことがあるかもしれません。ですが、あきらめなければ、素敵な恋のお相手にも巡り会えるはずです!文・かわむらあみり©ah/Adobe Stock文・かわむらあみり
2024年05月08日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第171回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その60をお届けします。1.やる気のない男【結婚引き寄せ隊】vol. 171それは20代から40代まで、幅広い年齢層と職種の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。参加人数が多いパーティだと、最初の自己紹介タイムで、次から次へとまさに回転寿司のようにどんどん入れ替わって、次の男性と会話することになります。それぞれアピールの仕方に差はあれど、短いこの自己紹介タイムになんとか自分のことを印象付けようと、男女ともに前のめりになって会話する人がほとんど。そういう私も、気合を入れて、1人ひとりと「こんにちはー!」から始めます。ちょっとずつ手短にアピールすることにも慣れた頃、伏し目がちな細身の男性がまわってきました。最初にチラッとこちらを見たあとは、ニコリともせず、目をそらします。プロフィールカードを交換して、一応挨拶するも、小さな声でボソッと「…こんにちは」と返してくる始末。こちらが聞かないと、向こうからは何もリアクションしてきません。他の参加者はがんばっているのに、その男性のまったくやる気のない様子に、こんな態度でなんで婚活パーティに来ているんだろう?と終始謎だらけに。その男性と会話したあとは調子が狂って、なんだかこちらもテンションが下がってしまいました。ちょっと様子を見ていたら、誰と話していても同じような接し方をしていたので、もしややる気のなさを打ち出して逆に印象付けるという技なのか!?などと考えたりもしましたが、やっぱり関わりたくないと強く思ったのでした。2.香水の香りが強すぎる男それは婚活サイトで知り合った男性とやりとりしていたときのこと。事前にプロフィールの情報から、エンタメ好きという趣味が似たところがあったため、メールでも何度かやりとりして、実際に会うことになりました。その日は、その男性が指定してきたおしゃれなカフェで待ち合わせ。一応おでかけ用のワンピースを着て、緊張しつつもそのカフェへ向かったところ、先に男性が到着していました。プロフィール写真とほぼ同じ印象の、誠実そうな人でよかったな、と思って席についたのですが…。これはなんの香りだろう…? と、すぐ香水の香りがただよってきました。自分でもときどき香水をつけることがあったため香りがあるのはいいのですが、そんなに頻繁に使わないため、近くに強い香水をつけている人がいると、あまり鼻が慣れていなくて気になってしまいました。その男性は、きっと初めてのお茶の機会だからとはりきって香水を体にふりすぎたのか、それとも普段からかなり強めの香水をつけるのが定番なのか。理由はわかりませんが、会話の内容よりも強すぎる香水が気になって、結局はそれっきりになりました。身だしなみのつもりでやっていることでも、やりすぎは逆効果になることもあるかもしれません。3.決めつける男それは30代がメインの飲み会に参加したときのこと。あまり恋活や婚活といった出会いを探すための場という感じではなく、友達が友達を呼んで、ただ楽しく飲むというようなカジュアルな場所だったため、さほど気合を入れずに自然体で参加していました。席替えの時間になり、離れた場所にいた40代の男性の横に座ることになったのですが、座るなり「あ! キミはたぶん彼氏欲しい感じでしょ〜!?」とニヤニヤしながらこちらを見て、決めつけてきました。彼氏が欲しいのは図星でしたが、何も話さないうちからそんな話をふってくるなんて…。さらには、「に住んでそうだよね」とか、「ちょっと言わないで! 当てるから…いまこんなこと考えてる?」など、こちらの考えや住まいを決めつけて、勝手に当てっこしようとする男性。酔っているのかもしれないけどドン引きだよ、と極力違う人と話すようにしていたら、反応がなくてつまらないのか、今度は別の女性に絡んでいました。もしかすると、寂しがり屋の男性なのかもしれませんが、相手になれる度量はないなあと実感。出会いを探していると、思いがけない人に出会ったり、出来事があったり。でも最終的には、きっと“運命の人”に出会えるはずです! みなさんの恋がうまくいきますように。文・かわむらあみり©maroke/Adobe Stock文・かわむらあみり
2024年05月07日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、夜な夜な夫のスマホを監視している28歳主婦のお悩み。深夜2:00の着信…「絶対に怪しい」『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:深夜2:00に夫のスマホが鳴ったので「誰?」と聞いたら「友達」と言われました。しかし絶対に怪しいと思って、夫が寝た後にスマホを見たら(パスコードは勘で入れたら当たりました)元カノからだったんです。履歴を確認したところ2年前に別れてからは連絡をとっておらず、気の迷いなのかなと思いつつもモヤモヤが止まりません。元カノのLINEはブロックし、トーク履歴も勝手に削除しました。夫は気づいているのかいないのか、そのことについて何も触れてきません。自分に自信がないからだとわかっていますが、毎晩夫のスマホチェックがやめられずどんどん不安が募ります。(28歳・会社員)夜な夜な夫のスマホを盗み見る妻相談者さん、不信感も不安もわかりますが、いったん冷静になって自身の行動を振り返りましょう。夫のスマホを勝手に見るにとどまらず、元カノの連絡先やトーク履歴を勝手に削除!?…それは、さすがに夫も気づいていますよ。直近の着信履歴が消えてなくなっているわけだから、気づかないわけがないですよね。夫の立場になってみてください。知らないところで夫が自分のスマホを盗み見て、元カレの連絡先とトーク履歴を削除していたらどう感じますか?触れるに触れられなくなっている彼の気持ち、想像できますよね。気になるなら正面から伝えて相談者さんも頭ではわかっていらっしゃると思いますが、スマホをチェックしたり元カノの連絡先を削除したりしたところで夫を繋ぎ止めることはできません。「自信がない」とおっしゃっていますが、相談者さんは妻です。夫は元カノと別れ、一緒に生きていくパートナーとして相談者さんを選んだのですから堂々としてください。隠れて夜な夜なスマホを盗み見るなんて、自身の価値と魅力を落とすような行動はやめませんか。現時点では深夜2:00の着信だけで、その後コンタクトした形跡があるわけでもないのですよね。だったら大袈裟に捉えなくても…と思いますが、どうしても気になるようなら夫に直接言いましょう。妻として毅然と「不快だから連絡とるのはやめて」と忠告してください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Mohammad Xte/Adobe Stock文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2024年05月04日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、ケチすぎる彼氏の言動にモヤモヤしている29歳女性のお悩み。誕生日はご馳走してくれたけど、その翌日に…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:付き合って4か月になる彼氏のことで相談があります。私も彼も30歳で同い年なのですが、彼がケチを自称していて、デートはいつも割り勘です。先日は私の誕生日だったこともあり彼が全てご馳走してくれたのですが、すると翌日のデートは当たり前のようにランチもディナーもカフェ代も払わされたんです。車で出かけていたのですが、ガソリン代やETC代も出してくれず、感謝の言葉すらありませんでした。お財布を出す気配すらないので「私が全部払うの?」と聞いてみましたが無視されました…。それでも好きな気持ちはあるので別れたくはないのですが、すごくモヤモヤしています。こんな彼とうまく付き合っていくにはどうすればいいと思いますか。(29歳・会社員)彼氏は「ケチ」以前の問題相談者さん、一連の彼の言動は、ケチだとか価値観の相違とかいう以前の話ではないでしょうか。根本的に、彼は相談者さんに対する敬意が足りていません。「どう思われてもいい」と考えているのが透けて見えます。同い年のカップルで、普段のデートをワリカンにしようと決めるのは二人の自由です。しかしいくら誕生日に彼がご馳走したからといって、翌日のデートで財布を一切出さない、払うそぶりも見せない、相談者さんが「全部払うの?」と尋ねても無視、挙句の果てには彼女に支払わせておいて感謝の言葉もないなんて…失礼にもほどがあります。彼と付き合い続けるためのルールただ相談者さんが、それでも彼とお付き合いを続けたいというのであれば…今後のデート会計に関してルールを明確に定めることを勧めます。たとえば共通財布を作り、デート代はそこから出すと決めてはどうでしょうか。誕生日プレゼントは互いに予算を決めて贈り、どんなに些細な話でもしてもらったことには感謝の言葉を欠かさない等、細かく約束するんです。それでも彼がルールを守らなかったり相談者さんを蔑ろにする場合には、もう諦めて離れてください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Robert Kneschke/Adobe Stock文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2024年04月27日彼のことが好きなのか判断できないとき、ぐるぐると同じことを考えたり、感情がフリーズしたりして、しまいには何をどうしたらよいか分からなくなることがあります。この「迷い」の状態を効率的に抜け出すには、頭(思考)と心(感情)の状態を知ることが解消への一歩です。この人でいいの?自分はどうしたい?好きなのかわからない出会いを整理して進める方法【おおしまりえの恋愛道場】vol. 254相手のことは嫌いじゃないし、もう少し知ってみたい気もする。でも、好きかと言われるとよくわからない。恋愛の入口では、こんな迷いが生じることが良くあります。特に婚活といった結婚相手を探すときには、諸条件と気持ちと未来への不安が入り混じり、自分の答えがわからなくなるといった声を耳にします。恋愛に限らず、「迷い」が生じているときというのは、頭(思考)と心(感情)がそれぞれ特徴的な状態になっています。今回は迷いが生まれるときの代表的なパターンと、それを解消していく取り組みについて紹介します。好きかどうかわからないとき、頭と心はどうなっているのか心理学をベースに迷いが生じた状態を見ていくと、実は3つのパターンに分けることができます。まずは迷いが生じた際の、頭と心の3パターンを紹介します。パターン思考が働きすぎている迷いが生じる際によくあるパターンの1つ目は、心(感情)よりも頭(思考)が働きすぎて、心の声をうまくキャッチできなくなっている状態です。具体的には、「ないなー」と感情がNOだと思っていても、思考が「これはGOだ!」とYESを示していると、自分の中で矛盾が生じ、違和感として現れます。この状態は、婚活など条件が明確な際に起きることが多いです。条件とは頭で出していることが多いので、条件に当てはまらないけど感覚的にはOKという矛盾状態は、よく起きるのです。パターン心のブレーキがかかっている心も頭もGOを出しているけど、このまま進んだ結果、大きな変化や傷つくリスクがあるなと直感的に判断すると、恐怖や不安などが出て心のブレーキがかかるのが、2つめのパターンです。人間は反射的にリスクを避ける生き物です。つまり大きな変化や失敗の可能性など、リスクが伴うとわかると、どんなによい答えでも行動にブレーキがかかってしまいます。パターン経験したことない感覚でうまく理解できない人は未経験のモノに飛び込むとき、恐怖や不安を覚えるだけでなく、処理しきれない感情を抱くことがあます。文字通り「経験したことがないから分からない」といった状態で、頭が「???」で埋め尽くされるイメージです。恋愛でいえば、例えば「ものすごく好き」といった未経験の感情を覚えたときや、今まで出会ったことのないタイプの人だった場合、文字通り経験がないので、混乱してフリーズすることが多いです。「好き」を判断するのに有効な取り組み3つ迷いが生じるパターンはおもに3つと紹介しました。それぞれタイプは異なりますが、どれも心の状態の把握を促すことで、迷いは少しずつ整理されていくことが多いです。ここでは迷いを解消するために有効な取り組みを、3つ紹介します。彼に触れたときを想像してみる最初は、ひとりでゆっくり時間を作り、イメージをしながら感覚的な本音を見ていくやり方です。イメージをするって普段当たり前にやることですが、アスリートも取り入れるくらい、本気でやると有効と言われています。やり方は、ゆったりと座ったり横になったりして、目を閉じて迷っている彼のことを想像します。そして少しずつ彼と自分の距離が近づいていき、手をつないだりハグをしたりする姿を想像してみてください。このとき、「なんとなく触れられたら嫌だな」といった違和感を覚えたら、その感覚をありのままに見てみましょう。また「ちょっとドキドキするけど、悪くない」といった感覚があったら、それも受け入れて観察していきます。イメージで出た答えは、YESもNOもどちらがよいとか正解とかはありません。心の声がダイレクトに反映されていることが多いので、どんな答えでもありのままを見ていくことがポイントとなります。もし思考で出した答えが今回出た答えと違った場合、「違うからどうするか?」といった一段気づきが深まった上での検討ができるでしょう。モヤモヤを文字にしてみる文字にするやり方は、至ってシンプルです。モヤモヤと迷った状態がスッキリするまで、紙に文字として書いていきます。このとき文字はきれいな文章になっていなくてOKです。また、「なぜ?」「だったらどうする?」など、ロジカルな思考を挟まないことが成功の秘訣です。「迷うー」「どうしよう」「わからない」「もー嫌!」など、感情の状態をそのまま書き、次の感情が浮かんだらまたそれを書き記すといった方法を続けると、だんだんと自分の本音がキャッチしやすくなります。第三者に話してみる第三者に話すことの最大のメリットは、相手からの質問やリアクションといった、自分以外の要素が入ることで、思わぬ本音が出てくることです。第三者に話をする際の注意点として、聞き手は否定をしないことが最も重要です。聞き手が話す人にそっと寄り添ったり、時折意見を交えたりすることで、本音がポロッと出やすくなります。好きかどうか迷う状態は、出口が見えなくて苦しく感じることもありますよね。今回は3つ解決策をご紹介しましたが、それ以外にも「行動する」という、いたってシンプルな取り組みも有効です。「とりあえず付き合ってみる」など大胆な行動は勇気がいりますが、もう1回デートしてみるとか、あと1カ月はやり取りを続けてみるなど、頑張れる人も多いかもしれません。自分の迷いと上手に付き合うことは、自分の感情との付き合い方がうまくなることです。それを身につけられると、恋愛中の振る舞いにもとっても役に立ちます。ぜひ、迷いを恐れたり面倒がったりせずに、少しだけ向き合ってみませんか。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Trickster*/Adobe Stock文・おおしまりえ
2024年04月25日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、これまで彼氏ができたことがないという32歳女性。婚活をしつつ、自分に自信を持つため「1000万貯金」を目標に節約に励んでいるそうですが…。彼女がパートナーに出会うためにまずすべきことを、三松先生が教えてくれます!佐和子(32)モテないのは“半額シール”レスだとガッカリする脳のせい。1000万貯金レスでも、モテてる女性はたくさんいるもん【レスなひとびと】vol. 239不動産会社のバックオフィスで働く32歳の佐和子にはある夢がある。それは、1000万円貯金すること。今まで彼氏ができたこともなく、男性には相手にされない。むしろバカにされている視線すら感じる。いろんな意味で自信がないことに気づいている。1000万貯めれば、自分に自信が持てるかも。だから、とにかくなんでも安くおさめて現金、貯めてやる。「20時から貼られる半額シールに間に合わないー」仕事を終えると、近くのスーパーに向かってドタドタと走っていくのが佐和子の日課。購入した半額惣菜を夕飯にして、残りを翌日のお弁当につめる。揚げものばっかだし、消費期限すぎてるけど、自分のだから、まあいいっしょ。もちろん、婚活はあきらめてない。だって、結婚したら家賃や食費が折半。最強の節約ができるではないか。婚活アプリでは、とにかく倹約女子なことをアピール。お弁当の写真も載せた。あまりいいねがこない。なぜ? 茶色一色の半額惣菜弁当だってバレてるから?「あ〜、もう!」帰ってすぐ、500円で買ったユル部屋着に着替え、からあげやコロッケなどのお惣菜をつまむ。皿は使わない。洗う水道代と洗剤がもったいない。ソファにごろ寝してアプリをひらく。いいねを送ってくるのは、50歳オーバーのおじさまばかり。どんどん“ナシ”のほうにスワイプしていき、そして…誰もいなくなった。節約中だけど、買った惣菜のほうが安いしおいしいから、料理はしない。10年前に買った毛羽立ちのトレーナーの袖が抜けそうだがまだ着られるからギリ大丈夫。服は破れるまで着ないともったいなくて、ここ3年くらいは買ってない。あ、メルカリで、1,400円の紺スカートは買った。職場用。最近は会社が繁忙期。残業多めで、半額シールのタイミングに間に合わない。“半額シール”レス商品を買うことのほうが多くて、悔しくて、悲しくてイライラ。残業代は出るけど、半額で惣菜を買えないとなるとプラマイゼロな気がする。ケチ根性の計算だが。1か月後、やっと仕事が落ち着いた。「今日こそは」と走っていくと、あった! ラスイチの半額シールつき大葉ささみカツ。「あっ」勢いよく手を伸ばすと、骨ばった大きめの手とぶつかってしまう。見ると、毛玉だらけのニット姿の男性がささみカツのパックに手を。「えと…すみません」手をひっこめてしまった。同い年くらいかな?顔は好みだ。でも、ちょっと、というかかなり身なりがみすぼらしい。金欠なのかも。佐和子だって、袖が黒ずんでいるリボンタイつきブラウス。人のことは言えない。ただ、マジで金欠だと、家賃も食費も佐和子が出してあげることになる。それはごめんだ。…って、何考えてるんだ?スーパー半額売り場で婚活かよ。ささみカツ、どうする。「どうぞ」佐和子の目を見て、ささみカツを勧めてくる男性。「これうまいっすよね。大葉がしゃれてる」んん!? あり? ありなのか?会話をはずませて、仲良くなってしまうのがいいのか。シールを見つめる佐和子であった。【三松さんからのコメント】ファストファッションでおしゃれ服も安く買える時代、1着の服をそれだけ長く着るのはあっぱれ。エコで、SDGsウーマンじゃないですか。でも男性側は、倹約に付き合わなくちゃいけないと思うとゲンナリしてしまうかもしれません。「僕のお金の使い方まで口出してきそう」ってね。過度の倹約家は、アピールポイントなのではなくて、むしろマイナスポイントとも言えます。しかし、お金の価値観が合う男性にとって、佐和子さんはまたとないパートナー。倹約家の男性はきっと「あれが欲しい」「これが欲しい」「結婚式はここしかイヤだ」という女性を敬遠します。相手によって、アピールポイントは違うってことです。倹約の捉え方も個人差ありますもの。佐和子さんの結婚したい一番の理由は、「生活費を折半できるから」ですか?そんな理由で結婚決めるのは、ちょっと違う。年齢や容姿を基準に相手を選んでいることから、恋愛をしたい気持ちもうかがえます。もし、恋愛や異性に向き合うのがこわくて、節約や半額シールに逃げているのなら、油たっぷりのお惣菜をいったんやめて、期間を決めて自分に投資してみては?お肌、髪質、体型、高価でなくてもこぎれいなファッション。そして笑顔と余裕ある仕草。これで充分、モテに必要なファクターの「品位」がにじみ出てきます。「この人、ありかも?」なんて考え始めちゃったのが、よいきっかけになる。「“半額シール”レスの食材を選ぶ脳は大事だが、自己投資脳を目覚めさせてみよ。これまでと違う自分がいることに気づくぜ。そこから婚活スタートだ!」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©sandra/Adobe Stock文・三松真由美
2024年04月25日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、新婚なのに喧嘩ばかりで夫婦の危機に陥っている30歳女性のお悩み。結婚前は喧嘩なんてしたことなかったのに…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:昨年結婚したばかりの新婚です。一年間遠距離恋愛をしていて念願の結婚だったのですが、いざ一緒に住み始めたら喧嘩ばかりしています…。原因は家事分担や言い方など些細なことなのですが、結婚前は喧嘩したことなど一度もなかったのに、新婚早々こんなふうで大丈夫なのだろうかと不安になります。夫も「また喧嘩だね。アホらしい」とため息をついていて、家にいる時間も楽しくなさそう…。どうすれば夫婦円満でいられるのでしょうか。未熟な私にアドバイスをください。(30歳・会社員)一緒に暮らせばぶつかるのは当然相談者さん、喧嘩したりぶつかることを恐れる必要はありません。どれほど気が合っていたって、夫婦は他人です。他人が一緒に暮らし始めたらこれまで気づかなかった粗も見えます。我慢できないこともあるし、イライラもします。これまで喧嘩せずに済んでいたのは、ただ単に、粗に気づかずいられる距離を保っていたからです。衝突は避けられないものと割り切り、大袈裟に捉えるのはやめましょう。円満な夫婦が「しないこと」とはいえ、喧嘩ばかりで家庭の雰囲気が悪くなると互いにストレスですよね…。どうすれば無駄な衝突を避け、夫婦円満でいられるのかというと――それは「期待するのをやめる」ことです。相談者さんが喧嘩の原因として挙げている家事分担にしろ言い方にしろ、相手に対してイライラしてしまう時って「してくれたら良いのになんでしてくれないの!?」と勝手に期待し、腹を立てていることがほとんどです。してほしいことがあるならきちんと言葉にして丁寧に伝えればいいのに、「察して」を発動するから揉めるんです。他人を思い通りに動かそうなんて夫婦でも無理。エスパーじゃないのだから気持ちは口にしないと伝わりません。もし今まだ冷戦状態なのであれば、帰宅した彼にバックハグでもしながら「仲良くしたい」と素直な言葉で伝えてください。強がって意地を張っても誰も得しませんからね!筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Kawee/Adobe Stock文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2024年04月20日絶対に付き合いたいと思っても、頑張りすぎて空回りすることもあるでしょう。今回は気になる彼に効果的なアプローチのコツを紹介します。「応援している」と伝える相手の仕事などが忙しいと、思わず会うことを避けてしまうもの。会えない日が続く場合は遠慮の気持ちよりも、相手を応援している気持ちを伝えるようにしましょう。ポジティブな言葉で気持ちを伝えることで、相手を安心させることができます。会う頻度は「テンポ」によるもの恋愛は営業の仕事で取引先とアポイントを取るのとは違います。「会いたい」「それなら、いつ会う?」「来週の土曜日しか開いてない」「それなら来週の土曜日で」などとテンポよく会う日を決め、そのテンポが自然と会う頻度になるものです。どこかで、お互いが相手に遠慮しているようではないでしょうか?遠慮をしてしまうと関係が進まない恐れがあります。楽しい未来について話し合う「私は小学生の息子と2人暮らしをしているシングルマザーです。友人のすすめで婚活アプリを始めたら、そこでとても好みのタイプの男性と知り合うことができました。息子がサッカー好きだと伝えると『今度は息子君も一緒に観戦も行きましょう』と言ってくれて、とても嬉しかったです」(30代女性)未来について話し合うことは、関係を進めるうえで効果的といえるでしょう。遠慮しないで!関係を進めるためには、遠慮をしないことも大切です。適切な頻度で連絡や会う約束をして、お互いの理解を深めていきましょう。(愛カツ編集部)
2024年04月19日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第170回は、ひとりでいることが普通になってしまい、うっかり婚期を逃してしまう女性の特徴をお届けします。1.仕事をしているのが楽しい【結婚引き寄せ隊】vol. 170令和のご時世、無理に結婚しなくても、ひとりでいても、ふたりでいても、さまざまな選択肢が許容される時代です。まったく恋愛や結婚に興味がないなら、まわりが落ち着いていったからといって、無理をする必要はありません。それが自分の望むことならば、人生に悔いなく生きるのがベスト。ただ、一番やっかいかもしれないのは、本当は「恋人が欲しい」「結婚したい」のに、うっかりシングルが続いてしまう場合です。実際、30代の最後までしっかりシングルでいた筆者は、うっかり1,000人の男性と対面することになってしまうという婚活を経験し、この度エッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』を発売したほど。だからこそわかるのですが、相手が欲しい人は、これからお伝えするようなところが自分にないか、確認してみてください。まずは、仕事をしているのが楽しい場合です。仕事に意識が集中しているため、恋愛や婚活をしようというところまでは、なかなか頭がまわりません。さらには、物理的に忙しくて、彼氏が欲しいと思っても、出会いのないまま気づくと仕事ばかりしている…という状況に。仕事で成果を挙げることはもちろん素晴らしいこと。ですが、たまには、これから訪れるであろう出会いの可能性にも意識を向けて行動してみると、新しい気づきがあるはず。2.誰かに深くコミットするのが苦手次に、コミュニケーション上手な女性は、出会いが多い印象です。相手が同性でも異性でも、交流することが苦にならず、社交的なタイプだといえるでしょう。いろいろな人たちとつながりを持つことができるということは、それぞれの人たちからお誘いの声がかかる機会も多く、さらには出会いのチャンスも広がりやすいということになります。その反対に、誰かに深くコミットするのが苦手な性格だと、同性はもとより、恋愛や結婚を考えるようなパートナーへコミットするなんて、とんでもないことになります。筆者はもともとコミュニケーション下手で、小さい頃はけっこうな人見知りでもありました。そんな性格なのに、仕事でもまったく出会いがないゆえに、重すぎる腰をあげて婚活を始めたところ、何年もかかってしまうことに…。なのでせめて、思い当たるところがある方は、ちょっとずつでも、疲れない程度に出会いの場に出向くといいでしょう。3.推しの影響が大きい最後に、うっかりシングルが長引く理由として、推しの存在による影響が大きいということもあります。筆者の場合、大好きなアーティストの歌を聴いたりライブに行ったりするだけで、幸せホルモンが出ますし、推しの俳優が出ているドラマや映画を観ると、ひとたび時を忘れて没入してしまいます。推しの存在は、とても豊かな時間を持てることでもあって、むしろオススメしたいぐらい…ではあるのですが、それは「シングルのままでいい」「結婚は考えない」「まだ出産を考える年齢ではない」など、出会いを考えない時期か、「そういう人生でいい」と自分で納得している場合。そして推しの存在にひっぱられて、現実社会でリアルに男性と付き合うことを忘れてしまうことがないタイプや、推しの応援と並行してバランスよく自分の恋愛も進行できるなら、なんの問題もありません。逆に、そういったことができないタイプは、現実には手の届かない存在にハマりすぎて、ご縁が遠くなってしまうこともあります。これは筆者自身もそうでした。あわてて出会いを探しても、すぐにうまくいくとは限らないため、時間をロスする可能性もなきにしもあらず。でも、ちゃんと現実の結婚計画が立てられるなら、存分に推しに没頭してもいいと思います。だって、楽しいですもんね!1年は長いようでいて、あっという間。時間は有限ですから、あとで悔いを残さないように、その年齢ならではの気持ちを恋活や婚活に生かしてくださいね! みなさんの恋がうまくいきますように!!文・かわむらあみり©AI Visual Vault/Adobe Stock文・かわむらあみり
2024年04月16日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、女友達と飲み歩く彼氏にモヤモヤしている26歳女性のお悩み。厄介な女友達…どう対処するのが正解?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:遠距離恋愛中の彼氏の交友関係について相談です。彼が大学時代の女友達(一人は既婚、一人は独身)と今でも仲が良く、頻繁に飲みに出かけて日付が変わるまで飲んでいます。私は男女の友情は成立しないと思っているし、自分にこれほど仲の良い男友達はいないのですごくモヤモヤします。最近は女友達の名前が会話に登場するだけで嫌な気持ちになるほどです。これまで一度も「嫌だ」と言ったことはないのですが、このまま我慢し続けられる気はしないしはっきり伝えるしかないと思っています。どのような言い方で伝えるのが良いか、アドバイスをいただきたいです。(26歳・会社員)「嫌だ」と伝えるのは逆効果いくら学生時代からの友人とはいえ、遠距離恋愛中の彼氏が女性と頻繁に飲みに行って毎回午前様というのは…モヤモヤしない方が難しいです。相談者さんの気持ちはよくわかるし、彼氏に改善を求めたいところですが、「不安」「嫌だ」という言い方で伝えるのはお勧めしません。それだけ頻繁に会って飲み明かすくらいだから、彼はその女友達と過ごす時間が純粋に楽しいんですよね。そして、彼にとっては本当にただの友だちでやましいことなどないので、「不安」「嫌だ」と伝えたところで何が不安なのか・どうして嫌なのかをおそらく理解してもらえません…。納得できない状態で行動を制限すると、束縛と受け取られて相談者さんの立場が不利になります。主語を「二人」にして伝えるそもそも彼に苦言を呈するのは何のためかというと、今後も二人の関係性を良好に続けていくためですよね。つまりこれは相談者さんだけの問題ではなく、二人の未来の話なんです。私が不安だから嫌だからと自分を主語にして伝えるより、「私たち」を主語にして伝えて理解を得ましょう。相談者さんと彼は遠距離恋愛とのことで、容易に会えない状況にあり、そんな中で恋人関係を維持するには揺るぎない信頼が必須です。それなのに彼が特定の女友達と頻繁に朝まで飲み歩いているせいで、信頼が揺らいでいる――それが今の状況ですよね。彼にとってはただの友達でも相談者さんから見れば男女の間柄でしかないから、受け入れ難いのは当然のことです。もしピンとこないようなら逆の立場で考えてみてもらってください。その上で「私たちの信頼関係を維持するために協力してほしい」と伝えるんです。頻繁だった飲みの誘いをいきなりすべて断るのは難しいようなら、日付が変わるまでには帰宅する、帰ったら必ず連絡する、等の約束をしてもらってはどうでしょうか。彼が二人の信頼関係を維持するために努力する姿勢を見せてくれれば、相談者さんのモヤモヤも晴れるはず。そうすれば女友達の存在も今ほど気にならなくなりますよ。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©sirisakboakaew/Adobe Stock文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2024年04月13日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第169回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その59をお届けします。1.こまめすぎる男【結婚引き寄せ隊】vol. 169それは主に30代の独身男女が集まる飲み会に参加したときのこと。同世代のシングル同士ということもあって、飲み会が始まる前から、すでにおたがいの共通点を見出すなど意気投合する人たちもちらほらいました。それぞれお酒もすすむなか、ひとりでせっせとまわりに食事をとりわけている男性に目が留まりました。あまり気をつかって楽しめていないように見えたので話しかけると、人のお世話をするのが好きだという返事が。もしかしてお酒が飲めないから食事のほうに気を配っているのかな、と思いつつ、こちらはこちらで自由に飲んだり食べたりしていました。飲み会も半ばとなり、すっかりその男性のことを忘れて別の人たちと盛り上がってしまい、ふとその男性を見ると、もうけっこうお腹がいっぱいであろう段階でもまだ「デザート食べる?」などとまるで店員さんのように気を配っています。飲み会も終わり、あらためて声をかけたら、誰とも連絡先を交換できなかった、と落ち込んでいました。飲み会の席でまめにしていたら、モテると思い込んでいたとかで、それって女性が男性たちの食事をとりわけるという昔ながらのポイント稼ぎのことかな…と思いつつ、でもそれをなぜあなたがしていたのだろうと謎だらけになりました。どこでどう情報を仕入れているのか不明ながらも、モテると思って、本意ではないことをがんばっても、なかなかうまくいかないのは男女ともに同じだなあと思ったのでした。2.一点を見つめる男それは婚活サイトで長らくやりとりしていた男性と会うことになったときのこと。婚活サイトでは、おたがいの条件が合う人としかやりとりをしないので、事前にプロフィールも把握できていて、あとは実際会うとどんな感じかな?というところのみとなっていました。メールでやりとりするぶんには、好青年といった印象だったその30代半ばの男性は、待ち合わせのカフェで会ったときもさわやかな印象。これはアタリかもしれない…などと思いながら、席へ着きました。しかし、そう時間が経たないうちから、異変を感じた私。何を頼もうかメニューを見せるも、なんだかメールとは違ってぎこちない感じ。あらためて、プロフィールに書いていた仕事のことや趣味のことなどを直接聞こうとするも、「ああ、はい」「ええ、まあ」などとふわっとした相槌ばかりで、話が続きません。さらには、最初に挨拶したときだけは目を見て話したものの、以降はほとんど私の後ろの壁なのかなんなのか、どこか一点をじっと見つめていて…。お茶をして30分ほどで店を出るなんて思いませんでしたが、もう無理だなーと退散。SNS上で好感触でも、やっぱり実際に会ってみないとわからないものだなあと思ったのでした。3.バブリーな男それは30代から40代がメインの婚活パーティに参加したときのこと。けっこう大人の男女が集まるパーティだったこともあり、わちゃわちゃせずにじっくりと落ち着いて自己紹介タイムを過ごすことができていました。男性がひとりずつ隣の席にずれていく自己紹介タイムも、半ばを過ぎた頃。ハッと目が覚めるようなビジュアルの男性がまわってきました。肩パッドが入ったスーツに、オールバックというのでしょうか、整髪料でまとめられたヘアスタイルは、90年代を思い出します。流行は巡ってきたりもしますし、個人の好みなので、それはそれで似合っているからいいかなと思いましたが…。「げんきぃ〜!?」と開口一番のあいさつに面食らう私。なんだろう、たとえるならバブリーな時代のプロデューサーのイメージというか、その迫力に押されながら、あっという間に自己紹介タイムは終了。婚活の場ではあきらかに浮いてしまうちょっとバブリーな感じは、おもしろいなあ、と楽しめる女性には合うのかもしれませんが、私には少々厳しかったです。婚活をしていると、個性豊かな人たちに出会うときもあります。思うような結果を得られないときもあるかもしれませんが、絶対、うまくいく日が来ます。みなさんの恋がうまくいきますように!文・かわむらあみり©ponta1414/Adobe Stock文・かわむらあみり
2024年04月12日リアル・モンスターワイフ、再び
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実録・ポジティブな離婚