【6月30日】半年間の「不浄」を捨てる日!夏越祓(なごしのはらえ)
茅の輪くぐりの伝説
神々の時代。スサノオノミコトが旅の途中、ある兄弟に宿を求めました。裕福でありながら「NO!」と断った弟に対し、兄・蘇民将来(そみんしょうらい)は貧しいながら、喜んでもてなしてくれました。
その後、再び蘇民将来のもとを訪ねたスサノオノミコト。「もしも悪い病気が流行ることがあったときは、この茅で輪をつくり腰につければ病気にかからない」と告げたのです。そして疫病が流行したとき、弟の家族は病に倒れましたが、蘇民将来とその家族は疫病をまぬがれることができました。
この伝説が「茅の輪(ちのわ)」くぐりの由来となっています。
やってみよう!茅の輪くぐりのお作法
ご利益をのぞむのであれば、茅の輪(ちのわ)くぐりの意味をきちんと理解して、輪をくぐることが大切です。
それでは茅の輪くぐりのお作法をご紹介しましょう。
「水無月(みなつき・みなづき)の夏越(なごし)の祓(はらえ)する人は千歳(ちとせ)の命(いのち)延(の)ぶというなり」
と、唱えながら茅の輪をくぐります。
1. 茅の輪の前に立ち、一礼をしましょう。
2. 輪をくぐり、左方向にまわって、正面に戻ります。
3. 輪をくぐり、右方向にまわって、正面に戻ります。