効果2倍の『二日灸』って?春の冷え症対策にはお灸がベストな理由【恋占ニュース】
それでは、いろいろある春の冷え対策のなかで、オススメをご紹介しましょう。それは「お灸」です。というのも、旧暦2月2日にすえるお灸のことを「二日灸」といい、効果が二倍になると伝えられているから。また、一年間無病息災でいられる、災厄から逃れられるなどともいわれています。
効果二倍の「二日灸」で女子力アップを目指して
日本にはお灸に適したヨモギが多く育ち、ヨモギからつくるモグサの生産が盛んでした。江戸時代には、なんと日本中の全家庭にモグサが常備されるほど普及していたのだとか。そしてプロの鍼灸師にすえてもらうのではなく、親しい者同士でお灸をすえあったそう。なんだか微笑ましい光景ですね。
二日灸をすえたのは、旧暦2月2日のほかに旧暦8月2日の年に二度でした。2月は春の農作業前、8月は秋の収穫前。どちらも体調を万全にしておく必要があります。そのため手軽なお灸で体の調子をととのえておこうという、先人の知恵でもあったのでしょう。さて、冷えに効くツボの中で、ぜひ試してほしいのは「三陰交」です。その場所は、内くるぶしから指幅4本分上のところ。背中や腰のツボと違って自分ですえられる場所なので、お灸ビギナーでもトライしやすいですよ。