脳科学的に有効な「失恋の痛手から立ち直る」究極テク

■逆転の発想でドン底を極める!新しい回路を作ることが大切とはいえ、失恋の悲しみが大きすぎて、楽しいことをする気力もないという人もいるでしょう。その場合は、敢えてとことん相手のことを考えてみてもいいとのこと。

ただ考えるのではなく、相手の欠点を紙に書き出してみることが有効だと茂木氏は述べています。紙に書き出すことで、冷静になることができ、“本当にその相手が自分にとって必要だったか”客観的に分析することもできるのです。

「あんなに素敵な人はいない!」という人でも、必ず欠点のひとつやふたつあることでしょう。どうしても見つからないなら、「完璧すぎて自分が疲れてしまう」というのでもかまいません。なお、人間の脳は失恋に限らず、大きな痛手を負ったあとほど、大きな喜びも得られるとのこと。

というのも、深い悲しみを受けると、心にぽっかり穴があいたような感覚に陥りますが、その穴が大きければ大きいほど、脳はそれを埋めようと必死になって次の幸せを探す準備を始めるのだそうです。


いわば、痛手が大きいほど強烈なリバウンドが期待できます。なので、失った彼のことを思って辛くて仕方がない場合は、「この痛みがあるからこそ、次は素敵な出会いがある」と信じましょう。どん底体験も、あながち悪いものではありません。

いかがでしたか? 今まさしく失恋直後で辛い思いをしている人は、新しい回路を作るか、とことん悲しみをつきつめるかして、どうか失恋の痛手を乗り越えてくださいね!

【参考】
茂木健一郎(2009)『脳は0.1秒で恋をする』 PHP研究所


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