その場にいたのは、日々忙しく仕事と向き合うしっかりしたタイプが多かったのだが、それぞれ、「重いと思われたくない」「泣くのは卑怯な気がする」という思いがあり、仕事で感情を抑える癖がついている…と“泣けない理由”について盛り上がっていた。
そんな中、ひとりの友人がこう言った。「男の前で流さない涙は、ないものと同じだよ。もしその人のことで泣いているのだったら、その本人の前で泣かないとだめだと思う。」たまに“常に彼が絶えない”という女性がいるが、彼女はまさにそのタイプ。
しかも、いかにも小悪魔!みたいなモテ女子という雰囲気でもないため、そういう“わかりやすい女っぽさ”を前面に出していない分、どんなところに彼女の魅力の秘密があるのか、興味をそそられていた。