大切な人がいる人へ。当たり前な日々なんてないと思わせる本「最後だとわかっていたなら」

「もし、明日が来ないとしたら、わたしは今日、どんなにあなたを愛しているか伝えたい」

大切な人がいる人へ。当たり前な日々なんてないと思わせる本「最後だとわかっていたなら」印象的な一節。この一節にグッとくる人もいるのではないか。震災後、密かに販売数を伸ばし続けている本がある。それが「最後だとわかっていたなら」だ。

2001年9月11日、アメリカで起きた同時多発テロの後、アメリカの追悼番組や追悼集会で朗読された詩があった。その詩は後に世界中にチェーンメールとして配信され、やがて日本語訳された。人から人へ、口コミで広がり、数多くのブログやHP、SNSなどで感動のコメントと共に紹介され、大きな反響を呼んでいる。

その多くには、「9.11テロでなくなった若い消防士が生前に書き残した詩」という解説が付いたが、それはまったくのデタラメで、この詩は、ノーマ コーネット マレックというアメリカ人が自分の子供を亡くしたときに作った詩であることが分かったのだ。


それを偶然発見した誰かが、9.11テロの際に亡くなった方々を偲び、平和を訴えるために勝手にチェーンメールとして配信したようだ。


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