さらには、病気のために不安になっている方や、親から離れて寂しい思いをしている子どもに対して、安心感を与えようと手を握ってあげることも。患者さんの苦痛を少しでも和らげたいという気持ちが、患者さんの身体に触れるという行動に表れているのですが、そんなナースに聞いた効果的なボディタッチを段階別にチェックしていきましょう。
■触れるときは自分の身体も相手に近づける【初級編】身体の距離を近づけパーソナルスペースを縮めることで、親愛の情が伝わりやすくなるそうです。患者さんに手を貸すときに、自分の身体を近づけることで、より患者さんに安心感を得てもらえるとのこと。このテクニックは私たちでも応用できそうですね。仲良くしたいなと思う人には、ボディタッチの前にちょっと距離を縮めて話をするなどして様子をみてみましょう。
■上半身に触れる(なれなれしい態度はNG)【中級編】ナースは、患者さんに「あなたのことを気にしていますよ」ということを伝えるために「ゴミがついてますよ」と腕に触れるなど、明るくさりげなくタッチすることで不安を和らげてあげるそうです。そこで必要なのは、わざとらしくなく、なれなれしくならないこと。
まずは「あなたを気にしていますよ」ということを伝えるには、腕に触るぐらいのさりげなさで十分なのかもしれませんね。