本音は「ぶつけるもの」ではなく「伝えるもの」【心屋仁之助 塾】

そして、怒っている人は何かを怖がっている人でもあります。怖い何かから自分を守るために「怒る」という表現をしている可能性があります。怒り出した彼を見たら心の中で「怖くないよ~」とつぶやいてみて下さいね。聞こえないようにね。

そして、彼に怒る権利をあげて下さい。不機嫌になる権利をあげて下さいね。かずしさんは自分の意見を撤回せず、黙っているだけでもいいかもしれません。二人の意見を無理に合わせようとしなくてもいいかもしれません。


意見が違う彼のことを「そうなんだ」と黙って見てみてくださいね。人と自分は異なる感情を持ち、違う意見を持っています。全く同じ感情と気持ちを共有している状況のほうが珍しいかもしれません。いや、そんな状況はないのかもしれません。

だからこそ、自分の思いを相手に伝えてコミュニケーションをとることが大事なのですね。

また「自分の我慢が映し出されているのかな」と書いていらっしゃいますが、かずしさんは何を我慢していると感じていますか。普段から言いたいことを我慢してしまう癖がありますか。

言いたいことが言えないのは「どうせ言ってもわかってもらえない」や「どうぜ私の意見はたいしたことがない」や「どうせ本当のことを言ったら人を傷つけてしまう」などの思いが隠れている場合があります。


その無意識の「どうせ」を思いきりひっくり返してみましょう。「どうせ私の話はわかってもらえる」「どうせ私の意見をみんなが聞きたがる」「どうせ本当のことを言うとみんなが喜ぶ」とこんな感じです。

日頃からブツブツつぶやいてみてくださいね。怪しさ満載ですが楽しいですよ。そして「自分の本音を言おう」と思ったときに思い出してください。「本音は人を傷つけない」し「怒らせない」のです。そう、本音は「ぶつけるもの」ではなく「伝えるもの」です。


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