彼とケンカ、頭に血がのぼってしまった時にとるべき行動【伝え方が9割】
50万部突破のべストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、読者の皆様からのお悩みに解答していただくこのシリーズ。第8回目は、恋人にきつい言葉遣いをしてケンカしてしまった場合の対処法についてのご相談です。
■相談(あり・21歳)彼氏に素直になれず、ついきつい言い方をしてしまいます。言い方次第では丸く収まった話なのに……。きつい言い方を優しい言い方に言い換えて伝える方法を教えて下さい。
■回答きつい言い方を優しい言い方に変換する時のポイントは、「相手のことを想像した上で何と言うか」と考えることです。これはケンカした場合だけではなく、自分の気持ちを伝えるケース全てに当てはまります。
恋人とケンカをすると頭に血が昇って自分の思ったことをそのままぶつけてしまう人もいますが、きつい気持ちをそのまま言葉にすると、関係が破滅してしまうこともあります。
さらに相手がその言葉にのせられて応戦してきてしまったら、建設的な話をすることすら難しくなってしまいます。
ですから常に、「こう伝えたら相手はどう思うか」と、相手を想像しながら言葉を選んでみて下さい。きつい言い方をしてしまう根本には、相手を責めたいという衝動よりも、もっと仲良くなりたいからという気持ちのほうが強いはずです。その根本に立ち戻って言葉を選びましょう。