もう彼氏にイライラしないですむかも!? 男女の脳の違いを知れば恋愛が変わる?【黒川伊保子】
彼氏に対して、どうしてこんなに私の気持ちをわかってくれないのだろう? と思ったことがある人は多いはず。そのために、彼の愛情を疑ってしまい、ケンカに発展してしまったなんて失敗の経験はありませんか。
それは愛情の有無の問題ではなく、男女の脳の違いが原因だったと言われたら、驚くかもしれません。
けれども、脳科学者で、人工知能エンジニアとして脳を研究してきた黒川伊保子先生によれば、男女の脳は回路のかたちと信号特性が違う、異なる装置だとのこと。
つまり、違う装置なのだから使用法も違うということ。男性脳には男性脳の、女性脳には女性脳の使い方があるのに、異性の脳を、自分の脳と同じように扱おうとするからストレスを感じるのだそう。
では、男性脳と女性脳はどう違うのでしょう。たとえば、男女の脳では感度が違うといいます。
例えば、色の見え方、音の聞こえ方、嗅覚、味覚、皮膚の触感などが違うそう。
そして感度が違うということは、気持ちいいことの範囲が違うということにもなってきます。
例えば、30代の男性デザイナーが最高に美しいと思って作った商品を、50代女性がピンとこないと思うことは当然ありえるということ。
それは趣味の差ではなく、男女の脳の感度の違いによるものだったのですね。
このように、男女間の脳には入力だけでも大きな違いがあり、つまりは内部機能が違い、当然出力も違ってくるそう。
実際に男女の脳を調べてみると、脳の中央にある右脳と左脳を連携させる脳梁という器官をつなぐ神経繊維の束が、女性のほうが男性より約20%太いのだとか。
つまり、女性脳は右脳と左脳の連携がいい脳、男性脳はそれほどでもない脳ということになり、それが彼氏とのすれ違いを生んでいたのかもしれません。