不倫の恋を繰り返してきた末に… もう独身男子と恋愛できないの?【黒川伊保子】
毎日幸せそうに洗濯をし、ご飯を作って…というノーテンキなタイプだと本当に手ごわい。ダンナの機嫌関係なくご機嫌でいてくれる妻なんて、別れる理由が見つからないのだから。
不倫相手の女性にときめく恋をしていても、妻はまた別なのです。相手の奥さんが自滅しない限り、略奪愛はほとんど起こらないと思っていてください。
したがって、どうしても成熟した大人の男がいい、となったら、戦略は3つしかありません。
1.いっそ、恋人に徹する相手の家庭を壊さず、自分の生活は自分であがない、彼を恋人として生き抜いていく覚悟をする。経済的にも社会的にも精神的にも自立した女性として生きていかなければならないし、出産もあきらめなければいけませんが、その性癖を通すなら、その覚悟が必要です。
その覚悟の上に、自分も十分にオトナになったころ、結局不倫相手をゲットする人もいるし、若い恋人が出来て劇的な結婚をする人もいるし、別の同世代の独身男性と出逢ってオトナの結婚をする人もいます。
2.成熟しているのに独身の男性を探す仕事に夢中で、あるいはバツイチで、オトナなのに独身の男性もいます。この層を狙うと言う手も。しかしながら、仕事没頭組は女性の扱い方を知らないし、バツイチ組はその自由をなかなか手放そうとはしません。この戦略は、意外にも一番実現可能性が低いのです。
3.いったんオトナの男性を断って、共に歩ける同世代の男子と向き合ってみる私は、これをお薦めします。結婚出産は女の人生のマストじゃないですが、縁あって経験できればエキサイティングです。青年がゆるぎない成熟男子になる道のりを見守るのも、なかなかオツなものですよ。
「今のデート」で考えれば物足りない若い彼も、長く付き合えば深い感性に触れることもあります。
男子は表現力がプアなだけで、感性がプアなわけじゃないですから。
それに、女性ホルモンの分泌は、日ごろ男性の匂いを嗅いでいる人の方が安定するというデータもあります。女性ホルモンは、女性をさまざまな疾病から守り、みずみずしい肌や、女らしい曲線を作ってくれる大事な要素。好きな男性の匂いの中で暮らすことは、心にも身体にもいいことなのです。