四国お遍路で出会いをつかむ?! 今、若者が集まる理由とは【前編】
四国にある88ヵ所のお寺を巡る「お遍路」。今年は開創1200年という節目の年でもあるそうで、白装束を身に着け旅をする姿をTVなどで目にしたことがある人は多いだろう。今、そんな「巡礼の旅」の地を訪れる若者が増えているという。
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以前は60~70代が中心だったが、近年10~30代が増えて今では全体の1割にまでのぼるそう。伝統的な白装束ではなく、カラフルな登山スタイルでお寺を巡る女性たちがメディアで取り上げられるなど、話題を集める事も多い。
■「恋愛」だって大きなきっかけ? お遍路に集まる人々とは「お遍路」と「恋愛」。並べてみると結びつきそうもないが、自分自身を見つめ直したいという類のきっかけの他に、「出会いや結婚などでご利益を」という動機で参加する人も少なくないようだ。
お遍路では、険しい山道や海沿いなど豊かな自然の中、全長が1400kmという道のりを歩くが、普段仕事をしていることの多い若い世代のほとんどは、連休などを利用して一部だけ歩いたり、数泊ずつ何度も訪れ、数年かけて巡ったりと旅のスタイルも様々。