第2回目にスペシャルゲストとして登場してくれたのは、俳優、そしてロックバンド『RIZE』のドラマーとして活躍する、今年3月に結婚した金子ノブアキさん。独身時代の恋愛観や結婚観を、赤裸々に語ってくれました。
男が尻に敷かれるのが生物学的に正しい!?――金子さんは、好きになった女性に対してどういったアプローチをするタイプでしたか?
金子ノブアキ(以下金子、敬称略):俺は、
好きになったら押しの一手で口説きまくってましたね。最初は嫌われてても、何とかなるだろうと思って。数え切れないほど大クラッシュも経験しましたけど(笑)、何とかなるもんなんですよ。今思い出すとちょっと危ないですけど(笑)。
――好きな人がアプローチしてくれないと悩む女性が多いのに、男らしいですね。
金子:
男の美学として自分から攻められない人もいると思うんですけど、それに関しては男が情けないとしか言えないですねぇ。女の人に決めの言葉を言わせちゃうのってどうなの? と思う。男なら自分から行けよ、情けねえなって。
――その考え方は、大分県出身のお父様(ドラマーの故・ジョニー吉長氏)の影響ですか。
金子:九州男児の血ね。入ってるんでしょうね。
外では男を立ててもらって、家では転がしてもらいたいっていう。
――女性とのつき合い方も、そういう形が多かったのでしょうか。
金子:いやぁ、若い頃はケンカばっかりしてましたけど、年齢と共に変わってきたのか、結婚してからはケンカはほとんどしないですね。
毎日、まったり、のんびりと暮らしてます。
――年齢を重ねることで、ご自身の中で変化があったということですか。
金子:女性の尻に敷かれることができるようになったっていうのは、自分の中で大きいですよね。怒られたら即『ごめんなさい!』って言えるようになりましたもん。
男女関係って、男が尻に敷かれていないと成立しないと悟ったんですよ。生物学的に男のほうが劣等種だから、頭の切れ方からカンの良さから、勝てるわけがないんです。抵抗しようと考えること自体がムダ。だから絶対服従で、巻かれておけ、と(笑)。
――(笑)。男の人は結婚すると変わるって言いますもんね。
金子:
人として成熟していってるのは、身を持って体感してますね。結婚して縛り合うことに意味がないっていうのも正論だし一理あるんでしょうけど、結婚ならではの良さもあるんだなと思います。
――では、金子さんが考える、恋愛と結婚の違いとは?
金子:仕事への集中力の違い、ですかね。恋愛期間はまー、散漫でしたけど(笑)、
結婚して落ち着くと、やるべきことがはっきり見えてくるんで、仕事が飛躍的にしやすくなりました。俺は、それが結婚の条件でもあったんです。誰にでも自分が入って来られたくない絶対領域があって、その領域にグイグイ入り込んできちゃうような相手と一緒にいるのは難しいんで、
ちょうどいい距離感の人を探して、見つけて、結婚したという。
相手のサポートによるところも大きいんですけど、だから今、非常に集中できてますね。