もっともっとお互いを知りたい! イタリア流ライフシェアリングのコツ【後編】
■6)眠るスペースを快適に保つベッドの文化圏であるヨーロッパでは、「ベッド周りを快適かつ美しく保つ」ことが当たり前。とある知人カップルのお宅(シェアハウスの1室)に招かれた時に見た寝室が特に記憶に残っています。
雑誌に載っていそうなモダンなベッド周りと、間接照明の絶妙な明るさが「ああ、ここで一晩ぐっすり眠ってみたい」と思わせずにはいられませんでした。素敵すぎる! と絶賛すると、「眠るだけじゃなくて、二人で夜を楽しく過ごす為に、環境づくりを頑張らないとね」と微笑んだ彼女には、真の女子力が秘められているように感じ、圧倒されたものです。
ベッド(もしくは布団)の中というのは、パートナーの存在をすぐそばで、触れて感じられる時。他で過ごす時よりも特別な時間です。清潔なシーツと身体に合った寝具を使うことはもちろん、間接照明とアロマオイル等で、視覚と嗅覚にも快適さを演出してみてください。
明るさを抑えた間接照明は、目から入ってくる情報をシャットアウトする効果があるので、疲れている頭と身体をゆっくりとほどいてくれます。
五感のうち最も早く脳に到達する感覚と言われている嗅覚を、リラックスorリフレッシュ効果のある香りで刺激すれば、さらにいいムードの中で夜を迎えられます。
専用のガジェットを用意することが難しければ、床に置いたスタンドライトを壁側に向けたり、スーパーで手に入る部屋空間用スプレーで代用も可。お互いにとって居心地のいい寝室にできれば、夜一緒に過ごすのが毎日楽しみになり、心も身体も十分にコミュニケーションを取れる効果が期待できます。
「ライフシェア=いつも楽しい」ばかりではなく、お互いに異なる一面を初めて知る機会が増え、最初は不安な気持ちになる時もあるでしょう。しかし、「同じ場所で、同じ時間、同じ経験を共有しあえる」のがライフシェアリングの最大の喜びでもあります。
一緒に重ねていく時間と空間が、二人の気持ちをますます高めてくれるよう、最初の一歩を踏み出してみてくださいね!
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