――じゃあ、相手も料理ができなくて結婚したらどうするんですか?
大館:美味しくないご飯を毎日食べるんだったら、お金をかけてでも買ってきたり外食したほうがいいかなって思うんです。僕、昔、何でもアレンジする女性の料理を食べた経験があるんですよ。プロが考えたレシピどおりに作れば美味しくできあがるはずなのに、どうしてその調味料入れちゃうの? みたいな。
中村:あー、たまにいるいる(笑)。レシビにない材料まで入れてあったりとか。
大館:そうなんですよ。でも、アレンジしたい女性にこういうこと言うと、すごく怒られるんですね。だけど、レシピの材料にない余った漬物を「色が似てるから」「アクセントになるから」と入れられたことがあって、その味がまた強烈で(笑)。
そりゃあ、美味しく作ってもらえるなら大歓迎ですよ。それが難しいなら、買ったり外食するのも仕方がないってことです。
――なるほど。では、仕事面で「ここだけは理解してほしい」という点はありますか?
中村:仕事が終わる時間が不規則っていうのは理解してくれないと、絶対に困ります。エンジニアって、終わる時間が読めない職業なんですよ。
佐藤:あと30分で終わるかなと思っていたのが、2~3時間かかることも珍しくないですよね。
大館:今日ここに集まった僕ら4人がベンチャー系企業に勤めてるからって理由もあると思うんですけど、1人に課されたタスクの量がある程度多いんですよね。だから、
トラブったら残業になることなんて当たり前なんです。
新井:僕らの職業って、
趣味と仕事の間のような職業じゃないですか?
他3人:それはありますね。
新井:だから家に帰ってベッドの上でパソコンを開いて作業したりもするんですね。端から見たら遊んでるように見えるかもしれないんですけど、仕事と趣味の中間の作業をしてるから、その間はできるだけ話しかけないでほしいっていうのはあります。
中村:あー、わかります、それ。
新井:ベッドに横たわりながらプログラミングしてることもありますからね。
――結婚生活の話が出たところで、みなさんの結婚観もお聞きしたいのですが。既婚者の中村さんは家事をご担当されていますか?
中村:休日と祝日は料理担当です。あと、お掃除担当です。
大館:彼女がいないから結婚生活を想像するのが難しいんですけど、掃除は自分が担当したいですね。家の中が汚れてるのが嫌なんですよ。汚れてたら文句言っちゃいそうなんで(笑)あと、洗濯も自分が担当したいですね。自分なりの干し方があるじゃないですか。
佐藤:厳しい、ハードルが高い(笑)。
新井:洗濯は僕、ハンガーで干したのをそのまま取り込んで着ちゃうような感じだから、それでもいいって言ってくれるならしますけど(笑)、料理は今でも一緒にしますよ。この前は彼女と一緒に明太子パスタを作りました。普段、一緒にいてもあまりしゃべるほうじゃないから、
一緒に料理をするのがいいコミュニケーションになるんですよ。
大館:料理がコミュニケーションの一環! いい話聞きました。僕も彼女に明太子パスタ、作ってもらいたいです(笑)。
佐藤:(笑)。僕は結婚したら
家事は効率性を重視したいです。例えば彼女が掃除をしている間に僕が食器を洗うとか、彼女が家事をしているなら、僕はゴミ捨てをするとか。