新しいかたち「別居婚」がうまくいっているカップルが実践した2つのこと
アモーレの国イタリアでも、別居婚を選ぶカップルが少しずつ増えているようです。
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一人っ子の知人女性は、婚約直後にガンで倒れた家族のため、別居婚を選びました。
ご主人は「別居って言っても、車で40分くらいの場所に住んでるしそれほど気にならない。会いたいと思った時に会えるしね」とあっけらかんと話していました。
離れていて不安に思ったことはないの? と聞いてみると、「ほぼいつも連絡を取りっぱなしだから、物理的な距離はまったく気にしたことがない」とバッサリ。その安定感に尊敬すら感じたのを覚えています。
いろいろな事情がからんだ上で別居婚を選んだイタリアのカップルが、こえなくてはならない壁をどうやって乗りこえ、二人の愛をはぐくんだのか? ここでは、彼らから学んだ別居婚のコツをご紹介します。
■1. 24時間オンライン
地元で、職人として働くご主人と別居婚をして1年ほど経つ知人女性がいます。
「仕事の都合上、地元でずっと暮らすのが難しかった。別居婚を申し出たのは私だけど、彼は拍子抜けするほどあっさり『いいよ』って言ってくれたわ」と、彼女は結婚当時を振りかえっていました。
普段の連絡はしばらく、携帯オンリーだったそうですが「彼が肺炎で入院したとき、本当に連絡するのが難しくて困ったの。だから、退院祝いにタブレットとスマホを無理やりプレゼントしたわ」と話す彼女。
デジタルガジェットを使うのが苦手…と渋る彼を説得し、お互いのSkypeをつなぎっぱなしにしたそうです。
それからというもの、職場でも家でも24時間お互いの様子を見ることのできる便利さに目覚めた彼は、「面白コスプレでSkypeトークする」「部屋にぬいぐるみを隠して『ウォーリーを探せ』ごっこ」など、ハマリまくっているとか。