事実婚でも、入籍したカップルと同等の権利が与えられるイタリアですが、とある事実婚カップルの女性は、彼に結婚をせまっている最中です。
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友だちの結婚ラッシュに遭遇したのがきっかけだといいます。「次はどういう手で攻めたらいいかしら?」と女子会で相談していましたが、彼女が帰った後は、「大丈夫かな?」と、参加者みんながヒヤヒヤしていました。
彼の煮え切らなさに業を煮やしたイタリア女性が、状況を変えるために自分から行動している姿をたまに見ることがあります。
イライラすることがあっても、すぐに見かぎって次へ行くことはせずに、「この人と一緒に幸せになりたいから」とポジティブに彼と向きあう姿勢は見習いたいもの。
ここでは、そんな彼女たちが実践した「ダラダラ付きあいを続ける彼に、結婚を決意させる方法」をご紹介します。
1.家族をつくる気持ちが薄い彼
自営業の知人女性は、4年前にお付きあいをはじめた年上の彼と同棲していました。
お互いに入籍にはこだわらなかったものの、親の介護がはじまってから彼女は結婚について考えるようになったそうです。
介護を通して親と本音で話す機会が増え、「結婚して孫の顔を見せてほしい」と思われているのを実感した彼女。よく考えたすえ、思いきって彼に「結婚してみない?」と聞いたのですが、乗り気でない彼の態度にがっかり。
それから1か月ほどで、彼女は介護のためにいったん実家に戻ることを決めました。
「家族をつくることを、彼が真剣に考えていなさそうに見えてイラついてしまった。将来子どもが欲しいと思いはじめた私とは逆で、単にパートナーが欲しいだけのように思えたわ」と話す彼女。
ふたりでいる理由が見つからなくなってしまったと感じ、頭を冷やす意味でも、彼と距離を置くことにしたそうです。
同棲を解消してから彼がどう行動するかを観察していた彼女ですが、半月ほどで彼の態度が変わったことに驚いたといいます。
仕事と寝るとき以外は、ほぼ彼女の実家で過ごし、お見舞いだけではなく、たまに介護を手伝うこともあったそう。
3か月ほどたってから「やっぱり君がいないとダメだ。結婚して、僕たちの家族をつくろう」とプロポーズされたとか。