自分を責めないで 転職先でうまくやっていく方法【心屋仁之助 塾】
どんなにできる人だとしても、まずは、職場に慣れることからなんですよね。前のやり方をいったん置いて、その職場のやり方を知る、教えてもらうことからです。つまりは、周りの人に助けてもらうことからなのです。
逆に迎える立場からの経験では、こういうことがありました。新しく来た課長が、一番下っ端の私の仕事を「教えて」といって、一緒にやってくれたうえ、「これは大変だね」といってくれたのです。とてもうれしかったのを覚えています。
“同じ釜の飯を食う”ではないですが、同じことをしていくなかで、その職場を知っていくこと、興味を持って知ろうとすることって、とても大切なことだなって思います。
りりさんは、人から「傷つけられる」「責められる」と思っていらっしゃるようですね。
どんな言葉がそれに当たるのでしょうか?
じつは、自分で勝手に悪く解釈しすぎていることが多いものなのです。相手から本当は何といわれて、自分がそれを、どういう意味だと感じたかを書きだすと、面白いことがわかったりしますよ。
誰もあなたを傷つけようとしていないし、責めたつもりがないことがほとんどだったりします。けれど、自分が「この人も、私を傷つけやしないか」「責めやしないか」と疑ってこわがってばかりいると、そうでない言葉まで過敏に受けとって「やっぱり、あなたもなのね」となってしまう。そして、自分の味方が誰もいないような気になってしまう。そんなパターンにおちいってはいませんか?
誰も責めていません。自分以外は…。まずは、自分を責めるのをやめてくださいね。
「ダメな自分」「いい歳して公共の場で泣いてしまった自分」「自信のない自分」「弱い自分」を責めないで。「そんな自分でもいい」ってつぶやいて、許してあげてくださいね。
そもそも、立ちむかわなくていいのです。滞りなくなんて、気にしなくていい。滞って、誰かに助けてもらうくらいでいいのです。そういう意味では「泣けてよかったね」といってあげたいくらい。
ようやく、弱くてかわいらしいりりさんを職場のみなさんに見てもらうことができたのですから。これをきっかけに、もっとダメなりりさんをさらけ出していってくださいね。
そんなりりさんに、みんな何かしてあげたいし、助けになりたいと思っていますよ。じつは、最初からだったのですが、いままでりりさんが受けとろうとしていなかっただけなのです。自分がその職場で何かしてやろうと思うよりも、まずは、その好意を受けとることからはじめてくださいね。
いまの職場が、りりさんにとって温かくて楽しい場所になるように祈っています。
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