うーむ。シンイチさんは女性経験が少なくて「どうしたらいいのかわからない。下手なことをして軽べつされたくない」と思っていたのかもしれません。僕も20代半ばのころは同じような悩みを抱えていたのでわかります。
そんな男性と文字通り裸で向きあって、ときには叱りながらも女性の心と体について教えられるのは、恋人しかいないのです。奈津美さんには荷が重すぎたのかもしれませんね。
■男性と出会っても、次に会うのがおっくうになってしまう
シンイチさんに見切りをつけた奈津美さんは、今年の春に結婚相談所に登録をしました。9か月間で13人ぐらいの男性と会ったそうです。
キレイな奈津美さんには申しこみが殺到したはずなのですが、その点に関してはあまり話してくれません。謙虚というか、自分をポジティブに評価したりされたりすることが得意ではないようです。
相手の男性に求める条件も高望みとはいえません。年齢は5歳上くらいまでで、関東地方に住んでいることと、年収は400万円以上で、写真を見て「無理じゃない」ことの4点のみ。
実際、婚活の場では人気を集めそうな30代前半の男性ばかりと会えたようです。
「でも、また会いたいなと思える人がいませんでした。わがままをいって、本当に申し訳がないんですけど…」
現在は結婚相談所での活動を休止中だという奈津美さん。2回以上デートを重ねられた男性も5人いたそうですが、4回目以降はありませんでした。
奈津美さんは、なぜか次に会うのがどうしようもなくおっくうになってしまうのだといいます。
でも、あえて理由を挙げるとすれば“次に会う日程をなかなか決められない”男性だったから。後で連絡するといわれて、待っていてもメールがしばらくこないのだそうです。
「私は週末休みではない仕事なので、休みを取るためには早めに調整が必要です。だからこそ予定はちゃちゃっと決めたい。前の彼(シンイチさん)もデートの予定がなかなか決められない人だったので、同じような系統は避けたいと思いました」
“距離感が近すぎる”男性もいました。最初のお見合いの席で、身を乗りだすようにして話しかけてくるのです。「男性はあまり得意じゃない。
男友だちはいない」と明かす奈津美さんは、完全に引いてしまいました。
親しくなってもいないのに、やたらに体を寄せてくる人って男女ともにいますよね。