短命交際ばかりで長続きしない。私はこの先、どうしたらいいの?
「長い付き合いをしたことがなく、知り合ってすぐ付きあい、別れるということを繰り返してきた」。そんな31歳女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。
最近は婚活を始めてみたものの、嫌悪感が拭えず次に進めないでいる状態だとか。一人で生きる覚悟もないため、「どうしたらいいのか、どうしたいのかがわからず、苦悶の毎日を送っています」と心境を吐露し、読者の意見を求めています。
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「人を好きになりにくいタイプ」だとしたら、どうすればいい?
のちの投稿もすべて拝見しましたが、トピ主さんはお誘いの機会は多いものの、なかなか人を好きになれないタイプのようですね。
3回目のデートくらいで告白してくる男性をかわしきれず、いつも「気持ちを持っていくように努力して」付き合ってはみるものの、結局は相手を好きになれない自分の気持ちに気づいて破局……というパターンを繰り返しているようです。「寂しさを男性で埋めていたのかなと思う」といった記述も見られます。
変化を起こすためには、まず「今度はちゃんと好きになれる相手が見つかったら付き合おう」と決意すること。
そして、恋人の有無に関わらず「それなりに充実している」と感じられる毎日が送れるよう、試行錯誤をしてみること。この2点が突破口になるのではないかと思います。
逆説的ですが、恋愛をしていなくても日々が充実してくると、いい相手が現れる……といったこともしばしばあります。しばらくは異性だ、恋愛だという意識を弱めて、ナチュラルな交流機会をたくさん持つようにしてみてはいかがでしょうか。仕事や趣味で何か新しいことを頑張ったり、行動範囲や環境を変えたりということでも、充実感や新たな交流は生まれやすいでしょう。
好意を持ってくれる男性は“キープ”すべきなの!?
読者からは、早々に告白してくる男性に対しては、相手の好意をのらりくらり交わしてキープすればいい……なんてアドバイスも見られますが、“のらりくらり”待たせることにも限界があるものです。まだ好きになっていない相手に告白されたときは、正直に「よければ友人でいる期間が欲しい」などと気持ちを伝えるのが最善ではないでしょうか。
そう言って去る相手であれば、シンプルに「縁がなかった」と考えていきましょう。
気長に待つよという男性がいれば、そのことで相手の魅力を感じられることもあるかもしれません。
もしかしたらトピ主さんは、「他人の気持ちには応えなくては」という思いが強い方なのかもしれませんね。でも、自分の意思や本音を伝えることについては、必要以上に罪悪感や同情の気持ちを持たなくて大丈夫です。男性も自分のペースと判断で動いているわけですから。お互いの要望が折り合わないこともあるのは自然なこと、とさっぱり割り切っていきましょう。
「選り好み」はすべきではないの? 「選ばれたほうが幸せ」なの?
「選り好みしてはいけないという思いもあり」とのことですが、最終的にNOと言っているなら同じことですし、そもそも好きになれていない相手の告白を断ることは“選り好み”ではありません。「愛していないけど愛してくれる相手だから」という理由だけで交際や結婚をしても、トピ主さんと同様、結局は好きになれず別れてしまうケースもたくさんあります。
「選り好みをしている場合じゃない」と意見をしてくる人もいるかもしれませんが、「好きな人と付き合いたいと思って何が悪い!」と心の中で開き直ってしまいましょう。
この先、「私は男性をそれほど熱心に好きになれないタイプなのかも?」なんて気づくこともあるかもしれません。大好きな相手ができても、その恋愛は叶わないかもしれません。そうした経験をした結果、「私はやっぱり、好きになってくれる男性を大事にしよう」とか、「恋愛結婚にこだわらなくてもいいや」などと思い始めることだってあるかもしれません。
仮にそうなったとしても、自分の経験からそういう結論になるのであれば、今とはまったく違う捉え方ができるはず。ひとまず、「波動の合う方と結婚し、お互いに支え合いつつ歩んで生きたい」という自分の気持ちを確認できたのですから、今一番最善と思う方法で動いていきましょう。
異性と知り合った際も、「今日話せて楽しかったな」などと一瞬一瞬を楽しめるようになると、自然な形で関係も続きやすくなると思います。変化が起きるといいですね。応援しています。
(外山ゆひら)