男は、褒めて伸びる生き物である。いろんな恋愛指南書に、このようなことが書かれているかと思います。
私自身も、何度もそのようなことは書いたことがあります(笑)。とは言っても、褒めて喜ぶのなら、とりあえず褒めていればよいのか? 実は、タイプによって褒め方が違っているというのをご存知ですか?
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今回は「理系夫」を褒めるポイントをご紹介したいと思います。
理系ほど曖昧なものを嫌う生き物はない
「すごーい!」
こんな言葉では、理系夫は絶対に喜びません。喜んだとしても社交辞令程度の喜びでしかないでしょう。
なぜか。それは「何が」すごいかが全く伝わらないからです。
理系夫には、何に対する褒め言葉なのかを明確に伝えることで、喜びは倍増します。
例えば、お風呂掃除をとてもきれいに仕上げてくれたとします。「わーすごい!ありがとう!」よりも「お風呂のこういう部分なかなか汚れとれないのに、キレイになっててすごい!ありがとう!」のほうが断然喜ばれます。
理系夫は基本的に感情論で話されても心に響きません。
もっと言えば、感情論のような曖昧に感じるものを汲み取るのが苦手なのです。だからこそ、きちんと何に対しての褒め言葉なのかを具体的に伝えると「こんなにも喜ばれたんだ!」と理系夫も喜びます。
アンサーへの褒め言葉は効果てきめん!
理系の男性が得意なのは、議論などを通して1つの答えを導くことです。
複数の曖昧な答えが好きではないため、女性の結論の出ない井戸端会議のようなものは一番苦手かもしれません。
ちょっとしたことでも良いです。
「リモコンの調子が悪いんだよね」と彼に伝えたとき「電池かえてみたら」と言う答えを導き出してくれたのなら、実際に電池を変えてみましょう。
「電池かえたら、ちゃんと動いてくれた~壊れたかと思ってたから…ありがとう」
ポイントは、彼が導き出してくれた答えに対して、何かしらの好反応があった場合、そこをしっかり褒めるということです。
人間関係でも、子育てに関してでも良いです。
どんなことでも相談のアンサーが返ってきたことに対して「○○の件、あなたに相談して良かった。こうなったよ」と結果報告と言う褒め言葉を伝えることで、彼の自己顕示欲が満たされ、あなたに必要とされていると実感することができます。
計画を立ててもらうと威力を発揮する!
理系夫は「なんとな~く」で動くことが苦手です。そのため、できるだけ計画性を持った行動を好むのです。
よく恋愛相談をうけるとき「私が予定ばかり決めて彼は何も決めてくれません」と嘆く女性が多いです。
実際に、女性が何かと計画を立てることが多いですが、これは「男は計画を立ててくれない」という思い込みからくることも多いのです。
例えば旅行を考えるにしても、彼がテンションの上がるポイントをつくことで、彼が途端に計画魔になってくれます。
実は、私の夫も理系夫なのですが、自分の興味がある旅行の場合は、勝手に予定をたててくれ、それがかなり細かい計画なのです。
もちろん、予定が狂うこともありますが、それに対して「あなたが計画を立ててくれたから、とても楽しい時間を過ごせたわ」としっかりと褒めてください。
いくら計画を立てることを得意とする理系夫でも、愛する人が喜んでくれるかは不安を感じるものです。そんなときに、しっかりと褒めることで、それが自信になりプライベートでも彼が率先して動いてくれるようになります。
理系夫のポイントは、なんと言っても「曖昧にせず、明確な褒めを伝える」ことです。
柔軟な男性ではない分、察する能力は薄いですが、しっかりと伝えることで自分がどれだけ愛する人を喜ばせ幸せにしているかを実感できます。
そして、その能力を思う存分してくれるようになりますよ。