「別れようかどうしようか」という恋愛は「別れない」が正解
■■恋のグレーゾーン
今の時代は、要領良く物事をこなす人のほうが評価されがちなので、恋愛がグレーゾーンに入ると、すぐに別れるか別れないか、という判断をくださないといけないかのような錯覚にとらわれることもあるでしょう。
でもそこを敢えて、苦痛を伴うけれど「別れないで様子を見る」とする――こういう姿勢がないと、愛はなかなか深くならないものです。
つまり、恋愛に限らずなんでも、自分の意志でやることよりも、なにかに巻き込まれながらやってきたことのほうが、結果的には学びが大きいし、結果が予期せぬ方向に転ぶ可能性が高いし、転んでもそこでなにかを得ることのほうが多いということです。
積極的に恋愛をするというのは、本当は「グレーゾーンの波間にたゆたう耐性がある」ということであり、なにも自分の意思で積極的に男を物色してハダカになって「あの行為」の相性を確認しまいましょうということではありません。
■■恋愛の深みについて
もっとも恋愛に「深み」なんていらないとお考えであれば、恋のグレーゾーンがもたらす苦痛に耐える必要もないでしょう。イヤなら別れる・・・・・・これで誰も怒らないし、誰の人生だって自分がしたいようにすればいいものです。