ふつう男は、お金と時間があれば女子にモテるかも(というか、モテるはずだ)と考えます。お金がなくてモテなかった期間を、多くの男子は経験してきているからです。だからお金があって、しかもそれを使う時間がある自分の可能性を試したい・・・・・・たとえばこう思っています。
淋しさゆえ彼女がいても浮気をする男子は・・・・・・外に出て肌を重ねる相手と出会えたなら、淋しさが消えてくれる可能性があるのではないか?と思って浮気をします。
■■未完成の物語
そのような「可能性の追求」をなぜ男たちはやるのか?というところに、男たちのホンネがあります。未完成の物語を抱えていて、それは未完成であるがゆえに気持ち悪いから。これに尽きます。
たとえば、中学高校のころ、女子にさっぱりモテなかった男子は、そういう過去じたいが未完成の物語なわけです。
つまり、それが誇大妄想的な夢物語であったとしても、男たちは「モテるおれ」というタイトルの物語を持っています。かっこよくてスポーツ万能、受験勉強をしたら成績優秀・・・・・・このような、ホントにモテている男子を横目に見ながら、多くの男子は「モテるおれ」というタイトルのストーリーを、10代のうちに書こうとしてきました。