嫌われる勇気というのは、なにも自分から嫌われるようにふるまうことではありません。余計な私情を挟まないことが、嫌われる勇気を持つということです。
■■嫌われる勇気とは?
余計な私情を挟まないというのは、物事をその流れにそって、素直に判断するということです。たとえば社内恋愛をすれば、ほかの社員全員が、多かれ少なかれ嫉妬します。その嫉妬についてあれこれ悩まない、ということです。社員のA君とB子さんがつきあっているとなると、誰だって嫉妬して当然だと思うことです。当然と思えば当然だから(日本語がヘンですが)、嫉妬されてイヤな気持ちになることもなければ、嫉妬した人を逆恨みすることもなくなりますよね?
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社内恋愛はいずれバレる。これは当然のことです。
バレたときに嫉妬してくる人が出てくる。これも当然のことです。すべて当然のこととして素直に受け入れるといいのです。するとどうなるかといえば、嫌われるどころか好かれる人になります。物事をありのままに素直に受け止めることができる人って、すごく少ないからです。多くの人は私情を挟んで判断します。だから社内の男女がつきあっているのを知っただけで嫉妬するわけです。