「告白って、どうやってすればいいんですか?」とか、「告白する勇気を持つには、どうすればいいんですか?」といったような相談があり、求めに応じて答えるたびに、座りの悪い気持ちになります。
というのも、恋愛上手な人は、こんなこと、考えていないから。
■■ごく自然に、彼とつきあっていた
恋愛上手な女子、というか、気がつけばいつも彼氏がいる女子のなかには、「ごく自然に、彼とつきあっていた」と言う人がいます。
これはこれでウソです。「ごく自然」を分析的に見ていけば、かならずどこかのタイミングで「つきあってよ」というような言葉があり、それに対して合意のサインがなされたから、つきあっているわけで。
ただ、「ごく自然に」と言うからには、本人たちには「意を決して告白した」という記憶がない、ということです。
健忘症なのではなくて、本当に事実関係として「意を決して告白の言葉を口にしたことがない」ということ。では、どういう会話があったのか?
**
たとえば彼に「わたしとつきあったら楽しいかもよ」と言った、つまり彼に対して、交際のメリットをにおわせた。
あるいはことあるごとに彼とふたりきりになれる状況を作って、なんとなく彼のほうから交際をにおわせてきて、結果つきあった、というようなことです。