「じっと見つめ合ったときに、目を逸らすかどうか」「『自分の爪を見て』といわれたときに、どんなふうに見るか」など、S・Mどちらかを簡易的に見分ける方法として、世間には多数の説があります。しかし、実際にSM愛好者が多く集まる現場に長年いた筆者が見る限り、「それ、ちょっと違うんじゃないの?」と思うものがほとんどです。
今回はホンモノのS・Mを多数見てきた経験から筆者が考える、SとMの見分け方をご紹介します。とはいえ、そもそもSとMは基盤にまず人間関係があるため、その人単独で定まっているものではありません。「Aさんに対してはSだけど、Bさんの前ではM」ということもあり得ます。ですから、「比較的、どちらの要素を多く持っているのか」という参考にしていただければと思います。
■1.「私はSとM、どっちだと思う?」と他人に尋ねる
こういう質問をする人はたいていMです。聞く相手がプロのSM関係者(女王様や緊縛師など)だったとしても同様です。
他人に判断を委ねる時点で、少なくともSではありません。Sの人はそんなふうに背中を押してもらわなくても勝手にSになります。
■2.「SMをする」と聞いたとき、まず思い浮かべるイメージでわかる
・・・・・・といっても日常生活でSMをすることもそうそうありませんので、もう少し具体的にこんな例を挙げましょう。