1枚のキューティクルの細胞は、さらに3層に分かれます。内側から、エンドキューティクル(内小皮)、エキゾキューティクル(外小皮)、エピキューティクル(表小皮)という順です。
外界と接しているエピキューティクルの表面は硬く丈夫で、ヘアケア用品に配合されるエタノールにも負けませんし、石鹸・合成を問わず、シャンプーの成分で溶けたり変質したりすることはありません。
■2.髪の毛がダメージを受ける原因は?
一番の敵は摩擦などの物理的な力。たとえば頭髪なら、もつれた髪に無理やりブラシをかけたり、シャンプーでゴシゴシこするなどすると壊れたりはがれたりします。
また、ドライヤーのかけすぎや紫外線、ヘアカラーやパーマもダメージの元です。こうしてキューティクルが傷つくとやわらかな毛髪の内部がむきだしになってしまい、水分やタンパク質が逃げだしてパサついたり、枝毛や切れ毛ができやすくなったりするのです。
■3.ダメージ防止策
・タオルドライ
過剰な水分はキューティクルをはがしやすくします。
基本的に、シャンプー後はよくタオルドライすることが大切です。
・髪をきちんと乾かす
タオルドライだけですと、髪はまだ湿っています。