先日、TVを見ていると、「最近は夏に甘い物を食べ過ぎて太ってしまい、秋に夏のクーラー疲れで秋バテになって痩せてしまう方が増えている」と専門家の方がおっしゃっていました。
本来は、夏に痩せて秋に太るのが身体にとってベストな過ごし方です。つまり、段々と自然の流れとは異なる流れで過ごしている方が増えてきているということであり、これは身体にとっては好ましくない流れです。
そこで今回は、東洋医学を学んだ著者が、東洋医学の陰陽五行という考え方を使って「東洋医学の観点から見る、秋におすすめの過ごし方」についてご紹介します。
■1.冬に向けての準備を始めるために蓄えが必要
「夏に甘いものを食べて太っても、秋に元に戻したらイイのでは?」と思いがちですが、秋に痩せてしまうとこれから来る冬の寒さに負けやすくなります。
冬は寒くて乾燥しているため、風邪のウイルスが蔓延しています。運動不足にもなりがちなので、一年で最も大変な季節です。そんな季節に無防備な状態で飛び込むと、楽しい冬を過ごすのが難しくなります。
動物も冬眠に備えて身体に栄養を蓄えるように、人間にとっても秋は寒い冬に備えて養う・蓄える時期です。