性欲がないのに断れず性行為を…→膣内が切れてしまった!【医師監修】
自分の気分が乗らないときは、それが原因で出血したり、子宮口が傷ついたりすることもあります。
その頻度について、しっかり話し合うべきだと思います。
(23歳/主婦)
違和感を覚えたときは専門家へ
気分が乗らないときに性行為をして、傷がついてしまったというAさん。
国連教育科学⽂化機関(ユネスコ)などによる国際的な性教育のガイドライン「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」によると、9歳〜12歳で習うべき項目として『望まない性的な扱われ方とは何かについて、また成長期におけるプライバシーの必要性について理解することが重要』と定義されています。
具体的には
「望まない性的な扱われ方を定義する(知識)」
「男女問わず、望まない性的な扱われ方はプライバシーと自分のからだを自分で決める権利の侵害であると認識する(態度)」
「プライバシーを守り、望まない性的な扱われ方に対抗するために、自己主張のあるコミュニケーションをとる(スキル)」といった項目です。性教育にはこうした性的同意にかかわるコミュニケーションも含まれ、9歳〜12歳で学ぶよう定義されています。
自分のからだを守る権利は自分にあり、相手の人権を傷つけてはいけないことを、社会全体で認識していくことが大切なのかもしれません。