男女で大きく違った「自分のガンを恋人に言わず別れを選ぶ」割合
伯母に病気のことを告げられたのが春のことで、夏には伯母は亡くなってしまったと回想しています。後になって筆者は、伯母が長期間闘病していたことを知るのですが、そのことを伏せられていたことに、筆者は強いショックを受けたのだそうです。
大好きな伯母が、なぜ自分に距離を置いてまで、ガンのことを伏せたのだろう。その疑問から、ガンになった人の行動に関する研究を読むに至ったのだそうです。
そして知ったのが、冒頭の“女性の25%、男性の18%が、自分がガンにかかった場合に、親しい親戚や友人に、病気を伏せて告げない”という結果でした。
確かに、伏せられた方にとっては“25%”は、つらい数字ですよね。
■21%の女性は恋人にガン罹患を告白できない
それでは、もっと身近な相手の場合、数字はどう変化するのでしょうか。
同研究によると、パートナーに対して、ガンであることを伏せると回答した人は、女性が4%、男性が1%とぐっと減少します。
隠しきるのが困難な上、パートナーの気持ちは、日々近くで感じるものだからでしょう。そこで、最初の数字25%に戻ってみましょう。
パートナーほど身近にはいないけれど、自分が大切に思っている人に、自分がガンであることを知らせるのは、どうでしょうか。