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ギリシャ神話の世界と現代を融合させ、大ヒットを記録した『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』から、早3年。『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海』で、主人公のパーシー・ジャクソンの親友であり、知恵の神アテナの“半神”の娘・アナベスを演じたアレクサンドラ・ダダリオに、いま熱い視線が集まっている。シリーズ第2作目となる本作では、主人公・パーシー(ローガン・ラーマン)たちが通う“半神”=ハーフ訓練所の安全が侵され、世界が危機にあることを知り、アテナの娘・アナベスはパーシーたちと共に、世界の破滅を止めることのできる黄金の毛皮を求めてギリシャ神話の魔物たちが跋扈する魔の海へと乗り出していく…。再びアナベス役に挑んだダダリオは、米映画専門サイト「インディペンデント・クリティクス」主催の2012年美女顔ランキングで、なんとクロエ・グレース・モレッツ(4位)や、エマ・ワトソン(7位)というホットな女優たちを抜いて、堂々の3位に選ばれた。女優デビューは16歳のとき、長寿を誇る昼ドラ「All My Children」。その後、人気TVシリーズにゲスト出演した後、「ホワイトカラー“知的”犯罪ファイル」で主人公の恋人役を好演し、ブレイクを果たすなど、最も今後が気になる若手女優としてファッション誌などでも注目され続けているダダリオ。『ハリーポッター』シリーズを卒業し、華麗にハリウッドで活躍を続けているエマ・ワトソンに匹敵する勢いで“ポスト、エマ・ワトソン”との声も聞こえてくる存在だ。奇しくもダダリオとエマには、両親共に弁護士であるという共通点が…。さらに、本作の主人公パーシー・ジャクソンを演じたローガンは、ダダリオとエマ(『ウォールフラワー』)、2人の美女と競演している。大ヒットシリーズと共通点の多い本シリーズの日本公開と、エマに続くダダリオの演技に大注目だ。『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海』は11月1日(金)より3D/2D字幕・吹替同時公開。(小泉浩子(cinema名義))■関連作品:パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海 2013年11月1日より全国にて3D/2Dで同時公開(C) 2013 Twentieth Century Fox
2013年10月15日いまやフランス映画界を牽引する存在となったフランソワ・オゾン監督が、国語教師と美しく聡明な生徒とのスリリングな個人授業を描いた最新作『危険なプロット』。今週末10月19日(土)に迫った劇場公開に併せ、これまでのオゾン監督の代表作が1週間限定で特集上映されることが決定した。『危険なプロット』は、作家の夢を諦めた高校の国語教師と美貌と文才に恵まれた生徒が共謀して、クラスメートの家庭を題材に“危険な”小説を作り上げていく個人授業の行方を描いた知的サスペンス。時に狂気に満ちた、緊張感あふれる両者の心理戦は、第37回トロント国際映画祭で「国際映画批評家連盟賞」を受賞し、第60回サン・セバスチャン国際映画祭では「最優秀作品賞」と「最優秀脚本賞」をW受賞。フランスでは120万人を動員する大ヒットを記録しており、オゾン監督の最高傑作との呼び声も高い。今回、本作の公開を記念してヒューマントラストシネマ有楽町では「フランソワ・オゾン監督週間」と題した特集上映を実施。過去作の中から、カトリーヌ・ドヌーヴ、イザベル・ユペールなどフランスを代表する女優陣が一堂に会した『8人の女たち』(’02/ベルリン国際映画祭「銀熊賞」受賞)、『スイミング・プール』(’03/カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」選出)、『焼け石に水』(’00/ベルリン国際映画祭「テディ2000賞」受賞)、さらに“妊婦”をテーマにした『ムースの隠遁』(’12/サン・セバスチャン映画祭「審査員賞」受賞)と、特に人気の高い4作品をレイトショーで一挙上映する。女性のミステリアスな部分と“毒”を感じさせるオゾン監督。刺激の強いユーモアと仕掛けにあふれたストーリーテラーの手腕を、スクリーンで存分に堪能してみて。『危険なプロット』は10月19日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。「『危険なプロット』公開記念フランソワ・オゾン監督週間」は、10月19日(土)~10月25日(金)より連日21:10~ヒューマントラストシネマ有楽町にて1週間限定レイトショー上映。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:危険なプロット 2013年10月19日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開(C) 2012 Mandarin Cinéma-Mars Films-France 2 Cinéma-Foz
2013年10月15日先日、最終回を迎えたドラマ「半沢直樹」の最高視聴率42.2%。平成に入って最高の数字であり、“社会現象”と言える喧騒を巻き起こしたが、そんな現代では想像も及ばないような最高62.9%という驚異的な数字を叩き出したドラマが昭和の時代にはあった。橋田壽賀子による朝の連続TV小説「おしん」。国民的ドラマという言葉がふさわしいこの名作が30年を経て、新たなキャストで映画化。凶作続きの農村から口べらしのために奉公へと出され、苦難の人生を歩む主人公・おしんを演じた濱田ここねと、深くおしんを愛しながらも彼女が家を出ていくのを見守るしかない母・ふじに扮した上戸彩の“母娘”が過酷な撮影をふり返った。極寒の2月の山形――と聞いただけで身震いがし、心が折れそうになる。2人はそこにいただけでなく、実際に雪に埋もれ、川に身を沈めているのだ。ここねちゃんは宮崎県出身で「これまで雪を全く見たことがなかった」と言う。本作のために温かい故郷を離れ、家族とも離れて撮影に臨んだ。「最初は(雪を見て)びっくりして遊んでたんですけど、雪合戦しようとしても硬いし、雪に当たると痛いんです…。撮影に入って、雪は本当に厳しいものだと思いました」。上戸さんが演じた母・ふじの役は、30年前のドラマで泉ピン子が演じ、ピン子さん自身がいまもって「あれ以上の芝居はできない」と言うほどに命を懸けた芝居で絶賛を集めた役柄。役を引き受けるという決断は簡単にはできなかった。「『上戸彩がおしんの母親役?』と、客観的に考えても自分でも『どうだろう』と思ったので、それはそのまま(相談した)ピン子さんにも何度も伝えました。一方で、これまでピン子さんがずっと大事にされてきた役をピン子さん自身が薦めてくださるということの意味も考えました。すごい葛藤で、周囲の後押しがあってなんとか決断しました」。一方で、出演すると決めてからは、上戸さんの心を占めたのは不安や葛藤ではなく「100%出し切る」という覚悟のみ。「どうやったら母親らしく見えるのか?オリジナル版のピン子さんのような母親の色はどうしたら出るのか?という思いはありましたが、悩むよりも1分1秒でも長くここねと一緒にいて、少しでも交流を深めようと考えました。正直、『母親に見られたい』と言うよりも、ひとりの人間としてふじを演じ、結果的にそう見ていただけたらいいなと思って臨みました」。おしんを手元に残したい一心で、身ごもった子どもを堕ろそうと冷たい川に浸かるシーンは胸が痛くなる。撮影開始からまもない序盤に撮影が行われた。ここでも上戸さんは「不安は全くなかった」と明かす。「引き受けた時点で川に浸かる覚悟はあったし、これまでも大変な撮影はしてきたのでそのひとつと思ってました。でも、周りのみなさんがすごく心配してピリピリしているのが伝わってきたので、そういうときこそ現場でニコニコしてました。まだクランクインして2日で、『もう入るの?』という思いはありましたけどね(笑)。入ると、寒いってよりも痛いんです(苦笑)。全身の皮がむけるようなビリビリする感じでした」。この過酷な現場だからこそ、2人の間には年齢もキャリアも超えた確かな結びつきが生まれた。ここねちゃんは言う。「上戸さんが現場に入るときは『よかったぁ…天使が来る!』って思いました(笑)。上戸さんは心の恩人。毎日でも一緒にいたいって思ってました」。一方の上戸さんは、ここねちゃんの撮影での苦労に耳を傾けながら「泣かなかったよね?偉いよ。泣いてよかったのに」と漏らす。「ひとりの人間として尊敬するし、自分もこうでなきゃと初心を思い出させてくれる存在でした。もっと助けてあげたかったなと思うけど全然、甘えてこないんですよ。強いなと思いました。タイトルを『おしん』じゃなくて『ここね』に変えてもいいくらいですよ…橋田先生に怒られるか(笑)?」。そんな称賛の言葉を少しくすぐったそうに聞くここねちゃん。将来の夢はこのまま女優さん?それともほかになりたい仕事が?と尋ねると「考え中!でもお芝居は楽しいです」と満面の笑み。すかさず上戸さんが「じゃあ、もう1回『おしん』やってと言われたら?ひたすら奉公に行き続ける『おしん2』は?」と迫る。さて、ここねちゃんの答えは?「上戸さんが一緒に出てくれるならやります(笑)!」。監督やプロデューサーが聞いたら泣いて喜ぶかもしれない。せめて撮影はもう少し南で、もう少し温かい時期に、と願わずにはいられないが…。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:おしん 2013年10月12日より全国にて公開(C) 2013「おしん」製作委員会
2013年10月14日松本潤(嵐)主演の映画『陽だまりの彼女』が10月12日(土)に公開を迎え、松本さんを始め、上野樹里、玉山鉄二、大倉孝二、谷村美月、菅田将暉、北村匠海、葵わかな、小籔千豊、三木孝浩監督ら主要キャストが舞台挨拶に登壇した。“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”と言われる越谷オサムの人気小説を『ソラニン』『僕等がいた』の三木監督が映像化。十数年ぶりに再会を果たし、恋に落ちた浩介と真緒だったが、真緒には誰にも言えない秘密があり…。2人の恋模様と“奇跡”を温かく描き出す。松本さんは「5年ぶりの映画です」とやや緊張した面持ちだったが、「楽しんでいただけましたか?」と観終わった観客に問いかけると万雷の拍手が沸き起こり、ホッとした表情を見せた。「僕にとっても大切な作品。これからも何度も観ると思うし、年を取ってくると感じ方が変わると思う。素敵な共演者の方々――小藪さんを除いて(笑)――と仕事ができて、三木さんの作品に参加できて幸せです」と“小藪攻撃”を交えつつ、本作への強い思い入れを明かす。“ステキな共演陣”から除外された小藪さんは怒り心頭。これまでも小藪さんは、松本さんによるイジメ(?)に苦しんでいたそうで「現場で僕がセリフを覚えてるときにずっと話しかけてきて邪魔するんです。今日も『(俳優ではない自分が)ここにいてすみません』と思ってたんですが、それを感じたのかエレベーターで『何で来たん?』みたいなこと言うんです」と訴える。そんな2人のやりとりに、上野さんは「仲良いですねぇ」とニッコリ。撮影をふり返り「穏やかな気持ちでした。冬の寒さが心地よかったです。手が冷たくなるんですが、松本さんの手がいつも温かくて」と現場の温かいムードを覗わせた。菅田さんは、松本さんの弟役を演じたが「現場に潤くんがカッコいいハットを被って来ていて『欲しいなぁ』って言ったら、『あげるよ』と言ってくれて、口約束かと思ったら、さっき『好きなの選べよ』と言ってくれた」と“兄”の優しさに感激!上野さんは菅田さんについて「松本くんと顔がちょっと似てる」と語り、松本さんと三木監督は2人が並んだときに似ていることから、弟役で菅田さんが起用されたという内幕を明かす。初めて知ったという菅田さんは「マジっすか?てゆうか何でそんな大事なことオレは知らされてないの?」と驚いていた。玉山さんは撮影時の“秘密”として「撮影の日数はそんなになかったんだけど掛け持ちで大変だった。咳が止まらない日があって病院に行ったら逆流性食道炎で凹みました」とサラリと告白。これは三木監督さえも知らなかったそうで、一同驚愕していた。『陽だまりの彼女』は全国にて公開中。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:陽だまりの彼女 2013年10月12日より全国東宝系にて公開(C) 2013『陽だまりの彼女』製作委員会
2013年10月12日国民的人気アニメ「ONE PIECE」の劇場版全12作をテレビ史上初めてとなる一挙放送中のWOWOW。このほど、同局の特別プログラムにて、『ONE PIECE FILM STRONG WORLD ワンピースフィルムストロングワールド』(’09年公開)に声の出演をしたこともある皆藤愛子が、「ONE PIECE」の魅力を語った。10月5日に放送されたプログラム「山岸舞彩の“私もあなたも熱くなる”12時間スペシャル」に特別ゲストとして登場した皆藤さんは、事務所の後輩である山岸さんを相手に、『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』で、酒場のウェイトレス・エバーの声を演じたアフレコ体験をふり返った。「アフレコのときは、『ONE PIECE』に出られる機会がもらえるとは思わなかったので、本当に嬉しかったです。ブルック(ガイコツの音楽家)に『すみません、パンツ見せてもらってもよろしいですか?』と言われて、『見せるか~!!』と言いながらかかと落としをくらわせるんですけど、かかと落としなんて人生でしたことないので(笑)、どんな声を出せばいいのか分からないくて…」と悪戦苦闘だった様子。しかし、最後には「でもご指導いただき、何度も大声を出して、なんとか渾身のかかと落としを決めました!」と嬉しげに語っていた。皆藤は、出演したときの台本や、キャラクター設定画などのお宝も写真で公開。最も“推しメン”キャラクターを聞かれると、トニートニー・チョッパー(元トナカイの船医)だといい、スタジオにもチョッパーの帽子を被って登場。さらに、「チョッパーはとにかく可愛くて、劇場版を観るときも、チョッパーにだけ注目して動きや表情をチェックしたりします(笑)。『ワンピース エピソード オブ チョッパー + 冬に咲く、奇跡の桜』(’08年公開)に出てくるチョッパーの過去は、何度観ても泣けるんです!」と見どころも熱く語った。エンジンがかかり始めたのか、トークの勢いはさらに加速。「ONE PIECE」シリーズを見たことがないという山岸さんに「もったいない。人生損しているよ!」とも。「ワンピースを見た後って、なんだか心が浄化されたような気がするんです。現実世界では自分の思い通りにはいかないことが多いけれど、ルフィたちは心からの感情を素直にぶつけあった上で信頼を築いている。理想の世界を見せてくれるんですよね。最新作の『ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼット』(’12年公開)もNEO海軍のゼットがとてもカッコよかったし、明かされた彼の子供時代に涙しました。大人だからこそグっとくる部分、泣ける部分が多々あるので、まだ観たことがないという方にもぜひおすすめしたいです」。皆藤さんが声優出演した『ONE PIECE FILM STRONG WORLD ワンピースフィルムストロングワールド』は10月11日(金)19:00より放送。『ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼット』は10月12日(土)21:00より放送。10月14日(月・祝)には、「18時間一挙放送!『ワンピース』の日」と題し、7:00から劇場版12作品を一挙放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ONE PIECE film STRONG WORLDワンピースフィルムストロングワールド 2009年12月12日より全国にて公開(C) 尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション (C)「2009 ワンピース」製作委員会ONE PIECE FILM Zワンピースフィルムゼット 2012年12月15日より全国にて公開(C) 尾田栄一郎/2012「ワンピース」製作委員会
2013年10月11日“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”といわれる、累計発行部数100万部を超える大ベストセラーを映画化した『陽だまりの彼女』。本作で、主人公の内気でモテない鈍感男子・奥田浩介役は、なんと「嵐」の松本潤だ。実際のクールでイケメンな松本さんとも、これまで演じてきた役柄ともまったく違ったキャラクターを演じ、新境地を見せている。自身の出演作は普段、完成品を観ても純粋に物語に入り込みにくいという松本さん。しかし本作は「自分が出ているけれど、純粋な気持ちで楽しめた。観終わった後に温かい気持ちになる作品でした」と話し出す。「2人の愛情や一途な想いから、温かくて幸せな気持ちが伝わってきました。誰かと一緒に時間を過ごすって、こんなにも温かくて、こんなにも強い気持ちになれるんだなって感じる映画でした」と、ファンにとっては少しドキマギしてしまうひと言も。性別を問わず号泣必至の本作だが、松本さんも涙を流したのだろうか?「自分が出ているので…」と苦笑しつつ、「でも映像が綺麗だし、音楽もいいです」とのこと。しかし、「上野樹里さん演じる真緒の表情が切なくて、いいセリフもたくさんありました。“けど今はね…まだ痛いのが嬉しいの”というセリフは強烈でしたね。真緒の表情がすごく印象的でした」とふり返る。松本さんは、今回演じた浩介を「どこにでもいそうな青年。まだ仕事のできない新人のサラリーマンで、少し冴えないけど、気の優しい男の子」と分析。松本さんの映画出演は、空前のブームを巻き起こした『花より男子ファイナル』以来の5年ぶり。俺様タイプの道明寺のイメージから一転、本作ではまるで真逆の草食系男子を演じている。「普段から浩介の持つ優しさと温かさを意識していました」と、撮影現場に入る前から役作りを始めていたと明かす。「僕がいままでやらせていただいた役は、テンションの起伏が激しい人物が多かったんです。浩介は穏やかに見えて、もちろんいろいろな心の動きはありますが、ゆったりと、しっとりと表現するというか。そういう意識をしていました」。撮影期間中は現場以外の場所でも「なるべく“丸く”というイメージで過ごしていました」と教えてくれた。メガホンを握った三木孝浩監督曰く、「この映画には、松本潤史上、一番ドン臭い松本潤がいる」のだとか。この言葉に松本さんは「そうかもしれないですね(笑)」とハニかみながら頷く。「浩介と真緒の空気感を含めて、何気ない日常が映し出されています。それは監督を始めとする三木組のみなさんが、温かい現場を作ってくれたからこそ生まれた雰囲気なんですよ。2人でソファに寝っ転がったり、歯を磨いたり、買い物したり…実際の現場の雰囲気が温かかったから、素敵な映像になったんだと思います」。撮影は真冬の極寒の中行われたが、2人を照らす光にはどこか温もりを感じる。本作は全編オールロケを敢行し、さまざまな場所での浩介たち登場人物の姿が収められている。そんなリアルな風景が良い方向に働いたと松本さんは語る。「水族館、公園、江ノ島とか…電車にも乗ったし、いろいろ行きました。脚本を読んだときは、ファンタジー的要素を架空の世界のように描くのかなと思ったんです。でも実際に完成した映画を観ると、ファンタジー部分もリアルに描かれています」。さらに、ラブストーリーにファンタジーがプラスされた本作は、単に“泣ける映画”ではないとも。「泣けるラブストリーって、誰かや何かを失った悲しみで泣けるとか、切なくて泣けるというイメージが強いけど、この映画は切ない部分もありますが、思いの強さや温かさが、とても心地よく伝わるんです。こういうハッピーエンドなラブストーリーは、いままでなかったと思います」。「ボロボロ泣くというよりも、観た人が自分の経験と重ね合わせて“懐かしいな”って思いながら、浩介と真緒の純粋な気持ちに熱くなって、温かな涙が流れる作品なんです」。心の奥底に流れる純粋な気持ち、それこそが観る者の感動の琴線に触れるということだが、松本さん自身も浩介を演じてみて、“純粋度”はアップしたのだろうか?「僕はもともと純粋なので(笑)、以前と比べて5パーセントくらいでしょうか(笑)」と冗談めかしながら、もう一度ハニかんで見せる表情は浩介そのものだ。では、上野さん演じる真緒のドキッとした仕草についてはどうだろう?「別れ際に『ありがとう、浩介』と言われるシーンや、浩介を見て『何でも言ってよ』というセリフには、“え?そんなこと言ってもいいの?”と思ったりしました(笑)。“え?いいの?ホントにいいの?”ってドキドキしましたよ(笑)。映画の前半は、気持ちが動いていくドキドキがありましたね」。さらに「それと再会するシーンはすごく印象的なんですが、ここが始まりなんだなって。真緒の一途な想いで再会するんです。10年ぶりに運命の出会いを引き戻して、止まった時間を動かすんです。グッときました。いい物語だなあ!って思いましたよ」と、彼女の10年間の一途な想いに思わずときめいてしまった様子。「どの世代にも響くと思います。経験があればあるほど、懐かしさとか過去を思い出すはず。自分がドキドキした記憶が蘇りますよ」。最後に、松本さんは「これから恋愛をする10代の方たちも、いま恋愛をしている方たちも、ドキドキする気持ちを重ねながら観てほしい。こういう恋愛をしたいなと思える作品ですし、経験を重ねた方には昔を懐かしみながら、やっぱり人を愛するっていいなって思ってもらいたい」と熱いメッセージを語った。(江﨑仁美(cinema名義))■関連作品:陽だまりの彼女 2013年10月12日より全国東宝系にて公開(C) 2013『陽だまりの彼女』製作委員会
2013年10月11日キャメロン・ディアスとペネロペ・クルスが女の魔性と純真を体現し、ブラッド・ピット、マイケル・ファスベンダー、ハビエル・バルデムが男の切なさや愚かさを滲ませる心理サスペンス『悪の法則』。力強い女性像は、リドリー・スコット監督作の代表として印象付けるが、群を抜いて妖艶で謎めいた雰囲気を漂わせるキャラクターを披露したのが、大女優キャメロンだ。この度、その魔性の女っぷりが確認できる映像がどこよりも早くシネマカフェに到着した。すべての始まりは、若くハンサムで有能な弁護士が、出来心で裏社会のビジネスに手を染めたことだった。美しいフィアンセとの輝かしい未来を夢見たその欲望は、周囲のセレブリティたちを否応なく危険な事態に巻き込み、彼らの虚飾に満ちた日常を揺るがしていく。しかし彼らは、まだ気づいていなかった。自分たちがこの世の闇に渦巻く“悪の法則”に魅入られ、もはや逃れようのない戦慄の罠に絡め取られてしまったことに…。キャメロンは、ハビエル演じるカウンセラーの友人の派手好きな実業家ライナーの豪邸に住むミステリアスな愛人・マルキナ役を熱演。公開された映像では「懐かしむって、失ったものが戻るように願うこと。でも、戻らない。真実に温度などないんだから。」と真顔で冷静に言い放つキャメロンの姿。それを聞いたハビエルも凍りついた表情を見せている。コメディやドラマでキュートな笑顔が魅力的な彼女だが、本作では、いままでスクリーン上で見たことのない氷のような冷酷なキャラクターとして新境地を切り開いているようだ。マルキナという女性についてキャメロンは、「マルキナは社会病質者で、とても頭が切れる人。彼女はどんなことでもやれる。マルキナには人間らしさはまったくないの。彼女が常に自問していることは、どうやって自分にふさわしいものを手にできるか?何が自分のものになるか?それ以外のことは何一つ、誰のことも気にならない。彼女が望んでいるのは全てのことからもっと多くを奪うということだけ。マルキナはあらゆる男のパワーを取り上げて吸いつくすの」とコメント。従来のイメージを根底から覆す異色のキャラクターに挑んだスター俳優たちが、大胆に挑発するセクシュアルな魅力を披露する本作。眩い陽差しと漆黒の夜が鮮烈なコントラストを成すアメリカ南西部を舞台に、魔性の女と化すキャメロンの姿をチェックしてみて。『悪の法則』は11月15日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:悪の法則 2013年11月15日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2013 Twentieth Century Fox
2013年10月10日俳優の森山未來が10月10日(木)、都内で行われた出演作『人類資金』のプレミア試写会にワイルドな“ヒゲ面”で登場。オスカー受賞作『アルゴ』で主演を務めたベン・アフレックを彷彿とさせる新たな魅力の開花に、ファンも熱視線を送っていた。映画は旧日本軍の秘密基金と言われる“M資金”を題材にした骨太エンターテインメント作品。プレミア試写会には森山さんを始め、主演の佐藤浩市、香取慎吾、石橋蓮司、寺島進、三浦誠己、岸部一徳、阪本順治監督、福井晴敏(原作者)が勢揃いした。日本映画界を代表する名優たちの集結に、香取さんは「そうそうたる先輩方の中で、とても緊張しながら、演じさせていただいた。未來くんだけ年下なので、先輩面していました(笑)」。森山さんも「こんな強者(つわもの)と肩を並べて、熱量がこもった作品に参加できたことを誇りに思います」と胸を張った。一方、“さすがの余裕”を見せつけたのが佐藤さん。本作に出演している観月ありさを引き合いに、「観月がいないと、こんなにむさ苦しいもんなんだ」と男だらけのステージに、苦笑いを浮かべて、客席の爆笑を誘っていた。主人公は金融ブローカーからM資金詐欺を繰り返して生きる男・真舟雄一(佐藤さん)。そんな彼の前に、“M”と名乗る謎の男とその腹心・石優樹(森山さん)が現れ、「10兆円あるM資金を一緒に盗み出して欲しい。報酬は50億円」と話を持ちかける…。2012年5月に邦画としては史上初めて、米ニューヨークの国連本部でロケを敢行し、森山さんの演説シーンを撮影。しかし、その時点では本作の製作に正式なゴーサインは出ていなかった。それでも同年秋から、国連の補修修理が始まってしまう関係で、ロケが“強行”されたのだとか。佐藤さんは「正直、行かないほうがいいとも思ったし、監督も『もし製作できないなら、国連っていう短編にする』って言っていましたよね(笑)」と裏話を暴露。阪本監督にとって、M資金という題材は30年来、構想を温めてきた念願の企画だけに「国連に行くことで、我々の本気度を示すことができ、映画製作の“資金”を集めることができました」と感慨しきりだった。『人類資金』は10月19日(土)より全国にて公開。(内田涼(cinema名義))■関連作品:人類資金 2013年10月19日より全国にて公開(C) 2013「人類資金」制作委員会
2013年10月10日「最近になって、自分がどれだけ芝居がヘタクソかというのがハッキリと分かるようになりました」。三浦貴大はそれを自らにとっての「進歩」だと言う。昨年と今年で劇場公開映画がなんと14本を数える男の言葉である。その真意は?まもなく公開となる主演映画『キッズ・リターン 再会の時』は、あの北野武監督の名作の10年後の物語。刑務所から出所するもその先に何の当てもなく、再びヤクザの道へと進むマサルを演じた。悩み、立ち止まり、己を見つめ、再び悩みながらも前に進もうとする主人公――それは俳優としての三浦貴大の歩みそのものかもしれない。「無謀な試み」という言葉でこの映画を退けることは容易い。実際そうした声は企画が発表されたときから根強く存在しているし、三浦さんがリスクを冒して出演しなくてはいけない理由もない。たとえ断ってもそれを“臆病”と呼ぶ者はいなかっただろう。北野武監督により1996年に発表された『キッズ・リターン』は多くの映画ファンが自身にとってのベストムービーに挙げることも珍しくない邦画史上に残る名作だ。その主人公たちの10年後をキャストを一新した上で描く。三浦さんも「あれだけの人気作品ですから…正直、不安だったし、怖いという思いはいまも消えてはいない」と率直な思いを明かす。過去に『キッズ・リターン』を観ていたが、今回の仕事が決まってから観直すことはあえてしなかった。「観ないと決めたのは今回の脚本を読んでからなんです。読んでみて、素直に男たちの友情と再生の物語だと感じたし、それをダイレクトに演じたいと思いました。また観直すことによって、絶対に引きずられてしまうとも思ったので、新たな作品だと覚悟を決めて、自分の思った通りに演じさせてもらいました」。メガホンを握ったのはオリジナルの『キッズ・リターン』を含め、90年代から6作にわたって北野監督の下で助監督を務めた清水浩。監督からほとんど唯一の要求として言われたのは、平岡祐太演じるシンジとの会話の間を大切にすること。北野組で培ってきた撮影のスピード感がまず三浦さんを大いに戸惑わせた。「とにかく速いです!いつのまにかカメラが回っていて、ほとんど一発撮りでOK。それはまず何より監督の決断力とスタッフ陣の実力がないとできないこと。そういう意味で職人が集まったすごい現場でした。スピードに対する恐怖?ありましたよ、もちろん。その速さゆえになかなかマサルという役柄の手応えをハッキリと掴めなくて。でもそこは割り切って、そのスピードに乗るような気持ちでやっていました」。監督から提示される明確なキャラクター像がない中で、三浦さんが考えたマサルという男を貫くのは「何もなさ」だった。「何もない。マサルという男はそれでいいんだと思いました。やりたいことが見つからず、街もすっかり変わって、昔気質のヤクザではもういまの社会は生きていけない。シンジが一度はボクシングを諦めながらももう一度立ち上がるのとは対照的に、マサルは自分の夢や希望をシンジに託している。自分の中に燃やせるものを持っているかいないか――それは似た者同士のはずの2人の大きな違いだと思います」。シンジとマサルの再会が本作の軸となっているが、決して2人の共演シーンは取り立てて多くはない。だが平岡さんとの共演が確実にマサルというキャラクターの形成に大きな影響を与えたという。「平岡さんは年齢も一つしか違わないこともあってやりやすかったです。すごく真っ直ぐなんですよ、芝居の表現も本人も(笑)。あのストレートに気持ちをぶつけてくる感じってすごいですよ。正直、平岡さんと共演しているときとそうでないときで、自分が全く別人のように感じていましたから。それはマサルがシンジに対して感じていた想いと同じだと思います」。2010年のデビューから3年。“たった”3年である。だがそのフィルモグラフィはお世辞抜きで10年選手のようである。今年は本作に加え『監禁探偵』でも主演を務めたほか『許されざる者』『永遠の0(ゼロ)』と骨太の作品に確実に足跡を残している。それでも己に向き合い、導き出したのが冒頭の「ヘタクソ」という答えである。「出来ない出来ないとは前から感じてはいたんですが、ヘタクソなんだって思えたんです。いつか出来るようになりたいし、ならなくてはいけないんだけど、いま自分でやれることというのが明確に分かり始めてきているのかな?」。「確立したというほどのものではないけれど」と言いつつ、自分なりに見つけたアプローチ。それは“なりきる”のでも“憑依する”のでもない。いろいろな絵の具を溶かして色を作り込むように、脚本から、そして己の中から様々な感情を引っ張り出しては溶かし、練り込み、心情を作っていく。「芝居をするというよりも自分は結局、自分でいることしかできない。“役になりきる”のが芝居であるとするなら、やっぱりヘタクソなんですよ、僕は(苦笑)。考えて、考えて、気持ちを理解して、自分がこの場にいたらどうするのか?と考え、そのいろんな気持ちをすり合わせていき、セリフへと導く。だから毎回まず、悩むところから入っています」。どんな役柄も“三浦貴大”。だがどれも決して同じ色ではない。繰り返すが彼のキャリアはまだ3年。この先の道に、どんな色を塗っていくのか?まだまだこれからが楽しみだ。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:キッズ・リターン 再会の時 2013年10月12日より全国にて公開(C) 2013『キッズ・リターン 再会の時』製作委員会
2013年10月10日チャン・グンソク&ユナ(少女時代)を主演に迎え、「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督が手がけた韓国ドラマ「ラブレイン」。そんなドラマがファンの熱烈な支持を得て、『ラブレイン<劇場ver.>』二部作となって9月より公開されているが、その後編となる『ラブレイン<劇場ver.>禁じられた愛』の公開を目前に、本作の予告編がシネマカフェに到着した。舞台は、欧米文化が普及し始め、新しい時代へと突き進む70年代の韓国。自由や愛にロマンティックな理想を抱く美大生たちの純愛と、数十年後、デジタル化が進んだ現代に生きる男女の恋愛を、グンソクとユナが1人2役を演じ、2つの時代を通して“運命的な愛”を叙情的に描き出す本作。前編『ラブレイン<劇場ver.>運命の恋』では、1970年代を生きるイナ(グンソク)とユニ(ユナ)の切ないラブストーリーが描かれだが、後編となる本作の舞台は“現代”。イナの息子・ジュン(グンソク)と、ユニの娘・ハナ(ユナ)の出会い、その恋のゆくえが描かれる。今回届いた予告編では、「ダイヤモンドスノーよ」と北海道富良野・旭川で撮影されたという一面の白銀世界に感激するハナ、それをフィルムに焼き付けていくジュンの爽やかなシーンから始まる。さらに、「イヤなら、よけろ」と言い、「1、2、3…」とカウントダウンを始め、少し強引なキスを迫るグンソクの胸キュンもののシーンも収められている。この誰もがキュンとしてしまうラブストーリーを描いたソクホ監督からは、「『ラブレイン』は映像表現に特にこだわりを持って制作したドラマですので、今回映画館のスクリーンで劇場版の『ラブレイン』を日本のみなさまに楽しんでいただけることをとても嬉しく思っています。できるだけ多くの方に劇場にお越しいただき、TVとはまた違う魅力を楽しんで頂ければ幸いです」とコメントも寄せられている。後編『ラブレイン<劇場ver.>禁じられた愛』は10月11日(金)~10月17日(木)※予定(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラブレイン [海外TVドラマ]ラブレイン<劇場ver.>運命の恋 2013年9月20日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) YOON’S COLORラブレイン<劇場ver.>禁じられた愛 2013年10月11日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) YOON’S COLOR
2013年10月09日恋愛小説の最高峰として知られるボリス・ヴィアンの「うたかたの日々」を、『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督が映画化した『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』。主演を務めたオドレイ・トトゥが、“ロミオ&ジュリエットのようなカップル”と例えるロマン・デュリス演じる恋人との関係や、作品の魅力を、自らの恋愛観も交えて熱く語った。舞台はパリ。財産に恵まれ、働かなくても裕福な暮らしをしていたコランは、あるパーティで美しい女性・クロエと恋に落ちる。2人は互いに惹かれ合い、愛に満ちた幸せな日々を送っていた。だが、クロエは肺に睡蓮の花が咲くという不思議な病に冒されてしまう。クロエを救おうと、コランは自由奔放なそれまでの生活を捨て、働き始める…。「魅力は、イマジネーション、自由、そしてなによりもロマンチックな恋愛ね。2人はまるでロミオ&ジュリエットのような絶対的なカップルだからこそ、多くの人の心をとらえたんだと思う」。オドレイは原作にそんな感想をもったそう。自分が演じるにあたっては「原作より実年齢が上だから、純情すぎないキャラクターを心掛けたわ」というアレンジも。2人の幸せな日々はクロエの病によって崩れ始めてしまうが、「いままでの暮らしが美しかった分、その人生の不当さは観る者に響くと思うの」と語った。さらに、ゴンドリー監督の演出によって「ラブストーリーに遊び心が加わった」とも。「遊びの要素がなければ、恋愛だって退屈するでしょ?私はロマンチストな人間よ。その方が楽しいもの」と恋愛観も披露してくれた。また、著述家の湯山玲子氏は、本作で描かれる恋愛からは「ウキウキ気分を現実に取り戻すこと、という教訓も読み取れる」と語る。「セックスとプロポーズの期待だけという殺伐とした恋愛しか知らない、いまの恋人たちに必要なのは、スケートやダンスに興じるデートの世界」と、本作の見どころを紹介する。キュートで残酷、悲痛で幸せ。そんな相反する魅力を放つ大人の愛の物語。人恋しくなる秋、胸を締め付けられるような切ない恋愛に酔いしれてみては?『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』は10月5日(土)より新宿バルト9、シネマライズほか全国にて公開。(丸山こずえ(cinema名義))■関連作品:ムード・インディゴ~うたかたの日々~ 2013年10月5日より新宿バルト9・シネマライズほか全国にて公開(C) Brio Films – Studiocanal – France 2 Cinema All rights reserved
2013年10月04日20年前の映画『めぐり逢えたら』(’93)で“アメリカ人の心の恋人”として、ハリウッド映画の興行収入チャートを席巻していた、メグ・ライアン。キャメロン・ディアスやジュリア・ロバーツにも負けず劣らず、“ラブコメの女王”の名を欲しいままにした彼女の51歳の現在は、どうなっているのだろうか…?2009年の『メグ・ライアンの 男と女の取扱説明書』以来、映画界から忽然と姿を消したメグ。米エンタメ雑誌「People」によると、メグは今はほとんど映画に出演しないばかりか、人目を忍びながらプライベートを謳歌しているという。彼女を知る友人はこう語る。彼女の生活の中心は、仕事から8歳になる娘のデイジーとボーイフレンドのロック・アーティスト、ジョン・メレンキャンプとの時間にシフトしたのだと。『めぐり逢えたら』でアカデミー賞にノミネートされた監督・脚本家のノーラ・エフロンの妹で、自身も脚本家のデリラ・エフロンは、メグの生活をこう話している。「ニューヨークに生活の基盤を移したことが、すべてを変えたんです。ロサンゼルスはただの映画の街。ニューヨークにはそれ以上のものが沢山あります。それはメグにとってもそうだったんですよ」。2011年からスタートさせた61歳のジョンとの交際も順調のメグ。プレッシャーや競合女優たちが跳梁跋扈するショービズの世界から離れて、ホッとしているのかもしれない。(text:Mieko Nakaarai)
2013年10月03日TBSの金曜ドラマ「クロコーチ」の制作発表記者会見が10月3日(木)に行われ、主演の長瀬智也(TOKIO)を始め、剛力彩芽、東幹久、金子賢、渡部篤郎ら出演陣が顔を揃えた。昭和の未解決事件“三億円事件”の謎に迫る本作。長瀬さんが演じるのは“県警の闇”と言われる悪徳刑事が「毒を以て毒を制す」とばかり、悪に切り込んでいく。俳優陣は役の衣裳のままで登場し、長瀬さんは、黒いスーツに赤いネクタイ、「久しぶり」の短髪に無精ひげといういでたち。長瀬さんは以前、三億円事件を題材にしたドラマ「三億円事件~20世紀最後の謎~」に出演し、事件の犯人役を演じ、しかもそのドラマでも渡部さんと共演しており「そのときから事件に対してずっと興味を持っていました。またこの事件に関わるドラマということでつながるものを感じてます」と語る。同局の前クールの大ヒットドラマ「半沢直樹」の決めゼリフを引用し「倍返しではなく恩返しできるように頑張りたい!」と言葉に力を込める。黒河内とコンビを組む記憶力抜群の生真面目なキャリア組の刑事・清家を演じる剛力さんは、三億円事件についてはこの話が来るまで「そんな事件があった気がする。(犯人の)あのモンタージュ写真を見たことがあるような気がする…という感じでした。私の世代は結構、そうかもしれません」ともはや、若い世代にとっては遠い昔の45年前の事件に思いを巡らせ「そういう人にも事件を知っていただけたら。黒河内とのコンビの中で誰が善で悪なのか?ということを考えながら成長していく姿を見せたい」と意気込みを口にした。長瀬さんが「オセロのよう」と言うほど対照的なタイプの黒河内と清家だが、現場ではそんな劇中の関係とは裏腹に2人はいつも仲良く話をしているとか。剛力さんは長瀬さんについて「いつも明るくて笑顔で、真剣なときとの差が激しいです。重いシーンも多いんですが、合間にいろんな話をして楽しいです。いつも私が自分の家族の話をして、長瀬さんはいつも聞いてくださってます」とニッコリ。長瀬さんは「いつも癒されてます(笑)」とほおを緩めつつ、剛力さんについて「彼女なりに考えていて、カメラの前でぶつかって、言葉じゃない“何か”を感じることがあり、ケミストリーを起こしていると思います」とコンビへの手応えを明かした。事件のカギを握る県知事役の渡部さんは「いくつか(三億円事件に関する)きわどい作品をやったけど、まだまだあるんだなと感じました。エンターテイメント性も強いです」と作品を評する。役柄についていい人か悪い人かを問われると「ワル役だよ」と意味ありげに微笑んだ。もしも3億円が手に入ったら?という問いに長瀬さんは「ばらまきたい!ばらまくほど持つことがないので」と何とも豪勢な回答。この日は実際に3億円分の札束が会見場に運び込まれたが、そのうち本作のプロデューサーの“私物”だという100万円分の札束を、長瀬さんが実際にばらまくというパフォーマンスを敢行(もちろん、ばらまいたお札は即回収)!何枚かを長瀬さんは懐に収めようとして笑いを誘っていた。「クロコーチ」は10月11日(金)より放送開始(初回85分スペシャル)。(黒豆直樹(cinema名義))
2013年10月03日フランス南東部の町、アルデーシュ発の本格オーガニックコスメブランド「メルヴィータ」の人気アイテムをセットしたコフレが、10月1日(火)~31日(木)までの期間限定でANA機内販売(国内線)に登場する。(売り切れ次第、販売終了となります)「メルヴィータ デビュー記念スペシャルコフレ」(4,000円/ANA カード価格 3,600円)には、パリのショップでコスメ通CA(客室乗務員)が実際に手に取って、その質の良さを体感したという「ビオオイル アルガン タッチオイル」(10mL)をはじめ、メルヴィータのロングセラーアイテムでもある古代種のバラから採取した「フラワーウォーター リセットミスト ローズ」(200mL)に、はちみつとシアバターで手肌を集中保湿する「アピコスマ エクストラリッチ ハンドクリーム」(30mL)、「ローズネクター ハンドクリーム」(30mL)、そしてブランドの代表作、6角形のハニーソープ「ビオソープ アプリコット ハニーソープ」のミニサイズ(25g)がセットになった充実した内容。さらに、メルヴィータ オリジナル 折りたたみエコバッグと旅先ですぐに使える化粧水とフェイスクリームのサンプルとオリジナルショッパーもついてくるという盛りだくさんのスペシャルコフレだ。美容にアンテナの高いCAも太鼓判を押すうわさのオーガニックコスメブランド「メルヴィータ」の実力を試してみては? また男性は、女性向けの旅行のお土産としても最適。さらにメルヴィータのスペシャルセットは、11月1日(金)~12月31日(火)までの期間で、今度はJAL機内販売に初登場する予定だ。JAL機内販売内容については後日公開となる。(text:Miwa Ogata)
2013年10月03日10月1日(現地時間)、YouTubeは同社主催の初の音楽賞「YouTube Music Awards」を11月3日にニューヨークで開催することを発表した。米エンタメ情報サイト「The Hollywood Reporter」が伝えるところによると、授賞式にはレディー・ガガ、エミネム、アーケイド・ファイアら人気ミュージシャンに加え、CDZAやリンジー・スターリングなどYouTubeをマーケティング活動の場に利用しているアーティストもパフォーマンスを披露するとのこと。イベントのクリエイティブ・ディレクターには映画監督のスパイク・ジョーンズ、授賞式の司会は『ムーンライズ・キングダム』(’12)でお馴染みの映画俳優ジェイソン・シュワルツマンが抜擢された。イベントの模様はYouTubeでライブストリーミングされる。さらにはこの90分間のイベントではソウル、モスクワ、ロンドン、リオデジャネイロからの中継ライブも予定されているそうだ。この音楽賞はユーザーの投票で決まることになっており、10月17日(現地時間)にはYouTubeからノミネーションが発表される予定。ノミネートされた作品にはユーザーが、それぞれのカテゴリーに投票していくことになる。ノミネート作品への投票方法は、SNSで投票をシェアするだけ。従い、受賞する動画は最も多くシェアされた動画ということになる。YouTubeによれば、ノミネーション作品は、昨年の視聴数と共有数の高いコンテンツがベースになるとのこと。投票に際し、ノミネートされたYouTubeアーティストは、公式音楽PVやカバー動画、パロディ、ライブ、インタビュー、ファン動画などを作成していき、配信をするという。日本では認知がまだまだ低いが、海外ではYouTubeで人気を集めて成功するアーティストの事例が数知れないため、この音楽賞が秘める可能性ははかり知れない「YouTube Music Awards」が音楽を取り囲む様々なクリエイターにもっとスポットライトが当たるようなきっかけになるのではと、業界では注目されている。(text:Mieko Nakaarai)
2013年10月02日堺雅人と満島ひかりが初の夫婦役に挑戦し話題を集めた、トヨタのハイブリッド車をテーマにした新たなキャンペーン「TOYOTOWN(トヨタウン)」シリーズのTV-CM。このたび、阿部寛、西尾由佳理を起用した新CM「TOYOTOWN・郵便配達」篇が、本日(10月1日)よりオンエアされる。この「TOYOTOWN」シリーズは、15年前に植えられた世界初の「ハイブリッド」という樹の周りに生まれた「TOYOTOWN」という街を舞台に、トヨタのCMに出演している様々な人物たちの物語が展開する。街に新たに引っ越してきた夫婦役を演じる堺さんと満島さん、街の中心にそびえる“ハイブリッドの樹”を演じる樹木希林らをメインキャストに、豪華な顔ぶれが登場し、不思議な世界観が描かれる。“ジーンズ姿の市長“として木村拓哉(SMAP)も登場し、ますます注目を集める本シリーズに今回、新たに阿部さんと西尾さんが住人として加わることに。阿部さんは自転車と革鞄という昔ながらのスタイルに身を包んだ街の郵便配達員として、西尾さんは街のトヨタのお店に勤める店員として登場する。今回のストーリーは、これまで以上にコミカル。自転車というエコな乗り物で仕事に励む阿部さんが、ある日、トヨタのお店で「プリウスPHV」に出会うことから始まる。西尾さんが「プリウスPHVはリッター61キロ。“プリウス61(ロクイチ)”と覚えてください」と説明すると、何かに気付いた阿部さんは愕然と膝をつく。そして、彼の首の後ろには「61」と記されたプレートが…。実は、阿部さん演じる郵便配達員は、PHVと同様に、電気を充電する「61号」と呼ばれるアンドロイドだった、というもの。『テルマエ・ロマエ』で古代ローマ人を演じるなど多彩なキャラクターを演じてきた阿部さんだが、今回の出演について「いままでいろいろな役柄を演じさせていただきましたけど、たぶん、アンドロイドというのは初めてじゃないかな、と思います」と明かす。さらに、本シリーズのテーマである“ハイブリッド”にちなんで、阿部さん自身は何と何のハイブリッドなのか?と聞いてみると、「僕の仕事は、常に何かしらの“役”に“自分”を投影すること。そういう意味では、(役者そのものが)ハイブリッドな仕事と言えるのかもしれません。いままでの自分と過去の歴代の偉人だとか、融合するという意味で、いろいろな役を演じてきましたね。今回は、アンドロイドという異色の役ですけれど、(役とのハイブリッドを)楽しんでやっています」と役者道についても語ってくれた。新TV-CM「TOYOTOWN・郵便配達」篇は全国にてオンエア中。(text:cinemacafe.net)
2013年10月01日2012年4月期に放送され、今年4月にスペシャルドラマとして1夜限りの復活を果たした「リーガルハイ」の続編がいよいよスタート。偏屈、毒舌、皮肉屋、気分屋、浪費家という人格破綻者にもかかわらず、訴訟の勝率100%を誇る敏腕弁護士・古美門研介という強烈なキャラクターを、堺雅人さんが引き続き演じます。弱者救済の使命に燃える真面目な女性弁護士・黛真知子演じる新垣結衣さんとのコミカルな掛け合いが人気の弁護士ドラマ。今回の新シリーズでは、古美門&黛の凸凹コンビに新たなライバルが登場!変わり者の古美門すら魅了してしまう天性の“人たらし”で、誰とでもボーダレスで付き合えるゆとり世代の若き弁護士・羽生晴樹というニューキャラクターが2人の前に立ちはだかります。息の合った芝居を見せるレギュラーキャスト陣の中に、物語の鍵を握る羽生役の岡田将生さんが加わり、さらにパワーアップした「リーガルハイ」。待望の新シリーズのスタートを前に、主演の堺さんが本作の見どころ、意気込みを語ってくれました。■「リーガルハイ」の続編がついにスタート!――待望のシリーズ化!再び、古美門研介というとても癖のあるキャラクターを演じてみて、いかがですか?連続したシリーズへの出演は初めてですが、その分の時差も十分に見越したうえで、脚本の古沢良太さんは書いてくれていると思います。古沢さんの本は本当に楽をさせないというか、今は「しんどいよね」と、弱音ばかり吐いている状態で…。一回演じた役だから余裕を持って演じられるようになったわけでなく、周りのスタッフや古沢さんから刺激を受けながら、新しいものを作っているような感覚ですね。――『リーガルハイ』の魅力はどこにあると思われますか?僕は古沢脚本に面白さがあると思います。新シリーズの魅力はまだはっきり分からないですが、安易な答えに落ち着かないことは確かでしょうね。一流の脚本家である古沢さんと同じ時代を過ごせたことを幸せに感じますし、古沢作品にまた関われたことを嬉しく思います。――古沢脚本を映像化する上での難しさは?この作品では、価値観が二転三転しますよね。一つの世界観を作っておいて、それを崩してまた戻す。これは、監督さんやスタッフの方が、本当に腕がないとできないことだと思います。相当ハードルの高いことをされてるんだろうなという気はします。(テレビドガッチ)
2013年10月01日働く女子を夢中にさせた、2009年の台湾ドラマ「ハートに命中100%」から約3年。台湾ドラマ史上最高の視聴率を叩き出したスタッフが再び集結し誕生した台湾で大ヒットを記録したドラマ「シンデレラの法則」。シネマカフェでは「あなたはどっち派? “イイ男”の胸きゅん行動対決」と題して、本作に登場するチャン・ハン演じる“王子系・爽やか男子”のタン・ジュンと、カオ・イーシャン扮する“ワイルド系・肉食男子”のカオ・ズーチーの2人のイケメンでアンケートを募集。その気になる結果を大発表!本作の主人公は、台北のデパートで働くアラサ―女子・シャオジエ。綺麗で仕事もできるのに、いつも雑用ばかり任されているサエないOLだ。ある日、出張先でひったくりに遭ったシャオジエを、偶然通りかかった青年・ジュンが助ける。ジュンとの別れを惜しみながらも台北に戻ってきたシャオジエは、自分の夢や仕事と向き合う決心する。そんな中、御曹司・ズーチーの恋人と誤解され、会社の一大プロジェクトに参加することになったシャオジエは、次第にズーチーに惹かれていく。しかし、ズーチーには有名モデルの恋人がいて…。働く女性たちの共感と憧れがたっぷりと詰まった本作。中でも、女性たちの心をギュッと掴んだのは、タイプの異なるこの2人のイケメン。そして今回、シネマカフェ読者のハートを射抜いたのは、“王子系・爽やか男子”のタン・ジュン!草食系と呼ばれる男子が急増する昨今、その反動で「男らしい人」や「頼れる人」を好みのタイプに挙げる女性も多いと聞くが、今回軍配が上がったタン・ジュンはヒロイン・シャオジエを見守り、寄り添い…と、一見すると爽やか草食系だが、タイプでいうと“ロールキャベツ男子”。カオ・ズーチーはワイルド系男子の魅力でグイグイ引っ張ってくれるが、タン・ジュンは優しくそばに寄り添いながら、その実しっかりと押さえるポイントは押さえている、恋愛テクニシャン。もちろん、「甘いマスクに惹かれました」(20代・女性)というのはもちろんだが、タン・ジュンの魅力を一言でいうならば、“癒し”。今回のアンケートを見ても、「王子様に癒されてみたい!」(20代・女性)、「肉食系は魅力的だけど、安心できない…」(20代・女性)「尽くして欲しい!」(20代・女性)、「最近わがままな彼氏に振り回されてめちゃくちゃ疲れ果てていたので、王子様のような優しい彼に癒されたいから」(30代・女性)といった声が多数。会社で気を遣い、闘い、少々疲れモードな働く女性たちの心理が表れた結果となったようだ。“好みのタイプ”に話を戻してみると、草食系や肉食系を始め、いま男性たちには様々なタイプ分けがなされているが、やはり“王子系・爽やか男子”は不動の人気となっているよう。特に30代、40代の女性たちからの支持は圧倒的。「やっぱりいくつになっても、王子様がいいんです!」(30代・女性)、「優しく微笑みかけられるとキュンときてしまうので」(30代・女性)、「白馬の王子様は私の夢です!」(30代・女性)、「産まれたときから、いえ母のお腹の中にいるときから、ずーっと王子系好きです(笑)」(40代・女性)と、もはや“問答無用”といった感さえある。しかしそうはいえど、ワイルド系男子のカオ・ズーチーを押す女性たちの声もなかなかに熱い。「王子系も大好きだけれど、第1は色気のある人!」(20代・女性)、「やっぱり男はワイルドの方がセクシーで頼りになる」(20代・女性)、「チョイワルで、ハラハラ、ドキドキして、身をかき回される、駆け引きを楽しめる大人の恋に憧れます」(30代・女性)と、その“色気”と身を委ねられる“頼もしさ”に女性たちはメロメロだ。ずっと眺めていたくなる“王子系・爽やか男子”と、ちょっと危険な香りを漂わせているけど振り回されたくなってしまう“ワイルド系・肉食男子”。「シンデレラの法則」では、正反対の2人を楽しめるが、あなたはどちらがお気に召すだろうか?「シンデレラの法則」DVD情報■「DVD-SET1」(第1話~第10話収録)※DVD「Vol.1~7」レンタル中価格:11,550円(税込)発売中■「DVD-SET2」(第11話~第20話収録)※DVD「Vol.8~15」レンタル中価格:11,550円(税込)発売中■「DVD-SET3」(第21話~第30話収録)価格:11,550円(税込)発売日:10月4日(金)発売・販売元ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント(text:cinemacafe.net)
2013年09月30日元「オセロ」の中島知子主演で、人気番組「痛快!ビッグダディ」のビッグダディこと林下清志氏の元妻・美奈子の自叙伝を映画化した『ハダカの美奈子』。このほど、本作の原作者である美奈子さんがキャストとして映画デビューすることが明らかとなり、さらにビッグダディ役も決定した。発売3か月で23万部を売り上げた美奈子さんの同名自叙伝を基に、父による暴力や10代での結婚、妊娠や離婚、ビッグダディとの出会いや別れなど彼女の半生を赤裸々に描く。美奈子さんが今回演じるのは、長男・シオンの婚約者の松岡由香里役。さらに、公開された劇中ビジュアルでは笑顔でウェディング・ドレス姿も披露している。美奈子さんは、今回の出演に「出演する機会を得たことは、自分にとっても大きな経験になりました。こうやって自分の本が作品としてひとり歩きできるのも、沢山の方々の応援があったからだと思います」と感謝のコメント。また、美奈子さんの前夫ビッグダディがモデルとなった林田キヨシ役には、モデルで女優の香里奈の能世あんなとの結婚でも話題になったのは、舞台を中心に活躍する重松隆志。今回の抜擢について、「話題の原作の映画化に出演でき光栄です。しかも巷で人気者のビッグダディ役で選ばれるとは!公開が待ち遠しいです!」と喜びと共に自信を覗かせる。同居人の占い師女性による“洗脳騒動”などでワイドショーをにぎわせてきた中島さんの女優復帰作としての話題が先行していたが、今回の発表で脇を固めるキャストたちにも注目が集まりそうだ。『ハダカの美奈子』は11月9日(土)よりシネマート新宿、お台場シネマメディアージュほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2013年09月30日福山雅治が主演する『そして父になる』のハリウッド・リメイク正式決定が、9月28日(土)に発表された。製作を手がけるドリームワークスとの契約締結のために、是枝裕和監督が急きょ渡米。東京・新宿ピカデリーでの初日舞台挨拶にて、国際電話で“生報告”した。東京での舞台挨拶には福山さんを始め、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多くん、黄升げんくん、滝沢美結ちゃん、押場大和くんが出席した。福山さんは「大変嬉しく光栄なことだと思っています」と満面の笑み。リリーさんは「どんなキャストでやるのか楽しみですね」と期待を寄せていた。是枝監督によると「一昨日急に決まり、急いで荷造りして出発した。何社か手を挙げてくれたようで、最終的にドリームワークスと契約しました」とのこと。今年のカンヌ映画祭で「審査員賞」を受賞した本作。契約の際にはドリームワークスを率い、カンヌ映画祭の審査員長も務めたスティーヴン・スピルバーグ監督と対面したそうで「30分くらいお話しをしました。作品をとても気に入ってくれたみたいで、細かな演出についても質問された」と電話越しの声からも、感激した気持ちが伝わった。舞台挨拶では、「カンヌで初めて観たとき、パワフルな人間ドラマに非常に感銘を受けた。生涯に1本の映画に関わる機会に感謝したい」とスピルバーグ監督からのコメントも紹介された。本作のリメイクについては8月末に、ドリームワークスが製作のフジテレビと交渉中であると米「Deadline」が報じていた。6年間育てた息子が、病院内で取り違えられた別の夫婦の子どもだったことを知った父親が苦しみながら成長する姿を中心に、家族のあり方や愛、絆とは何かを問いかける本作。カンヌでの快挙に続き、各国の映画祭でも絶賛を浴びており、現在までに世界230の国と地域で配給されることが決まっている。そして、本日ハリウッドから届いた“吉報”で、国内における『そして父になる』旋風もさらに盛り上がる予感だ。『そして父になる』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(内田涼(cinema名義))■関連作品:そして父になる 2013年9月24日~27日より全国にて先行公開、9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2013年09月28日全米初登場1位を獲得、社会現象を巻き起こした映画、『クロニクル』が、ついに本日27日より首都圏のみ2週間限定で劇場公開される。話題の本作の主演に抜擢された若手俳優デイン・デハーンが、若き日のレオナルド・ディカプリオに激似!?と早くも注目を集めている。高校生のアンドリュー、マット、スティーヴは、ある日特殊な能力“チカラ”を手に入れる。手を触れずに女子のスカートをめくったり、雲の上でアメフトをしたり。3人の退屈な日常は刺激的な日々へと変わっていく。しかし、アンドリューがあおってきた車を“チカラ”を使って事故らせたことから、次第に彼は“チカラ”に翻弄され始め…。心に傷を負った主人公・アンドリューを演じるのが、『リンカーン』『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』『欲望のバージニア』と出演作の日本公開が続くデイン・デハーン。10代独特の繊細な感情、そして等身大の高校生を見事に演じきっている彼は、本作でさらに注目を集め『アメイジング・スパイダーマン2』でハリー・オズボーン役を演じることが決定している。ライアン・ゴズリングの成長した息子役を演じた『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』の公開の際にもうわさにはなっていたが、若きディカプリオを彷彿とさせる儚げな雰囲気と抜群の演技力は、ハリウッドの若手注目株の筆頭といっても過言ではない存在だ。アンドリュー役は、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアで5か月に渡るオーディショで決定し、その参加者は1,000人にのぼったという。当時はまだ無名の存在だったデインだが、「とても新しくてスペシャルな映画だとワクワクした」と、全編がYouTubeのような記録映像で描かれた本作に抜擢されたことを振り返る。「それに、この話は信じられると思ったんだ。アンドリューは究極のパワーの持ち主になったけど、それでもティーンエイジャーであることに変わりはなくて、自分をどう表現していいか、今の状況から抜け出すにはどうすればいいか、わからない。そういうティーンのリアルな側面が軸になっているのが面白いと思ったんだ」と、アンドリュー役を射止めたときのことを興奮気味に語ってくれた。また、本作のジョシュ・トランク監督は、「実は、デインにはキャスティング過程のかなり早い時点で会っていた。席に着いた彼を見てすぐに、彼がアンドリュー・デトマーだと思った」と明かした。「頭ではぼんやりと考えていたことだが、このキャラクターは、人々がかわいそうだと同情しながらも、彼だったらこういう出来事を乗り越えてうまく生きていけるはずだと、信じられるような人物にしなければならなかった。気味が悪いとか、あまりに哀れっぽいとか、バカなヤツにはしたくなかった。デインは、アンドリューに必要だと思われるすべての要素にぴったり合った」と、デインに出会った当初から、彼に魅力を感じていたことを語る。特別な“チカラ”を手に入れた、どこか影のある、地味でオタク気味だったごく普通の高校生アンドリューが、“チカラ”に翻弄されていく様、やがて怒りを爆発させる時の変貌っぷりは必見だ。『クロニクル』は2週間・首都圏にて限定公開中。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:クロニクル 2013年9月27日より2週間・首都圏限定公開(C) 2011 Twentieth Century Fox
2013年09月28日60年代のニューヨークを舞台に、広告業界に生きる者たちの生き様を描くエミー賞受賞ドラマ「MAD MENマッドメン」。シーズン5に突入してなお、ますますの面白さを誇る同作について、主人公の敏腕広告マン、ドン・ドレイパーを演じるジョン・ハムに語ってもらった。「シーズン5は、ドンにとっても、ドンたちの会社にとっても新たなスタートと言える」と明かすジョン。果たして、どんな展開が待ち受けているのだろうか。「シーズン4ではドンが墜ちていく様が描かれた。酒と自己嫌悪のスパイラルに陥った彼に、最終話でようやく改善の兆しが現れるんだ。雲の切れ間に太陽がのぞくようなものだね。シーズン5では、その後のドンがどうなったのかが描かれる。とてもエキサイティングな展開になっているよ」。ジョンの言葉通り、立ち上げた会社の経営危機、自身の離婚問題などを抱え、負のスパイラルに悩まされていたシーズン4のドン・ドレイパー。しかし、最終話では若く美しい秘書・メーガンの優しさに触れ、まさかの電撃プロポーズ!これは、ドンが変化したことを意味しているのだろうか。「シーズン4において、ドンは本当に辛い経験をした。結婚が破綻し、会社も潰れそうになる。子どもたちとも別れ、マンハッタンのマンションで一人暮らしをすることにもなるしね。ドンにとってみれば、これほどの生活の変化はない。でも、やがてドンは自分の力で立ち上がらなくてはならないと悟るんだ。これまでも彼は独力で自己改革を行い、どんな困難も乗り切ってきた。だから、自分の足で立ち上がるというのは、ドンにとって大事なステップと言えるね。ただし、これは最初の一歩に過ぎず、次の一歩が容易になるというわけではないよ」。やはりシーズン5も、ドンにとって波乱のシーズンとなる予感!?いつかドンは幸せを見つけることができるのだろうか。「彼にはある程度の幸せと満足を得てほしいね。ドンという男は常に何かを探し求めている。でも、それが何なのか、彼自身にも分かっていない。究極的には、“幸せ”を求めているのだと思うけどね」。シーズン7を最後に物語が完結し、番組の幕を閉じることが予定されている「MAD MENマッドメン」。ドンはそれまでに「幸せと満足」を得ることができるのか。そして、主演俳優であるジョン・ハム自身、番組の終了があらかじめ決まっているのはどんな気分なのだろうか?「あと2シーズン分の出演料が保証されているのは悪くないことだよ(笑)。しかも、それが素晴らしい作品への出演料ならなおさらだ。『MAD MENマッドメン』は僕がこれまでのキャリアで体験した中で間違いなく最高の仕事だ。だから、自分たちの望む形で番組を終えられることをとても嬉しく思っているんだ。番組が突然打ち切りになるなんて、最悪の終わり方だからね。僕自身、どんな物語の結末が待ち受けているのか、とても楽しみにしているんだ」。ちなみに、シーズン5の第3話では、初めて監督にも挑戦したジョン。「正直なところ、役者でいる時間との調整がとても難しくなるだろうなと心配していたんだ。途中でエネルギーが尽きてしまうんじゃないかってね。でも、実際には、監督をすることで、とてつもないエネルギーが湧いてきた。おかげで、自分が知り尽くしていると思っていたドラマを、まったく新しい視点から見ることができるようになったよ」。ドン・ドレイパーの運命から目が離せないばかりか、ジョン・ハムの初監督エピソードまで見られる充実のシーズン5。物語のフィナーレまで、シーズン5を含めてあと3シーズン。「MAD MENマッドメン」の世界にどっぷりと浸るのは、これからでも遅くない。「MAD MEN マッドメン」シーズン5・DVDは発売中。※同時レンタル中(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ](C) MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved
2013年09月27日上戸彩と高良健吾を主演に迎えて贈る、異“食”の時代劇『武士の献立』。現在、“美食の街”スペインのサン・セバスチャンにて開催中の第61回サン・セバスチャン国際映画祭にて9月25日(現地時間)、本作が「料理部門」で上映されることに合せて、上戸さんと朝原雄三監督が現地入りを果たし舞台挨拶を行った。江戸時代、加賀藩。優れた舌と料理の腕を持つが、気の強いお春(上戸彩)は、藩の料理方である舟木伝内(西田敏行)にその才能を買われ、藩に代々料理人として仕える舟木家に嫁ぐことに。しかし、夫となる跡取り、安信(高良健吾)は不器用で料理が大の苦手。お春は、義母・満(余貴美子)の力も借りながら、必死に“包丁侍”である夫の料理指南を始める。次第に上達していく安信に、喜ぶお春だったが…。舞台に立った上戸さんは、「カイショ・ドノスティア、ブエナス・タルデス。ソイ、アヤ・ウエト(こんにちは、ドノスティアのみなさん)。エストイムイ フェリス デ エスタル エン サン セバスチャン(サン・セバスチャンに来れて嬉しいです)。エスケリカスコ(ありがとう)。“美食の街”と言われるサン・セバスチャンで初のお披露目とのこと、大変光栄に思います」とスペイン語で挨拶。朝原監督は、「本作を撮っていたときには、海外のお客様がご覧になることをまったく想像していませんでしたので、ちょっと分かりにくい部分もあったかな、と改めてみなさまと一緒に映画を観てそう思いました」と日本の作品ながら“お・も・て・な・し”の心に欠けていたと反省?さらにその後の公式ディナーでは、ゴルカ・チャパルテギ(サン・セバスチャンの星を持つRestaurant ALAMEDAシェフ)、高木慎一朗(たかぎ・しんいちろう/金沢・銭屋:料理人)による本作にオマージュを捧げた特別ディナーも振る舞われた。朝原監督と上戸さんは、ロビーでおよそ100人を出迎え、日本ならではの“お・も・て・な・し”としてお土産にお箸を配っていた。このディナーも含め、上戸さんに“美食の街”の感想を聞いてみると、「治部煮がおいしかった!」「ゴルカさんの角煮も美味しくて…」「ピンチョスも美味しかった!」と大満足の様子で笑顔を浮かべていた。『武士の献立』は12月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:武士の献立 2013年12月14日より全国にて公開(C) 2013「武士の献立」製作委員会
2013年09月26日映画『キッズ・リターン 再会の時』の完成披露試写会が9月25日(水)に都内で開催され、主演の平岡祐太、三浦貴大を始め、倉科カナ、中尾明慶、市川しんぺー、小倉久寛、ベンガル、清水浩監督による舞台挨拶が行われた。1996年に公開された北野武監督の名作『キッズ・リターン』で挫折を味わった主人公2人の10年後を描いた本作。ボクシングへの情熱を失ったシンジと刑務所から出所したマサル――新たな道を歩もうとする2人の姿を描く。『キッズ・リターン』で金子賢が演じたヤクザのマサルの10年後を演じた三浦さんは、「あまり怖い役をやったことがなかったので、『オレでいいのか?』という気持ちはあった」と偽らざる心情を吐露。かつての傷のせいで左腕が上手く動かせないという設定だったが、これにも苦労したようで「動かさないようにということに神経が行ってしまい、慣れるまで大変でした。ヤクザってどういう喋り方するのか?などいろんなことに迷いました」と苦笑交じりに述懐した。平岡さんはボクサー役ということで過酷なトレーニングに従事。7月に亡くなったボクシングトレーナーの梅津正彦さんらの指導を受けた。「準備は3か月で週5日ボクシング、週2日筋トレのジム通いを繰り返しましたが、最初の1か月は全然変わらず、プロデューサーや梅津さんから『ホントに大丈夫か?』と言われて冷たい空気があった…」と苦笑。そこからさらに食事制限も行ない「炭水化物を摂らず、油の少ないチキンばかり食べて生きた心地がしなかった」とふり返る。その甲斐あってボクシングシーンは素晴らしい出来栄えとなっているようで、平岡さんは「いろんなトレーナーの肩の力をお借りして出来上がったシンジです。ボクシングシーンは注目して見ていただけたら」とアピール。ジムの会長役のベンガルさんは「これが俳優の動き、テクニックかとゾッとしました。最後の試合のシーンは朝から晩まで後楽園ホールでずっと動きっ放し。アップで撮れば簡単なのに監督は引いた画で撮る。全身が映るからごまかせないし、逃げ場がないんです」といかに平岡さんのボクサーぶりが素晴らしいか熱弁をふるった。そんなシンジの恋人役を演じた倉科さんは「平岡さんとは前に夫婦役を演じたこともあって親しいので居心地がよかった」と語る。初共演の三浦さんも一緒に、倉科さんの撮影最終日に食事にも行ったそう。まだ撮影の残っている2人のために倉科さんがご馳走したそうで、三浦さん、平岡さんは「おごってもらいました!」と笑顔を見せた。『キッズ・リターン 再会の時』は10月12日(土)より全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:キッズ・リターン 再会の時 2013年10月12日より全国にて公開(C) 2013『キッズ・リターン 再会の時』製作委員会
2013年09月25日世界で2億ドル超えの大ヒットを記録した『RED/レッド』の続編『REDリターンズ』。ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、メアリー=ルイーズ・パーカーという鉄板キャストに、なんとオスカー女優の2人、アンソニー・ホプキンスとキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、さらに韓流スター、イ・ビョンホンが加わり、超危険な中年スパイチームがさらにパワーアップ。そんなキャストたちの中でも、変わらぬ美しさで他を圧倒するキャサリンの魅力に迫る!本日、9月25日はキャサリンの44歳の誕生日(偶然にも夫マイケルも同じ誕生日で、今年69歳!)。アラフォー女子とは思えない色気たっぷりの豊満ボディで男性陣の目を釘付けにし、その凛とした強さで女性たちからも羨望の眼差しを浴びる。先立って公開された予告編では、いきなり元カレ役のブルースの唇を奪い、攻めて攻めて攻めまくる姿で、元祖・肉食系女子として健在であることを知らしめた。一方でキャサリンは、最近ゴシップネタでもよくその名を目にする。夫マイケル・ダグラスが喉頭ガンを克服したと思えば、キャサリン本人が双極性障害を患っていたことを発表し、さらには現在2人は別居中とのこと。なかなか波乱万丈な人生を送っている彼女だが、今年だけでもスティーヴン・ソダーバーグ監督の『サイド・エフェクト』、ラッセル・クロウ、マーク・ウォールバーグ共演の『ブロークンシティ』とキャリアの方は相変わらず順風満帆。本作では“ロシアの女スパイ”を演じているキャサリンだが、当然ありきたりなキャラクターにするわけはない。これまで見たこともない、ひとクセもふたクセもある独特な存在に仕立て上げた。キャサリンの目標は「『007』シリーズなどに登場する一元的な人物にならないようにすること」だったという。さらに「脚本を読んで、まずたくさんのファッション雑誌に目を通したわ。それから私の中でのカーチャ(キャサリンの役)のイメージを監督に送ったの。おかげでビジュアル的に彼女をとらえることができたわ」と役作りについて語っている。妖艶なキャサリン・ゼタ=ジョーンズの危険な肉食系女子っぷりに注目だ。『REDリターンズ』は11月30日(土)より全国にて公開。(江﨑仁美(cinema名義))■関連作品:REDリターンズ 2013年11月30日より全国にて公開(C) 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2013年09月25日先日、ロビン・シックのビルボード・チャート12週連続1位の記録を新曲「ロアー」でストップさせた“プリンセス・オブ・ポップス”ケイティ・ペリー。そのケイティが、男性シンガーソングライターのブルーノ・マーズとコラボしたいという熱烈コールを明らかにした。9月21日(現地時間)、ラスベガスで行われた音楽フェス「iHeartRadio Music Festival 2013」で取材を受けたケイティは、「前はずっとリアーナとコラボしたいと思っていたんだけれど、いまはブルーノ・マーズとコラボできたら最高だと思ってるわ。いつもこう思っていたの『私が音楽的に成長したら、女性版ブルーノ・マーズになりたい』って。だって彼は、どんなオーディエンスにも受け入れられる素晴らしい才能の持ち主で、彼には内面にそれだけの幅広さを持っているってことなのよね」。ブルーノ・マーズは、全米アルバム・チャート1位に輝いた最新アルバム「アンオーソドックス・ジュークボックス」が全世界的ヒットを記録、さらに1stシングル「Rocked Out Of Heaven」、2ndシングル「When I Was Your Man」が、2曲連続全米シングル・チャート1位を達成するなど、破竹の快進撃を続けるアーティスト。8月に行われた「MTVビデオ・ミュージック・アワード」でも最優秀男性アーティスト・ビデオ賞、最優秀振付賞に輝いており、年齢も27歳と、28歳のケイティと同世代なだけに、2人のコラボレーションが実現したら、さぞかし華やかで大人の曲になるのではないだろうか。(text:Mieko Nakaarai)
2013年09月25日松本人志監督・最新作『R100』の完成披露試写会が9月24日(火)に行われ松本監督、主演の大森南朋ら総勢12名が舞台挨拶に登壇。本作がニューヨーク、ロサンゼルスなど主要都市を中心に北米で劇場公開されることも発表された。筋金入りのマゾヒストの男が秘密の会員制SMクラブと契約したことで、日常生活で次々と“女王様”の襲来を受けることとなるが、次第に彼女たちの攻撃がエスカレートしていき…。この日は松本監督、大森さんに加え、SM女王役の大地真央、寺島しのぶ、冨永愛、佐藤江梨子、片桐はいり、大森さんの妻と息子役のYOUと子役の西本晴紀、義理の父親役の前田吟、SMクラブのマネージャーの松尾スズキ、そして正体不明の“謎の男”として出演している渡部篤郎も出席。大森さんはこれから映画を観る満員の観客を前に、「僕のあられもない姿を見られるかと思うと胸が痛みます」と苦笑する。これまで数々の役柄を演じてきたが「ボンテージは着る機会がなかった」という寺島さんは、「隣りにいる南朋ちゃんをボロボロにします。やってるうちにそうなってくるんだなと、“Sの世界”を体験した気がします」とこれまで知らなかった扉が開いたよう?さらに、松本監督のファンだというフランス人の夫が来場していることを明かし、「家に帰って(SMプレイを)やってくれと言われたらどうしよう?期待してます(笑)」と語り、会場を沸かせた。松尾さんは、本作を「あらゆる意味で危険な映画」と評する。カフェのマスターを好演しているNHKの「あまちゃん」が最終週を迎えているが、「せっかく『あまちゃん』で築いた良いマスターのイメージがガラガラと崩れていくかも」とイメージダウンを危惧。同じく「あまちゃん」出演中の片桐さんは、SMのボンテージを「海女のスウェットスーツと似た感じですね」と爆弾発言で、松尾さんから「海女さんに謝ってください!」とたしなめられていた。これまでトロント国際映画祭の場に自ら足を運んだほか、国内でも札幌や広島など各所での上映に赴いて観客の反応を見てきた松本監督は、「全部でウケてますねん。今日もウケますね」と自信満々。「いままでにない世界観というか“松本ブランド”みたいなものが出来てきたのかな」と手応え十分のよう。北米公開決定にも「まだ新人に毛の生えたようなもんですが…」と謙虚に語るかと思いきや、「その割によくやってる」と自画自賛。自身はSか?Mか?と尋ねられると「そりゃMでしょう!」と最後までその口調は滑らかだった。『R100』は10月5日(土)より全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:R100 2013年10月5日より全国にて公開(C) 吉本興業株式会社
2013年09月24日3年間の厳しい練習期間を経て、日本でも人気K-POPグループとなった「MYNAME(マイネーム)」が初主演を務める映画『新大久保物語』の予告編がこのほど到着した。「MYNAME」は、2011年に韓国のトップR&B歌手「Hwanhee(ファニ)」のプロデュースによりデビューした、ビジュアル・アイドルグループ。2012年7月に日本デビューを果たし、これまで発売した楽曲は3作連続でTOP10入り、待望のファースト・アルバム「WE ARE MYNAME」はオリコンウィークリーチャートで3位を記録するなど、いま飛ぶ鳥を落とす勢いの“新世代”アイドルグループだ。そんな彼らの魅力が詰まった映画『新大久保物語』は、さまざまな境遇を背負い韓国・ソウルから新大久保にやって来た5人の若者が、スターを目指して奮闘する青春サクセスストーリー。8月に発売されたばかりの新曲「Baby I’m Sorry」、11月に発売が予定されている「Sha la la」の2曲の挿入歌に彩られた予告編からも分かるように、本作の内容は、リアルな「MYNAME」の成長記録とも重なる。自主レッスンやメンバー同士の葛藤を乗り越えて見せる、息の揃った歌、ダンス、日本語での演技は、ファンはもちろん、本作で彼らを知ることになる観客も「MYNAME」の魅力にノックアウトされてしまうはずだ。さらに、本格的なアクションシーンやライヴパフォーマンス、メンバーそれぞれの境遇も明らかにされ、盛りだくさんの内容となっている。この予告編公開を受け、「MYNAME」のメンバーからはコメントも到着。どのシーンが一番難しかったか、との質問には「ほかの共演者の方もいらっしゃるので、間違えないようにすごく神経を使いながら緊張しながら演じました」(コヌ)、「日本語の発音にとにかく苦労しました…」(チェジン)と、やはり母国語でないセリフでの演技に戸惑いながらの撮影だったようだ。さらに本作の見どころについては、「初めての映画だったので足りないところも沢山あったと思いますが、一生懸命な姿と個々のキャラクターに注目してください」(インス)、「5人がステージでパフォーマンスを披露するシーンに期待してください。自分の中でもすごく印象に残っているシーンです」(ジュンQ)、「『MYNAME』の初演技。一生懸命頑張ったので、みなさん温かい気持ちで見て頂けたらと思います」(セヨン)とのコメントを寄せ、初主演への挑戦にも確かな手ごたえを感じさせる。『新大久保物語』は11月16日(土)より新宿ミラノほか全国にて順次公開。(上原礼子(cinema名義))
2013年09月24日『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、『コーヒー&シガレッツ』、『ブロークン・フラワーズ』など、独特なオフビートの世界を描く鬼才ジム・ジャームッシュ監督。4年ぶりとなる最新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』が、日本でも12月に公開が決定し、主演を務めるトム・ヒドルストンの劇中ビジュアルが初お披露目となった。アンダーグラウンドなミュージシャンの吸血鬼・アダム(トム・ヒドルストン)は、自己破滅的な人間たちの行動にうんざりしていた。そんなとき、恋人・イヴが彼の元を訪れる。何世紀も愛し合い、生き続けてきた吸血鬼の2人は、久しぶりの再会を楽しむはずだったが、イヴの破天荒な妹・エヴァが突然姿を現し、3人の運命はゆっくりと思わぬ方向へと動き始めるのだった…。本作は、ジャームッシュ監督が構想に7年もの時間を費やした、自らの集大成ともいえる吸血鬼のラブストーリーだ。本年度カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」に出品され、大きな話題を呼んだ。主演は『マイティ・ソー』シリーズ、『アベンジャーズ』のロキ役として一躍スターダムを駆け上がった英国人俳優、トム・ヒドルストン。今回初お披露目された劇中ビジュアルでは、ロキとはまるで別人!アメコミの世界から脱出し、見事にジム・ジャームッシュ・ワールドの住人へと変身を遂げ、妖しい雰囲気をプンプンに醸し出している。このビジュアルだけ見ても、トムが新境地を見せてくれることは間違いなさそうだ。共演には、2007年『フィクサー』でアカデミー賞「助演女優賞」に輝き、『ムーンライズ・キングダム』(ウェス・アンダーソン監督)、『スノーピアサー』(ポン・ジュノ監督)と大活躍が続くティルダ・スウィントン。さらに、『アリス・イン・ワンダーランド』、『イノセント・ガーデン』のミア・ワシコウスカと、実力派が名を連ねている。ベネディクト・カンバーバッチに続いて、いま最も注目されている英国人俳優のトムを迎えて、インディーズ魂あふれるジャームッシュ監督が描く、吸血鬼のラブストーリー。果たして、どんな作品に仕上がっているのだろうか?『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』は、12月よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(江﨑仁美(cinema名義))
2013年09月24日主演・福山雅治×監督・是枝裕和がタッグを組み、カンヌ国際映画祭でも「審査員賞」を受賞した感動作『そして父になる』。9月21日(現地時間)、スペインで開催中の第61回サン・セバスチャン国際映画祭にて本作の公式上映が行われ、福山さんと是枝監督が参加し会場を大きく沸かせた。6年間育てた息子が、病院内で取り違えられた別の夫婦の子供だったことを知った父親が苦しみながら成長する姿を中心に、家族のあり方や愛、絆とは何かを問いかける本作。福山さんが初の父親役を演じていることでも話題となっている。この日行われたレッド・カーペットと舞台挨拶には、2人揃ってスーツでキメた福山さんと是枝監督。そして、福山さんは「こんばんわ、福山雅治です。サンセバスチャンは大好きな街です3回目です。映画を楽しんでください」とスペイン語で挨拶し、現地の映画ファンの心を掴む。挨拶後に感想を聞いてみると、「スペイン語は日本語のカタカナみたいに話して大丈夫と聞いていたのですが、ど頭でつまづいてしまいまして…。おかげで緊張がとれてスムーズに話せました」と笑いながら感想を語った。上映後ロビーで待機していた観客に、「ブラボー!」「コングラチュレーション!」と歓声が上がり、温かい拍手が2人に降り注いだが、福山さんは「上映後の観客の熱気がすごく、(カンヌに続き)また届いたと感じました」と感激した様子だった。是枝監督も同じく、「出口まで観客の方が待っていてくれて、暖かい拍手を聞いて作ってよかったと改めて思いました」とコメントし、興奮冷めやらない様子。発表モニターに映し出された観客のレーティング映像では、『風立ちぬ』などのライバル作を抑えて暫定1位!「観客賞」に王手をかけた。『そして父になる』は9月24日(火)~27日(金)より全国にて先行公開、9月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして父になる 2013年9月24日~27日より全国にて先行公開、9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2013年09月23日