FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (798/854)
お正月の粋な楽しみ方や新しい過ごし方について、伝統的な工芸品の良さを改めて確認することのできるイベントが伊勢丹新宿店本館2階センターパーク/ザ・ステージ#2で、年明け1月2日から13日まで開催される。イベントタイトルは“中川政七商店と考える新しいお正月”。1716年創業の中川政七商店は「日本の工芸を元気にする!」をビジョンに生活雑貨を幅広く扱う老舗。今回の注目は、「肩ひじはらないハンカチ」をコンセプトに展開する中川政七商店オリジナルブランド「モッタ(motta)」のハンカチ(1,400円)が、クリエーティブディレクター水野学デザインによるスペシャルパッケージで登場。干支、花札、日の出の3種類はいずれもおめでたいモチーフで、1年の初めに運気を上げるために、自分用に購入するのもよさそうだ。お正月という特別な機会に、日本に生まれた喜びを見つめ直したいなら、「ふち塗り碗」「八角箸」「お猪口」がセットになった「3種の神器」もいいだろう。もちろん、おせち料理に利用するのもオススメだ。その他にも、オリジナルの見得切り飴、紅白箸、筆ペン、手ぬぐいなど、お正月らしい鮮やかな色づかいのアイテムが多数そろうので、店頭に並んでいるところを眺めに行くだけでも楽しい気分に浸れること必至。新年のお参りを済ませたら、家族や友達とぜひ店を覗いてみてほしい。このイベントは伊勢丹新宿店ほか、銀座三越(1月2日から6日まで/西館3階Gスペース、1月7日から13日まで/西館3階ル プレイス)、イセタン 羽田ストア(レディス)(12月26日から1月6日まで)においても開催する。
2014年12月17日世界最大規模の国際アパレルファブリックス&アクセサリーの専門見本市「インターテキスタイル上海アパレル・ファブリックス-2014年秋」が中国・上海10月20日から23日までの4日間に渡り開催された。第20回目を迎える今回は、出展者数・来場者数ともに過去最高を記録。新国際博覧中心の約17万平方メートル超の会場に、30の国と地域から3,844社が出展し、93の国と地域から7万1,138人が訪れる盛況ぶりとなった。初日に開催された記者会見では、メッセフランクフルト アジア・ホールディングのステファン・ブールマ社長が、「20年前に12ヶ国から130の出展社が集まり、始まった同見本市が世界最大規模へと成長した」と感慨深げに語った。また、賃金の低下や原材料の高騰などにより、中国のアパレル市場の成長鈍化が心配されているが、消費者の関心が価格ではなくクオリティーへとシフトしつつあることや、技術革新などにより、今後もビジネスチャンスが期待出来ると強調。同じく初日に行われたミラノウニカの記者会見でシルヴィオ・アルビーニ会長は、直近6ヶ月間でイタリアから中国への服地の輸出が約13%減少したことに触れつつも、「中国が巨大で重要な市場であることには変わりはなく、ミラノウニカゾーンを訪れるバイヤーも毎回増えている。イタリアの素材にはクオリティー、革新、そしてカスターマーサービスという比類ない強みがあり、欧州を代表する生産地として、十分な競争力を持っている」と今後のビジネス拡大に意欲を見せた。なお、ミラノウニカのパビリオンには128社が出展。ウール、カシミア、シルクなど、イタリアメーカーならではの高級素材が並んだ。2015年3月開催の春展より、虹橋空港近くに建設中の中国博覧会展総合体に場所を移し、2014年春展の約2倍となる10万平方メートルの会場でインターテキスタイル・ホーム・テキスタイルやヤーン・エキスポと同時開催する。
2014年12月17日「エルカフェ(ELLE cafe)」の六本木ヒルズ店は12月13日、人気のコールドプレスジュースから新メニュー5種類を発売した。コールドプレスジュースとは低速ジューサーを使用することで、野菜や果物からパルプ(不溶性食物繊維)だけを除去。ビタミンや酵素といった栄養素が損なわれることなく摂取出来、クレンズ(水溶性食物繊維)による整腸作用も期待出来る。小林メディカルクリニックと共同開発したレシピは、味だけでなく医学的にも優れており、1本で成人が1日に必要とする量を上回る野菜や果物が摂取出来るとのことだ。今回、加わる新メニューのうち、「ベジーペア(Veggie Pear)」(920円)で主役となるのが梨と小松菜。クレンズを大量に摂取出来る梨に加え、洋ナシの皮からはエイジングケアに効果のあるクロロゲン酸を配合。これに、カルシウム、ビタミンA、抗肥満作用のあるネオキサンチンが豊富に含まれる小松菜を合わせることで、美容に効果的なジュースを完成させた。一方、ヘルシーなライフスタイルをサポートするのが「アロエ チア(Aloe Chia)」(920円)。コレステロールを低下させるアロエベラとチアシードに加え、肉類の消化を促進するパイナップル、脂肪の分解を助けるグレープフルーツをブレンドした。「ポム&ココ(Pom&Coco)」(920円)にはエイジングケアに効果のあるココナッツウォーターとグレープフルーツが使用され、抗酸化成分が豊富なザクロが種子まで贅沢に使用されている。その他、“C”のイニシャルを持つ三つの野菜を配合した「トリプルシー(Triple C)」(900円)、恋愛時に分泌されるホルモン成分PEAを含む生カカオと自家製アーモンドミルクをミックスした「ナッツ ショコラ(Nuts Chocolat)」(900円)を用意。春菊などの旬な食材を用いたものもあるため、一部は期間限定メニューになるとのことだ。これに、「ベリー」「グリーン」「シトラス」「ルーツ」「ミルキー」の定番5アイテムと、それを用いた10種類のスムージーが六本木ヒルズ店で展開される。アサイーやレッドマカといったトッピングも、プラス100円からオーダー可能だ。
2014年12月16日京都府文化博物館は「琳派400年記念 新鋭選抜展」を開催する。期間は1月24日から2月8日まで。琳派とは桃山時代後期に、芸術家の本阿弥光悦によって生み出された流派のこと。華やかな意匠性を特徴とする作風は絵画にとどまらず、衣装、漆芸、陶芸、屏風、扇などの伝統工芸にも広まり、時代を超えて多くのクリエーターを世に送り出してきた。今回の展示会では琳派の美意識、精神、革新性を受け継ぎながら、そこに現代の感性を取り入れたアーティストにフォーカス。彼らの斬新な作風を紹介する他、京都府美術工芸新鋭展の受賞者による作品が展示される。更に特別展示として、京都を拠点に活躍する現代アーティスト椿昇の作品も出品される予定だ。【イベント情報】琳派400年記念 新鋭選抜展会場:京都文化博物館 4階特別展示室住所:京都府京都市 中京区高倉通三条上る東片町623-1会期:1月24日から2月8日時間:10:00から18:00(金曜日は19:30まで。入館は閉館の30分前まで)入場料:一般500円大学生400円休館日:月曜日
2014年12月16日「KHギャラリー銀座」はコシノヒロコ(小篠弘子)による展覧会「午睡の協奏曲 ~妖精達のささやき~」を15年2月22日まで開催する。今回展示されるのは、コシノヒロコが手掛けるレリーフ状の作品。布を寄せたシワやヒダは動物や植物の姿を描き、無邪気な妖精と戯れる幻想的な世界を出現させた。その他、国際芸術祭「BIWAKO ビエンナーレ 2014」に出品された作品も登場する予定。【展覧会情報】小篠弘子午睡の協奏曲(まどろみのコンチェルト) ―妖精達のささやき―」会場:KH ギャラリー銀座住所:東京都中央区銀座 4-3-13 和光並木通りビル B1F会期:12月11日から15年2月22日無休時間:10:30から19:00但し12月27日から15年1月4日は冬期休業。
2014年12月16日「フェンディ(FENDI)」は、中国の旧正月を祝うレッドカラーのカプセルコレクションを2月に発売する。このコレクションは、モンスターがモチーフの「バッグバグズ(BAG BUGS)」からインスパイアされてデザインされたもの。バッグバグズの目がフェンディの人気アイコンバッグのインナーから覗く「ピーカブー(Peekaboo)」(61万5,000円)とミニサイズの「ミニ ピーカブー(Mini Peekaboo)」(42万6,000円)は、祝賀ムードあふれるレッドカラーのプレーンなレザーにライトピンクのライニングをあしらい、目の部分にはシルバーのパイソンとブラックのクリスタルを使用した。また、レッドのオーストリッチを贅沢に使ったミニ ピーカブー(119万6,000円)も発売。こちらはレッドカラーの本体とフューシャピンクのレザーハンドルに、ロングストラップが付属する。更に、バッグチャームには、レッドとピンクのシルバーフォックスファーに、ラパンとミンク、クリスタルの目をあしらった「ファーリー・クラッカー(Furry Cracker)」と「ファー・ヤン(Fur Yang)」(各10万6,000円)の2種類が加わった。他に、レッドとピンクのファーボンボンバッグチャーム(4万3,000円)も登場する。メンズコレクションからも、レッドカラーが鮮やかなジャージーTシャツ(4万1,000円)を発売。2015年の干支である“ひつじ”のモチーフをウォッシャブルレザーで模り、小さなスタッズがあしらわれている。フェンディ松屋銀座店を始め、世界各国のフェンディ直営店で取り扱う。
2014年12月16日愛犬や愛猫に向けたラグジュアリーアイテムを展開する「マンゴ & モード(MUNGO & MAUD)」は12月27日、伊勢丹新宿にコーナーをオープンする。マンゴ&モードはアパレルから食品までを扱うイギリスの小売業者「マークス&スペンサー」の創業者一族、マイケル・サッカーが手掛けるブランド。落ち着いた配色、自然素材にこだわるクリエイティブで人気を集め、本国ではドッグとキャットをターゲットとしたラグジュアリーライフスタイルブランドとして高い知名度を誇っている。過去には「ミラー ハリス」の調香師リン・ハリスや、ファッションデザイナーのヤスミン・ル・ボン、「ペイジ・デニム」などとのコラボレーションも大きな話題となった。12年のパリコレ期間中にセレクトショップ「メルシー(Merci)」にポップアップスペースを設けて、業界からも多くの注目を集めている。取り扱われる主なアイテムはリード(1万3,000円から)、首輪(1万1,000円から)、ウエア(1万9,000円から)など。その他、ベッドやフードボウル、ピンポン玉や小鳥を模した玩具もそろい、愛犬や愛猫と過ごす生活をトータルコーディネート出来る。なお、マンゴ&モードは日本市場への本格参入に向けて、「ヘルムート ニュートン バイ コム デ ギャルソン」や「ドーバー ストリート マーケット イセタン」などのエキシビションを手掛けたスペシャル プロダクト デザイン社と契約を結んでいる。今後国内でどのような展開が行われるかに注目したい。
2014年12月16日伊勢丹新宿店本館4階=ウエストパーク/ラグジュアリー・ステージで、フランス最古のトランクメーカー「モワナ(MOYNAT)」によるトランクショーが開催される。期間は12月17日から15年1月13日まで。今回のポップアップストアでは、アーティスティックディレクターのラメッシュ・ナイールと、ミュージシャンのファレル・ウィリアムスとのコラボレーションから生まれた新作「トレイン・コレクション」が発表される。モチーフとなった“汽車”は、誰もが心に持つ“内なる子供”を象徴したもの。鉄道列車を遊び心いっぱいに解釈したイブニングバッグ、おもちゃの列車が特徴的なレザークラッチバッグ、鉄道のグラフィックが描かれたスカーフなどが展開される予定だ。その他、ブランドのビンテージトランクや定番コレクションも豊富にラインアップ。ショップデザインはインテリアデザイン事務所「キュリオシティ(CURIOSITY)」のアーティスティックディレクター、グエナエル・ニコラ(Gwenael Nicolas)が手掛けており、ラグジュアリーの中にも遊び心を感じる空間となっている。
2014年12月16日商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」が、15年4月下旬にオープンする。その第2期事業計画の全貌が明らかになった。都内最大規模となる二子玉川駅周辺の再開発において、中心事業となる「二子玉川ライズ」。その第1期事業として、11年3月にはショッピングセンターなどがオープンしており、テラスマーケットはそれに併設する形での開業となる。敷地内には全18店舗が出店を予定しており、広場やルーフガーデンなどが設けられた、自然豊かな空間となる計画だ。物販は雑貨やインテリアが中心のラインアップとなり、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)が手掛けるセレクトショップ「アンルート(EN ROUTE)」の2号店、ライフスタイルショップ「アクタス(ACTUS)」、ホームテキスタイルを中心に家庭用雑貨を扱う「ザラホーム(ZARA HOME)」などが出店を予定している。新業態としては二子玉川の産直野菜を扱うマルシェの他、食器、雑貨、テーブルグリーンなどのライフスタイルアイテムを扱う「ガーデンズマルシェ(Gardens Marche)」が登場。DIYとガーデニングの通販サイト「DIYツールドットコム」は、今回が関東初の出店となった。一方、飲食店ではスペイン王室御用達のグルメショップ「マヨルカ(Mallorca)」の日本初進出が決定。シアトル発のシナモンロールを扱うカフェ「シナボン/シアトルズベストコーヒー」、ラーメンの「一風堂」、比内地鶏などを鉄板焼きで楽しむ鶏専門店「かしわ」、パイ専門店からスタートした家庭料理レストラン「バビーズ(Bubby’s)」、Soup Stock Tokyoのスマイルズが手掛けるファミリーレストラン「100本のスプーン」なども出店を予定している。その他、蔦屋書店の新業態ショップとなる「蔦屋家電」では、雑誌、書籍、カフェ、そして家電を織り交ぜた、新しいライフスタイルを提案。世田谷区初となるシネマコンプレックス「109シネマズ二子玉川」では、プレミアムシアター“IMAX デジタルシアター”で極上の映像体験が楽しめる。フィットネスで汗を流したいなら、エリア最大級のマシンジムに加え、プール、ジャグジー、温浴施設を備えた「アトリオドゥーエ二子玉川」をぜひ活用したい。
2014年12月16日スニーカーセレクトショップの「アトモス(atmos)」が、12月20日に渋谷(東京都渋谷区宇田川町31-8)に新宿に続く路面店第4号をオープンする。営業時間は11時から22時。同店は1・2階が店舗の4階建て。外装はガラス張りのモダンな雰囲気。店内は1,000 足以上並ぶスニーカーウォールなど、訪れた人がスニーカーに魅せられるような演出を凝らすという。また既存店では取り扱いのなかった新規ブランドも販売予定。
2014年12月16日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする1冊。■「VINTAGE WEDDING FLOWERS」ヴィック・ブラザーソン(VIC BROTHERSON)ウエディング向けのビンテージ風フラワーデザインを美しい写真と共に紹介。まるで自宅の庭から摘み取ってきたかのように自然体でエレガントなブーケや花飾り、テーブルデコレーションを作り上げる実例やヒントを多数収録している。ありのままの姿を大切にした花と色の組み合わせや、インテリアの参考にもなるフラワーデザインも満載。ページをめくる度にカラフルで優しい花の世界に誘われる、プレゼントにもおすすめの一冊だ。本書を監修したヴィック・ブラザーソンは、ロンドンの花屋「スカーレット&バイオレット」のオーナー。同店は、イギリスのタウン誌「タイムアウト」からロンドン最高の花屋の一つとして指名されており、ケイト・モスの結婚式に花を提供したことでも知られている。【書籍情報】「VINTAGE WEDDING FLOWERS」著者:ヴィック・ブラザーソン出版社:KYLE BOOKS言語:英語ハードカバー/176ページ/250×215mm発刊:2014年価格:5,610円
2014年12月16日グランドプリンスホテル赤坂跡地の開発計画の名称が、「東京ガーデンテラス」に正式に決定。その事業計画の一部が明らかになった。東京ガーデンテラスの中核となる地上36階のビルは、1階から4階までが商業施設で、30階から36階までがホテルで構成される。コンセプトは“みどりと歴史に抱かれた国際色豊かな複合市街”。東京都から有形文化財に指定された「旧李王家東京」はそのままの形で保存しながら、歴史ある立地、弁慶濠に面した自然やステップ状の商業施設を活かした街づくりを展開していく。なお、開業は16年夏を予定しているとのことだ。
2014年12月16日ドーバー ストリート マーケット ギンザは12月13日より「ミュウミュウ(MIU MIU)」の取り扱いをスタートした。フロアは「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARCONS SHIRT)」や「トリコ・コムデ ギャルソン(tricot COMME des GARCONS)」「サカイ(sacai)」「ロエベ(LOEWE)」などがそろう4階。現在クルーズコレクションを販売中。同店限定のカラーバリエーションを用意している。15SSシーズン立ち上がりとなる2015年1月には常設スペースを設ける予定という。
2014年12月15日「バーバリー(Burberry)」は15SS広告キャンペーンを発表した。撮影はフォトグラファーのマリオ・テスティーノ。今シーズンは、ナオミ・キャンベルと、11月末に表参道店のオープニングイベントでホストをつとめたジョーダン・ダンの英国を代表するモデル2人が起用された。その他、イギリスのロックバンド「ジーズ・ニュー・ピューリタンズ(These New Puritans)」のドラマーで、メンズフレグランス「ブリット リズム」のキャンペーンに登場しているジョージ・バーネット、同じくイギリスのロックバンド 「オブ・エンパイアーズ(Of Empires)」のドラマーで、15SSバーバリープローサムメンズコレクションのランウエイにも登場したジョージ・ルペイジも登場する。チーフ・クリエーティブ・兼エグゼクティブ・オフィサーであるクリストファー・ベイリーのディレクションのもと、ブランドを象徴するトレンチコートを始め、新作アイコンバッグ「バーバリー・ビー」など、コレクションの代表的なアイテムにフォーカス。同キャンペーンは、2015年1月より公式サイトやSNSなどで露出される。
2014年12月15日神戸ファッション美術館は二つの展覧会、「衣服にできること-阪神・淡路大震災から20年」「1950-70年代の阪神間スタイル」を同時開催する。期間は1月17日から4月7日。「衣服にできること-阪神・淡路大震災から20年」では、被災者の心身を守ることに重点を置いたファッションの紹介が行われる。家をなくしてしまったとき、人を最後にプロテクトするのは服になる。このコンセプトの元に、デザイナーの津村耕佑が手掛けるブランド「ファイナルホーム(FINAL HOME)」。更に、衣服造形家の眞田岳彦が被災者の心をケアする目的で立ち上げた「Prefab Coat」シリーズから、新作となる「Prefab Coat Rice KOBE」などが出展。阪神・淡路大震災からの復興支援を目的に、95年に東京や神戸で開催されたファッションショーからも、大田記久やカステル・バジャック(CASTELBAJAC)、藤本ハルミらの作品が出品される。また、1月24日には学芸員がリレートーク形式で震災を語り継ぐイベント、「阪神・淡路大震災20年・語り継ぐこと/リレートーク vol.2ファッションとアートの繋がり」が開催される。その他、トークイベントでは2月8日に眞田岳彦をゲストに招き、「心を繋ぐ衣服と伝統文化」を予定。3月15日には、津村耕佑によるワークショップ「繋げてつくろう!わたしだけのスペース」が開かれる。一方、「1950-70年代の阪神間スタイル」では、アイビー、ミニスカート、ヒッピー、フォークロアなど、戦後の大阪や阪神に芽吹いた数々のムーブメントに注目。オートクチュール技術との出会い、「ヴァン(VAN)」をはじめとする男性衣装、帽子や靴といった小物などをテーマに、当時のファッション界やライフスタイルを回顧するような衣類や資料が出展される。田中千代や原田和枝、上田安子、石津謙介、コシノヒロコといった、この地を代表するデザイナーの作品にも注目だ。関連トークイベントは3月28日を予定しており、テーマは「阪神間の洋裁文化の形成」と「大阪から発信したVANの創業期から現在」。ワークショップ「50’s-70’sファッションをシルクスクリーンでプリントしよう!」は、2月22日に開催される。【イベント情報】特集展示「衣服にできること-阪神・淡路大震災から20年」特別展示「1950-70年代の阪神間スタイル」会場:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町2-9-1会期:1月17日から4月7日時間:10:00から18:00(入館は閉館の30分前まで)入場料:一般500円学生、65歳以上250円休館日:水曜日(2月11日は開館)、2月12日
2014年12月15日「シャネル(CHANEL)」は14-15メティエダールコレクションの前夜にショートフィルム『Reincarnation(再生)』を発表。その動画がYouTubeで公開された。このショートフィルムはガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)にまつわるエピソードを基に、デザイナーのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が制作と指揮を手掛けたもの。エレベーターボーイの制服が女性用のジャケットとして生まれ変わり、普遍的なアイテムとなるまでのストーリーを描いている。舞台は1954年のザルツブルク郊外にあるホテルのロビー。そこで休暇を過ごすガブリエル・シャネルが、後のシャネルの象徴となるジャケットを着た若いエレベーターボーイと出会うことから物語は始まる。オーストリアハンガリー帝国のフランツ・ヨーゼフとエレベーターボーイの2役を演じるのは、歌手のファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)。不愛想なエレベーターボーイと、情熱的なフランツ・ヨーゼフを見事に演じ分けた。なお、ファレルはフィルムへ出演するだけでなく、この作品のために書き下ろされた「CC The World」の作詞と作曲も担当。作中ではエリザベートとのデュエットが、まるでミュージカルのように物語を盛り上げている。また、エリザベート役にはコレクションのキャンペーン広告の顔となるカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)を、ガブリエル・シャネルにはジェラルディン・チャップリン(Geraldine Chaplin)をそれぞれキャスティングした。
2014年12月15日日本ファッション・ウィーク推進機構(Japan Fashion Week Organization=JFW)は、来年2月4日から6日にかけて行われる「ミラノウニカ(Milano Unica)」 06SSの特設エリアで開催するジャパンパビリオン「ジャパン・オブサーバトリー(The Japan Observatory)」の出展概要を発表した。今年9月に開催された15-16AWに続く2回目となる今回は前回の29の企業・団体を上回る34社・団体が参加。商談ブースの規模も前回の378平方メートルから429平方メートルに拡大する。欧州2大テキスタイル展示会の一つミラノウニカは2005年のスタートから出展をイタリアとヨーロッパのテキスタイルと関連メーカーに限定してきた。ジャパン・オブサーバトリーはイタリアのハイエンドブランドのバイヤーから推薦や要望があったことや、日本のテキスタイルの品質レベルが高く評価されていることなどを受け、前回初めて実現したもの。前回は4,000人以上が来場。「グッチ(Gucci)」「プラダ(PRADA)」「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」「ロベルト カヴァリ(Roberto Cavalli)」「マックスマーラ(Max Mara)」などのイタリアブランドの他、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「エルメス(HERMES)」「ランバン(LANVIN)」「ジル・サンダー(Jil Sander)」「ポール スミス(Paul Smith)」など、ラグジュアリーブランドや欧米のトップブランドを含む1,719件の商談があったという。前回の日本貿易振興機構(ジェトロ)との共同開催からJFWの単独主催となる今回は、企業ブースにジャパンテキスタイルPRブースを加えた519平方メートル。前回好評だったトレンド&インデックスコーナーの内トレンドコーナーでは日本文化の静寂性や品と格を表す「男前・女前の流儀」と現代日本文化の多様性と日本のポップカルチャーを表現した「東京・ポップクルーズ」の二つのテーマに焦点を当てて、展示する。ブースはふすまからヒントを得た「格子」でエリアを区切ることで和テイストを表現。ジャパンテキスタイルのブランディング化を意識しているほか、3方向から入ることが出来るようにする予定。また、前回に続き、今回もジェトロの協力により招待VIPバイヤーとのビジネスマッチングを開催する。都内で行われた会見で川島朗JFWテキスタイル事業事務局長は「前回9月は本当にうまくいった。秋冬に比べて春夏の来場者は少なくなるため、それ以上というのは難しいが、前回並の来場者数と商談数を目指したい」と話した。
2014年12月15日ラフォーレ原宿は2015年初売りを1月1日朝9時よりスタート。干支の「未」にちなんでウールアイテムの詰め合わせ「メリーさん袋」を発売する。「メリーさん袋」は、ウール素材のニットやスカートなどトレンドのウール製品をまとめている。展開店舗は、5階の「リュッカ(Lycka)」、4階の「ドットアンドストライプス(Dot and Stripes)」と「チャイルドウーマン(CHILD WOMAN)」、地下1.5階の「アリスアンドザパイレーツ(ALICE and the PIRATES)」、「メタモルフォーゼ ハラジュク(Metamorphose HARAJUKU)」、「プトマヨ(PUTUMAYO)」で、店舗によってウールアイテムは異なる。また、「メリーさん福袋」に加えて、毎年恒例の「見える・選べる福袋」「らふぉーれ限定福袋」「アウター入り福袋」「全身コーディネート入り福袋」も展開。さらにオープン前に並んでいた客には、ホットドリンクや1万円以上購入で送料無料になる「手ぶら!!」サービス券をプレゼント。訪日外国人向けには、対象店舗でパスポート提示で10%オフになるパスポート割を1月1日から26日まで実施する。ほかにも1月1日の9時、11時、13時から、1月2日の11時、13時、15時からは湯島天神白梅太鼓の演舞も披露される。
2014年12月15日「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が、日本のモダニズム建築の傑作であり、建て替えが迫るホテルオークラ東京と共に、SNSを使った新プロジェクト「#MyMomentAtOkura」をスタートした。現在の姿のホテルオークラ東京で過ごすひとときを、ソーシャルメディアを通じて広く共有するという内容。参加方法は至ってシンプルで、ホテルオークラ東京の本館を訪ね、思い思いに写真を撮影し、投稿と写真にハッシュタグ「#MyMomentAtOkura」を追加して自身のインスタグラムのアカウントでシェアすることで完了する。写真は以前に訪問した際に撮影したものでも可能。1962年に開業したホテルオークラ東京は、日本のモダニズム建築を代表する建造物として高く評価されてきた。しかし現在、来年予定される建て替えのために、その文化遺産としての継承が危ぶまれている。ボッテガ・ヴェネタは、次の世代に文化遺産を託し、伝統に由来する技術と創造性を守るというブランド哲学に従い、消滅の危機に瀕する日本のモダニズム建築への関心を高めるための活動を行ってきた。クリエーティブディレクターのトーマス・マイヤー(Tomas Maier)の、日本のモダニズム建築とホテルオークラ東京の長年のファンであり、本プロジェクトを通じてその文化的価値を再考するよう呼びかけたいとしている。
2014年12月15日12月14日、SUPERSENSEによって、ポラロイドフィルムの生産終了後、世界初となるピンホールカメラ「66/6 PINHOLE INSTANT CAMERA」(2万7,593円)の販売がスタートした。全世界限定500台の先行発売で、日本では原宿のギャラリーAMで購入可能。77台限定での発売となる。「66/6 PINHOLE INSTANT CAMERA」は、レンズの代わりに穴が開いているだけのカメラの最も原始的な構造をしたピンホールカメラ。インスタントフィルムを充填して使えるものとしては非常に珍しいという。直径0.25mmと0.35mmの二つの穴が開いており、明るさなど環境に応じて使用するホールを選ぶことができる(暗い環境での撮影には0.35mmを推奨)。その穴を通して正面から入った光を、内部の鏡で反転させ、フィルムに撮影する仕組みだ。ピンホール部分を備えたベロはピラミッド状に引き出せる。引き出すほどに望遠で撮影できるが、同時に周辺光量が落ちるため、慣れるまでは実験するつもりで撮影を試みるのがよさそうだ。ちなみに、このカメラを製作したSUPERSENSEが撮影してみたところ、ベロを完全に引き出した場合、約30秒から2分の露出時間で良好な結果が得られたという。露光が終わったらピンホールを閉じて撮影完了。イジェクトボタンを押すと、写したものがプリントアウトされる。寸法は145×110×30から115mm(ベロ収納時から引き出し時)、重量は298g。同梱品はUSBチャージャー、露光時間計算対照表、マニュアルなど。■ファッションヘッドラインでは、「66/6 PINHOLE INSTANT CAMERA」を購入の方対象のプレゼント企画を実施中。プレゼントの詳細は、平日7:30に配信中のメルマガでお知らせいたします。メルマガ会員の新規ご登録はこちらから
2014年12月15日12月20日から2015年2月23日まで、森山大道写真展「Dazai」が開催される。展覧会タイトルの「ダザイ」とは、小説家・太宰治のこと。太宰は青森の富裕な一家に生まれ、小説家として活動したのは1933年から48年のわずか15年間。玉川上水に入水自殺して38年の一生を閉じた。この短い期間に歴史に刻む名作を生み出している。代表作は『人間失格』『斜陽』『津軽』『晩年』など。女性の告白体を得意とし、短編の名手として知られる。誕生日である6月19日には太宰が眠る三鷹・禅林寺にて彼を悼む「桜桃忌」が未だに開かれており、現代においてもその作品は色褪せない。写真家・森山大道も、彼に魅了された1人という。森山が太宰の小説と出合ったのは、中学生時代という。学校を厭い、ストリートを学び舎としていた多感な時期に、作品から受けた影響の大きさは計り知れない。時を経た今、森山は、「太宰の小説は、僕が嗅覚や視覚によって感知し、記憶した戦後のイメージとぴたり符号する」と語っている。結果、最新作となる写真集『Daido Moriyama: DAZAI』(マッチアンドカンパニー・MMMレーベル no.5、太宰治『ヴィヨンの妻』収録/5,000円)を刊行するに至り、同時にまた、森山が太宰へのオマージュとしてセレクトした、70年代から現在に至るまでのモノクローム作品約50点を展示する今回の企画が実現した。会場は、原宿のアートスペース「AM」。1月10日の15時から16時まで、森山大道のサイン会も予定されている。【イベント情報】森山大道写真展『DAZAI』会場:AM住所:東京都渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ301/302会期:12月20日から2015年2月23日時間:13:00から19:00休廊日:月(最終日除く)・火曜日12月29日から1月6日入場無料
2014年12月15日「ジバンシィ(GIVENCHY)」は、15SSキャンペーンビジュアルを公開した。撮影はマート&マーカス(Mert and Marcus)。今シーズンは、ジュリア・ロバーツがミューズに起用された。彼女がファッション広告に登場するのは初となる。ボクシージャケット、クラシックレースシャツ、そしてタキシードドレスといったジバンシィのシグネチャーピースをエレガントに着こなし、ブランドのモダニティー、強さや永遠の美を体現する。
2014年12月15日「カルティエ(Cartier)」銀座2丁目ブティックでは2015年1月12日まで、同メゾンの歴史的アーカイヴピースを収蔵する「カルティエ コレクション」のうち新作ジュエリーコレクション「アミュレット ドゥ カルティエ」のデザインにインスピレーションを与えたピースの特別展示を行う。「アミュレット ドゥ カルティエ」は、今年4月にローンチされた新作ジュエリーコレクション。“Unlock your wish(願いを解き放つ)”をテーマに、マザー オブ パール、オニキス、パヴェ ダイヤモンドで飾られた丸みのある南京錠をモチーフにしたデザインで、中央にはダイヤモンドやオニキスが輝く。その名の通り、アミュレット(お守り)のように身につけられるジュエリーとなっている。今回の特別展示では、「アミュレット ドゥ カルティエ」のデザインにインスピレーションを与えた、「ブラック&ホワイト」「ラッキーチャーム」「ゴールドと幾何学模様」「球体・ディスクモチーフ」の四つのテーマをもとに約1,500点の「カルティエ コレクション」から厳選した32点を展示する。
2014年12月15日今週は、尊敬する人やレジェンドを重んじると開運につながるような星回り。コレクションしている写真集やスクラップブックを引っ張りだして、往年の名女優、スタイルアイコンのファッションをじっくり研究するのも良いでしょう。伝説のデザイナーの格言からも自分のスタイルを磨く素晴らしいヒントを得られます。もちろん身近な目上の人、例えば母親や先輩など、あなたのことを良く理解している人からのアドバイスは、なにより有り難いものです。■牡羊座(3.21 - 4.20) チャコールグレーなどのダークカラーと、華やかに輝くラメやグリッターの組み合わせが、忙しさに負けない強い運をキープしてくれるでしょう。デコルテの開いたトップスが社交運を上げます。■牡牛座(4.21 - 5.21) 吉凶混在の流れに。モンクレールなどリッチでデザイン性の高いダウンジャケットは寒さを防いでくれるだけでなく、味方も多い反面、敵を作りやすいこの時期の防護服としても重宝しそう。■双子座(5.22 - 6.21) 旅行や初めて行く場所でヒヤッとする目に遭いそうな暗示。回避するにはシワ加工のブラウスや自由に折りたためるバオ バオ イッセイ ミヤケのバッグ、黄・ピンク・緑など派手なカラーを身につけて。■蟹座(6.22 - 7.22) 師走にも関わらずゆったりムード。その分、美容やダイエットは油断してしまいそう。ボタニカルプリント、大きめのボウタイや襟が美的意識を啓発するアイテムとして活躍します。■獅子座(7.23 - 8.22) スポットライトを浴びる星回り。注目を集めるだけにファッションは手が抜けません。アクセサリーは誰もが知るブランドのものを。ニットの下に白シャツを重ねると対人運を底上げできます。■乙女座(8.23 - 9.23) うまくいっていたことが滞ってしまいそう。パールホワイト、シャンパンゴールド、綺麗な水色など透明感のあるカラーが潤滑油になるでしょう。異素材の切り替えも災難回避に。■天秤座(9.24 - 10.23) お買い物運がイマイチ。マットなピンク×ブラウン・黒・アイボリーなどのハイコントラストな組み合わせが金運の悪さを食い止めます。mameが得意のチャイナカラーが開運アイテムです。■蠍座(10.24 - 11.22) KENZOの14-15AWに見られるような奇をてらったグラフィックや複雑なレイヤードは強運をあおります。色っぽいオーラが出ているときなので、デートでも負けなしです。■射手座(11.23 - 12.21) ゴールド、赤、もしくは対照色の色合わせの冒険は、主役の星だからこそゆるされるもの。テイストはルイ・ヴィトンが15SSで打ち出した、グラムロックなガーリーが気分。■山羊座(12.22 - 1.20) トレンドに振り回されず、自分らしく個性をもって過ごすのが一番。表現力が豊かになり、伝え方も上手になります。ローゲージのニットやセンターにジッパーがある装いは吉。■水瓶座(1.21 - 2.19) 思いつく限り斬新なコーディネートにチャンレジして欲しいとき。新進気鋭のデザイナーのリサーチや開拓にもツキがあります。ダイエットの効果が出やすく特に骨盤を意識すると成功しそう。■魚座(2.20 - 3.20) 人を信じるのは良いことですが周囲から災難をもらいやすい時期なので警戒心を強めて。頼らず自分でやるのが鍵。フルーツやハートモチーフなどカラフルでハッピーな柄のものをお守りに。【プロフィール/ムーン・リー】 西洋占星術師。『numero』『mina』など数々の人気女性誌での連載やエッセイや書籍の執筆など実績多数。「怖いほど当たる!」鑑定士として話題を呼んでいる。当連載では12星座占いとファッションを融合させたハイブリッドな週間占いを提案。長年の鑑定や研究から導き出される開運のメッセージを届ける。
2014年12月15日「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)」が12月25日、写真集を発売する。タイトルは無し。作品は、デザイナー・宮下貴裕がディレクションしオールロケでシューティング。3名の女性モデルが起用され、彼女達の感情と時間が切り取られる。ブランドの洋服にはフォーカスせず、服を作る際と同じように自身を投影させ、より私的なニュアンスや世界観を表現したという。撮影は鈴木嘉樹が担当。ブランドの路面店「グローサリーストア(grocerystore.)」やTAKAHIROMIYASHITATheSoloist.取り扱い店舗、一部書店で販売される。1万円。
2014年12月15日レイ・カイザー・イームズ(Ray Kaiser Eames)は1912年12月15日生まれ。アメリカ合衆国・カリフォルニア州出身。88年8月21日逝去。家族と共にニューヨークに移住すると、抽象画家のハンス・ホフマンによる指導の下で、本格的に画家としての技術を学ぶようになる。40年にクランブルック美術アカデミーに入校すると、当時インダストリアルデザインの講師を務めていたチャールズ・イームズ(Charles Eames)と知り合い、互いの才能に引かれ合った2人は間もなく結婚。当時チャールズが手掛けていた成形合板を用いた家具の開発に、今度は夫婦で取り組むようになる。41年にイームズ夫婦は、アメリカ海軍の依頼を受けて、負傷兵が用いる添え木の製作に取り掛かる。すると、軽量な整形合板を用いた添え木はたちまち人気を集め、夫婦の元には大量の注文が殺到した。これを足掛かりに、いよいよイームズ夫妻は整形合板を用いた家具を製作。一時は経営破綻によって会社を売却するアクシデントに見舞われるが、46年にはMoMAで開催した個展で数々の作品を発表している。そのうちの一つが、後にブランドの代表作となる「イームズ・ラウンジチェア」の試作品だった。これらの作品は業界に衝撃を与え、その年のうちにイームズ夫妻はハーマンミラー社と契約。夫婦の作品の販売を同社が一手に手掛けるようになる。48年にはMoMAが主催した「ローコスト家具デザイン」コンペで、素材にFRPを用いた「イームズシェルチェア」を発表。見事に入賞を果たすと、50年には商品化され、夫婦が熱望していた家具の大量生産が実現した。その後も「ワイヤーチェア」や「ラウンジ・チェア&オットマン」などの代表作を世に送り出し、その高い評価とともにイームズの名は世界中へと知れ渡っていく。その一方で60年代に入ると、家具以外にも様々なデザインを手掛けるようになり、61年にはIBMから依頼を受けて、数学的な事象を目で見て体験するための展示「マスマティカ」を製作。68年には教育映画『パワーズ・オブ・テン』を監督した。これらの活動が評価され、61年にはカウフマン国際デザイン賞受賞を、77年にはアメリカ建築家協会25年賞受賞を受賞している。13年にはイームズ夫妻の生涯を描いた映画『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』が公開された。
2014年12月15日「ディーゼル(DIESEL)」がクリスマスに向けたパーティールックを発表した。“インディペンデントでアンチプレッピー”がテーマの15SSプレコレクションの中から選ばれたアイテム達は、スクールテイストかつ反主流的。クリスマスパーティールックのために、ドレッシーでありながらもどこか砕けた、自由な発想で組み合わせられる。ブランドアイコンルックのライダース×デニムパンツは、大振りのジップやワッペン、スタッズを用い、よりハードでエッジーに。ウィメンズはハットや、レザーのフラットシューズ、メンズは細身のタイとシャツを組み合わせ、ポイント的ドレスアップを図る。いたるところに散りばめられたスタッズはどのルックにもキーアクセントとなる。透け感のあるシックなブラックドレスは、センター部分にフリルがあしらわれ1着でも存在感のあるアイテムだが、エンボス加工で鳥のモチーフが描かれたシルバーのミニショルダーやクラッチを持つことでより華やかに。また、ジャケットを羽織ったスーツスタイルには、ブラックデニムやバックパックを合わせ、フォーマルでありながらもラフな印象にディーゼルの遊び心を感じさせる。更に、公式オンラインサイトではクリスマス特設ページをオープン。ページでは、ウエアからシューズ、バッグ、小物まで様々なアイテムを集約し、彼から彼女へ、また彼女から彼へのクリスマスギフトガイドを行ってくれる。
2014年12月14日様々な場面で活躍する女性達の“輝き”の理由に迫る連載インタビュー企画。第13回は、ANA(全日本空輸)でCAとして乗務をしながら、社内でCS&プロダクト・サービスに携わる小沢ちあきさん。ピンと姿勢がよく、スラリとした美しい立ち姿の小沢さんに、ファッション&ビューティーについて伺いました。――どんなファッションが好みですか?仕事中は、かちっとしたファッションを選ぶことが多いです。今日はパンツスタイルですが、ワンピースにジャケットが定番です。背があまり高くないので、いつも高めのヒールを履いています。ブランドは特にこだわりはなく、ファッション雑誌をチェックしてから、地元のショッピングモールなどで、気になったお店に入って直感で服を選んでいます(笑)。黒ほどワンパターンにならず、今季らしい雰囲気のネイビーの服が気になりますね。――日頃から美容や健康のためにしている習慣はありますか?スキンケアのこだわりは、化粧水をたっぷりつけて保湿。ローションパックは毎日して、夏でもこれ以上肌に入らない位バシャバシャと化粧水をつけています(笑)。乳液などに比べても倍以上のスピードで量が減ります。今使っている化粧水は、20代の時に使っていた「雪肌精」。再び愛用しています。また、午後の化粧直しでは、目元以外のメイクをクレンジングシートで落としてから、スキンケアをしてファンデーションを塗り直します。上からファンデを重ねるだけでは、すぐメイクが崩れてヨレたりするので、いっそのこと落としてみようと思ってやってみたら、仕上がりもキレイで上から重ねるより化粧直しが簡単だということに気付きました。サプリメントもお守りのように欠かさず落ち歩き、コラーゲンや黒酢など3種類位を愛飲中です。――CAならではの美容術はありますか?機内は乾燥するので、保湿には特に気を使います。海外だと現地の水が合わない場合もあるので、ペットボトルの水を持っていって、顔を洗うのにもその水を使うという徹底ぶりの人もいます。CA同士のおしゃべりでも美容の話題が豊富で、口コミで聞いた海外コスメやエステをいろいろと試すことも多いです。――休日のメイク、美容法について教えてください。休みの日は、日焼け止めとファンデーション、アイメイクのみ。チークと口紅は塗りません。3週間に1度は、土曜日にネイルや美容室に行っています。普段は単色のネイルですが、長い休暇の前にはアートネイルも楽しんでいます。■今回の撮影にあたり、イセタンミラーの門脇奈美さんがメイクを担当。目元にポイントを置いたメイクが多いという小沢さんが普段のメイクにも取り入れやすいよう、印象的な目元を引き立てるようなアイメイクをメインに、“きちんと感”をキーワードにした、優しくフェミニンなメイクを提案した。ベースメイクは、ランコム(LANCOME)のBBクリームを薄くのばした後、保湿効果抜群で今季1番人気のランコムの新作リキッドファンデーションを重ねる。更に、きめ細かいパウダーでベールを掛けたような肌に仕上がる「ジバンシイ(GIVENCY)」のフェイスパウダーをブラシでふんわりと乗せた。目元はファンデーションを塗らずコンシーラーのみで仕上げることで、厚塗り感を避けるのもポイント。アイシャドーはグレー系のクールな色を選び、目元を引き締めてキリッした印象を残しつつ、丸みをおびたラインで長めに描いた眉で女性らしさを演出。ブルーのストライプのシャツに合わせ、チークとリップはブルー味を感じるピンクローズ色をチョイス。明るいトーンが、小沢さんのポジティブオーラを華やかに引き立てている。主な使用アイテムは、リキッドファンデーション「ランコム タン ミラク リキッド#O-025」、フェイスパウダー 「ジバンシイ プリズム・リーブル #1」、コンシーラー「イヴ・サンローラン ラディアント タッチ #2」、アイシャドウ「ディオール サンク クルール #056」、アイライナー「イセタンミラーボーテアイライナーペンシル#01」、チーク「シャネル ジュ コントゥラスト #64」、口紅「ディオール ルージュ ディオール ボーム #488、#568」【小沢ちあきプロフィール】1973年生まれ、茨城県出身。90年から3年間、米国へ留学し帰国後、同志社女子大学短期大学部 英米語科へ入学。卒業後、ANA(全日本空輸) 成田客室部へ入社。13年よりANA CS推進部へ異動し、15年2月に着用を開始するプラバル・グルン氏デザイン新制服プロジェクト主幹、また同制服改訂に伴うANA社員へのアピアランス、身だしなみ施策の主幹を務め、社員の意見把握と調整からヘアやメイクのガイドラインの変更など多岐に渡る内容でANAというブランドを作り上げる役割を担う。その他、ANAにおけるCS推進のセミナーの主幹として、現場と上層部の架け橋になる社内セミナーを開催。そしてこれらの地上での業務に加え、現在もCAとして定期的に乗務している。
2014年12月14日仕事や家庭など、様々な場面で活躍する女性達を紹介するインタビュー企画「輝く女性の秘密」。第13回は、全日本空輸(ANA)で10年ぶりにリニューアルされる新制服プロジェクトに主幹として携わってきた、CS&プロダクト・サービス室の小沢ちあきさん。入社以来、客室乗務員(CA)としてキャリアを積み、現在も乗務しながら、CS推進のための社内セミナーを開催するなど、現場と上層部の架け橋として奔走する小沢さんに、忙しい日々をアクティブに楽しむ秘訣を伺いました。――CAになろうと思ったきっかけは何ですか?自分でも覚えていなかったのですが、小学校の卒業文集に“世界を股に掛けた仕事がしたい”と書いていたようです。家族で海外旅行に行ったことがきっかけで、漠然と海外に憧れや興味を抱いていたのだと思います。当時、女性が海外で活躍出来る職種は限られていて、その中でもCAは一番身近に感じた職業でした。ただ、就職活動は順調ではなく、何社か不採用の通知を受けた後にANAから合格の連絡をいただいた時の喜びは今でも覚えています。――CAのやりがいはどんな時に感じますか?いい意味で「疲れた」と感じる時です。例えば、満席のニューヨーク路線でお客様の様々な要望に対応した際など、到着時に“やり遂げた!”という達成感を感じます。――ANAのCAで良かったと思うことはありますか?今振り返ると、人に恵まれてきたと感じます。同期はもちろん、後輩も先輩も。既に退職された方の中にも、今でもプライベートでお付き合いしている人がたくさんいます。女性が働く環境としては、世界的に見ればまだ改善点や課題があると思いますが、私が入社した当時から比べるととても働き易くなったと思います。出産後も復帰する人がも増え、産休に入る時に辞める人が減りました。現在は各フライトに必ず1人はママさんCAが乗務していますよ。――今回10年振りの制服リニューアル実施の経緯について教えてください。2012年12月、ANA創立60周年の節目に制服リニューアルを発表しました。2015年には現行の制服が着用開始から10年経つので、客室乗務員や空港のグランドスタッフなどフロントラインスタッフの制服を一新することによって、生まれ変わったANAの印象をお客さまに感じていただきたい、というのがきかっけでした。――新制服プロジェクトはどのように進められたのでしょうか。まずは、フロントラインスタッフ部門や商品戦略部、マーケティングなど幅広く関係する部長クラスの約15名でプロジェクトを立ち上げて、「制服を通してANAをどうしていきたいのか」について話し合うところからスタートしました。そこで“挑戦”と“日本のホスピタリティー”など新制服のコンセプトが決定し、今までの黒、濃紺といったシックな色からの脱却、コーポレートカラーの青を使うという具体的な方針が決まりました。そしてANAのブランド及び新制服コンセプトを具現化してくれると総合的に判断し、ファッションデザイナーのプラバル・グルン(Prabal Gurung)氏にデザインを依頼することに決定しました。――小沢さんは同プロジェクトにどのように携わったのでしょうか。私は主幹部署で、全体の調整役です。人数の多い意見が通りがちですが、ANAのブランドとしてどうした方が良いのかという点に都度立ち返り、ブレないように軌道修正したりすることもありました。2015年2月1日、遂にフロントラインのスタッフ約1万3,000人の制服が一斉に変わるのでお客様の反応が楽しみです。――新制服はグレーを基調としたエレガントな雰囲気ですが、デザインのポイントや特徴は?やはり1番の特徴は、グレーを採用したことで、制服全体の色味を明るい印象にガラリと変えたことです。上品なフォーマル感を残し、背面にあるブルーのラインがポイントになっていて、後ろ姿のデザインもANAブランドを意識した斬新なものになっています。機能面も重視し、素材選びも徹底して行いました。フロントラインスタッフに何度もサンプルを試着して実際の作業を行ってもらい、半年掛けて新制服の機能性を検証しました。見た目の美しさと動き易さなどを考慮して、実はスカートの丈も1mm単位で計算しています。――ANAのアピアランス、身だしなみの施策にはどのようなものがありますか?「統一感」「個性を活かす」ことを大事にしています。新制服に合わせてガイドラインも変更しました。ヘアはバックスタイルを意識したアップスタイル、メイクはブラウスの色など全体感を大切にした色選びをするようになりました。スタイルについて自由度が上がりましたね。プロフェッショナルである事をお客様に感じていただきながら、各人の個性が引き立つような身だしなみを演出出来るよう心掛けています。社員の中には、新制服が似合うか不安に感じている人もいるので、メンタル面をサポートするのも私達の役割です。新制服は自信を持った人が着るとさらに格好良く見えるので、皆に堂々と着こなしてほしいと思っています。――現在、CAとして定期的に乗務するフライト、新制服プロジェクトの他に、社内の部室長に向けたCSセミナーも企画しているとのことですが、忙しい日々を乗り切るコツはありますか?どの職場の仕事もANAの社員としてお客様にどう感じて頂けるか、取り組んでいる仕事の先にいるのは“お客様”と言う点では、同じ目標を持っていると思います。地上業務とCA業務を掛け持ちする管理職になり、まだ半年位ですが、以前よりもオンとオフの切り替えを上手に出来るようになりました。今は、やらなくてはいけない仕事があると睡眠時間を削ってでも取り組みますが、納得出来るところまで出来たら休みの日は何もしないでリラックスします。ずっと仕事のことを考えていると、知らない間に眉間にシワが寄って、着るものにも無頓着になってしまうので、リセットが必要だと痛感したのです。お陰様で周囲にも恵まれ、上司も働きやすいようにサポートしてくれています。責任ある立場になった今、健康管理も私の仕事の一つです。――上手に息抜きするには?プロジェクトが長期に渡ることが多いので、期間の中でいくつか自分の中で小さな目標を立てて、区切りにするようにしています。「ここまで終わったら、この楽しみがある」というように、自分へのご褒美の予定を入れるんです。最近では、同期5人で温泉に行く予定があるのでとても楽しみにしています。――小沢さんにとってお仕事とは?よく言われていることかもしれませんが、自分が生きているということを確かめるツールの一つだと思います。仕事を通して、世の中から必要とされたり、人から「ありがとう」と言われたりすると、自分が誰かのために、何かのために役に立っている証と思えるので、体が許す限りは仕事を続けていきたいです。――憧れの人、会ってみたい人はいますか?子育てしながらも、疲れを感じさせず、生き生きと仕事している方を尊敬しています。キレイにしているだけではなく、幸せ感のあるポジティブなオーラは、周りの人にも良い影響があると思います。会ってみたい人は、スポーツ選手。オリンピックのメダリストなど、一つのスポーツに全力を注いでいる人に、精神の鍛え方などについて聞いてみたいです。後半では、CAならではの気になる美容術とファッションについて聞きました。
2014年12月14日「ディオール(Dior)」が12月11日夜、メゾン初となるフォールコレクションのランウエイショーを東京で開いた。舞台となったのは両国国技館。国内外から多数の観覧者が招待され、ショー後のパーティーも熱気にあふれていた。アーティスティックディレクターのラフ・シモンズは、様々なスタイルが混沌とする“東京”からインスパイアされたコレクションを製作。モデル達は『サイレントヒル』の1シーンのように雪が降りしきる舞台を彷徨した。■銀座ではディオール大展覧会を開催中全体的にスパンコールが多用され、様々な素材と組み合わせたレイヤードスタイルが登場。フューチャリスティックに煌くニットにロングのウールワンピースやエナメルロングコートがオンされる。厚底に高いヒールのシューズも相まって、かなり縦長のシルエットだ。「東京からは常にインスピレーションを受けている」と話すラフ・シモンズ。モデルの目元には瞳の上下にラインが引かれ、まるでアニメの女性キャラクターのように現実感のないアイメイク。メゾンの象徴である“バー(Bar)”ジャケットを想起させるウエストのくびれも今回は強調されてアニメ的。アイコンのバッグ「レディ ディオール」は拡大・縮小され、“カワイイ”を体現。そこここに“東京”のエッセンスが読み取れる。ショー終了後は、会場はそのままにアフターパーティーがスタート。ラフ・シモンズやLVMHグループ会長兼CEOのベルナール・アルノー、国内外のファッションデザイナーやプレス、オドレイ・トトゥ、小雪、松田龍平、水原希子、中島美嘉、森泉・星姉妹、すみれらセレブリティが出席して、熱狂的な一夜が過ぎた。
2014年12月14日