FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (803/854)
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする1冊を毎週紹介。■「PEOPLE OF THE TWENTY-FIRST CENTURY」ハンズ・エイクルブーム(Hans Eijkelboom)オランダの写真家ハンズ・エイクルブームが、アムステルダムからニューヨーク、パリ、東京に至るまで世界の各都市で、1993年から20年以上に渡って撮りためたストリートファッション写真集。同じ日に同じ場所で、同じ種類の服やアクセサリーを着用している、似た格好と年代の人々を多数キャッチして、1ページごとに並べている。「黒い革ジャンとジーンズの男性」、「Tシャツにへそ出しルックの女性」「コートを着て腕を組む老夫婦」「ボーダー柄のシャツと長ズボン」等など…こんなに同じような格好をした人がいるの?というほどの収集力。21世紀の人々それぞれのスタイルや着こなし方、各都市でどんなファッションがどの年齢層に広がり、スタンダードになっているかが分かる、ユニークな1冊。【書籍情報】「PEOPLE OF THE TWENTY-FIRST CENTURY」著者:ハンズ・エイクルブーム出版社:PHAIDON言語:英語ソフトカバー/512ページ/220×175mm発刊:2014年価格:3,500円
2014年12月02日「エルメス(HERMES)」とレザーの絆をテーマとしたエキシビション「レザー・フォーエバー」が12月2日から上野の東京国立博物館 表慶館で始まった。1837年に馬具作りから始まり、馬具職人の持つ技を生かすためのものづくりに取り組んできたエルメスにとって、レザーは常にその根幹にあり、何よりも大切な素材。エキシビションでは「ノウハウ」「時を重ねた風格」「夢をかたちに」「馬――最初のお客様」「ノマドの精神」といった12の視点からエルメスのレザー製品を読み解くことができる。「ノウハウ」では、エルメスそのものとも言える職人達が伝承してきた知識と技に触れることができる。レザーの表情は様々。職人達はクロコダイルや絹のようなテクスチャーのボックスカーフ、ヴォー・バレニアといった30種に及ぶレザーをそれぞれの特徴を見極めながら製品ごとに使い分けるという。レザーの状態を肌で確認しながら裁断する手。ヴォー・バレニアのように滑らかなレザーは時折、「血の道」と呼ばれる血管が通っていた跡が線上になってレザーの表面に現れる。それはレザーが尊い命を宿していた証だ。職人達は一つとして同じ表情のないレザーを愛しみながら裁断し、一刺し一刺しレザーに糸を通していく。そうした職人の手によって、平面のレザーがケリー、バーキンといったアイコニックなバッグや、書類フォルダー、ステアリングウィールに変身していく。もちろん鞍にも。エルメスが馬具を作り始めて間もない頃、その引き具が馬への負担が少ないため馬が暴れないと評判だったと聞いたことがある。そうした馬具作りのノウハウを応用して、世界でもいち早くレザーベルトを作るなど、職人の技術を生かしながら、これまで存在しなかったレザーアイテムを生み出してきたのがエルメスだ。それは人だけが持つ創造力のなせること。コンピューター社会が発達してもアイデアは生み出せないだろう。エキシビションのためにパリのアトリエからレザー職人が来日している。裁断、縫製、ステッチの技を目の前で見せてくれる貴重な機会だ。高く積み上げられたレザーの数々に囲まれ、職人の手がエレガントにレザーをバッグに変えていく様を見ていると、自分も何か作りたい、そんな衝動に駆り立てられることだろう。■エルメスのメンズアーティスティックディレクター、ヴェロニク・ニシャニアンのインタビューはこちら【イベント情報】エルメス「レザー・フォーエバー」会場:東京国立博物館 表慶館住所:東京都台東区上野公園13-9会期:12月2日から23日時間:9:30から17:00(3日から7日は20:00まで)休館日:月曜日入場無料(入場引き換え券を右記より取得の上、東京国立博物館正門の専用窓口にて携帯・スマートフォンの画面を提示)
2014年12月02日三越伊勢丹ホールディングスは、2015年4月3日、東京ミッドタウン内に伊勢丹新宿店のサロン的役割を持つ新店舗「イセタンサローネ」をオープンする。「MD(商品)とアートの融合」をストアコンセプトに、来店者に居心地の良い上質な時間、特別な空間、サービスで「最高のお買い物体験」の提供を目指す。店舗は現在「メルセデス ミー(Mercedes me)」が入店しているスペースに出店。面積は約900平方メートル、2フロア構成となる。内装デザインは「MY COMFORTABLE SALON」をデザインコンセプトに写真家・杉本博司、建築家・榊田倫之が手掛ける。美術館など文化施設がある六本木という立地を踏まえ、自然光をふんだんに取り込んだ光環境や、アートを感じる動きのある特別な什器や和素材を採用した店舗デザインを予定している。1階には、プロモーションスペース、宝飾・時計、ハンドバッグを展開。2階には婦人服、婦人靴、コスメ・フレグランス、サングラス、スカーフ、帽子などのアイテムを展開。プロモーションスペースでは、伊勢丹のオリジナル商品やセレクトしたアイテムを、トレンドやシーズンを切り口にした様々なテーマで編集提案する。店舗オープン時には「BLACK&WHITE」と題し、黒と白の世界観をウエアや雑貨で表現。限定品に加え、国内外のブランドや自社PBを編集提案する。立地やストアコンセプトを踏まえ、高感度なファッション顧客の要望に応える品ぞろえとなるという。店舗の位置する港区や近隣地区エリアを戦略的マーケットとして位置付け、同社の顧客接点の拡大の拠点として、事業展開する考え。また、同社の中小型店舗戦略の一環として、名古屋駅近くに建設中の大名古屋ビルヂング内にもセレクトストアの出店計画を進めている。
2014年12月02日ルミネは環境について考え、行動するための「チョロコ(choroko)」の一環として、ルミネ横浜 西口ルミネでイベント「choroko×SHY FLOWER PROJECT×FARADAY CHRISTMAS WORKSHOP」を開催する。期間は6日、7日の2日間。チョロコはルミネのスタッフ一人ひとりが環境について考え、行動するために立ち上げられた環境推進プロジェクト。クリスマスワークショップでは“エコ”や“オーガニック”といったキーワードをもとに、環境とライフスタイルを結びつけるイベントを開催する。参加メンバーの1つ「シャイフラワープロジェクト」は、パーティーやイベントで使われ、きれいなまま捨てられてしまう廃棄花をクリエイティブに再生するアートプロジェクト。今回のイベントでは、廃棄花をクリスマスリースに再生するワークショップを開催する。色や形がそれぞれ異なる廃棄花を使えば、自分だけのオリジナルリースが作れそうだ。また、蜜蝋を利用したワックス、キャンドル、ティーライトのワークショップを開催している「ファラディ(FARADAY)」は、オーガニックの蜜蝋を使用したクリスマスキャンドル作りを提案。好きなデザインを選んで型で抜くだけなので、子供でも気軽にキャンドル作りを体験出来る。身近なエコと参加者を結ぶワークショップは、環境活動を考えるきっかけになるかもしれない。【イベント情報】choroko×SHY FLOWER PROJECT×FARADAY CHRISTMAS WORKSHOP会場:西口ルミネ イベントスペース住所:神奈川県横浜市西区高島2-16-1 ルミネ横浜会期:12月6日から7日まで時間:13:00から17:00(リース、キャンドル作り共に先着50名まで)料金:廃棄花を利用したクリスマスリース作り1,000円、オーガニックの蜜蝋を利用したクリスマスキャンドル作り500円
2014年12月02日「フェンディ(FENDI)」は、ホリデーシーズンに向けて新作のカプセルコレクション「キューツイート(QUTWEET)」を発売した。“間もなく訪れる冬”から飛び立つ小鳥をモチーフにしたこのコレクションは、冬の都会から熱帯地方へと空想の旅に出るというストーリーを表現したもの。レッドやオレンジ、イエロー、グリーンといった鮮やかな色彩を使用し、幾何学的なパターンとプリントが、日本の折り紙を彷彿とさせるグラフィカルなシェイプでデザインされている。フェンディのアイコンバッグ「ピーカブー」や「バゲット」には、カラフルなビーズ刺しゅうを施し、暖かな熱帯地方を連想させるデザインに仕上げた。「プチ トゥージュール」にはカーフレザーとエキゾチックレザーのインレイ技術を使用。スモールレザーグッズやシューズ、テキスタイルアクセサリーも採りそろえる。素材にファーを用いたバッグチャーム「バッグ バグズ」にも、新キャラクターが登場した。羽毛飾りで装飾された小鳥達は、エキゾチックなルックスと色遣いが特徴。イエローミンクファーとフューシャーピンクゴートファーの冠毛を持つ「クーリプリ」や、そのパパ「バーガミ」、カラフルな色合いの「クークー」、「ソフツイート」という二人の子供たちを含めた全4種類がそろう。また、コレクションの発表に際し、フェンディではその世界観を表現したオリジナルビデオを公開。小鳥たちは冬の寒空の中、バッグから飛び出すと、キューツイートのアイテムを自由気ままに運んでいく。後ろに伸びる毛糸はどことなく電線のようにも見え、そこにぶら下がるバッグバグズやアイコンバッグ達が、ファンタジックな世界へと視聴者を誘う。
2014年12月02日「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は12月3日から25日まで、伊勢丹新宿店6階ウェストパークにチルドレンウエアのクルーズコレクションをそろえるポップアップストアをオープンする。新生児のための小物と洋服を取りそろえたベビーライン。ポロ ラルフ ローレンのオーセンティックでクラシックなプレッピーテイストが反映されたボーイズ、ガールズが並ぶ。同店限定アイテムとしてカバーオール6,000円、ワンピース7,000円、ガールズTシャツ6,000円、ボーイズパーカ1万円を用意。
2014年12月02日「ディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)」が15SSプレコレクションを発表した。今シーズンはブランドの原点に戻り、ロッカーの不遜な精神や50年代を代表するロカビリースタイルに着目。ホワイト、ブラック、レッドをキーカラーに、これらのエッセンスを加えた独自のテーラードの手法により、レザーとデニムを主役とした新しいワードローブが生まれた。ブランドアイコンのライダースは、ステンシルやペイントを施した上から袖、ヨーク、前立てなどあらゆるパーツにふんだんにスタッズを散りばめられた。1着1着異なる表情を見せる独創的なレザーワークだ。定番的なストライプの細身に仕立てられたロング丈のブレザー、タキシードジャケット、スリーブレスジャケットにもジッパーやチェーンなど重厚感のあるロカビリー風ディテールをあしらう。ウエスタンシャツのボタン代わりに用いられたのもやはり磁器製のスタッズだ。これらに合わせられるのは、日本製のデニム素材を使用したイタリア生産のジーンズ。インディゴベースにブラックやホワイト、バーガンディーやレッドなどの色を重ねた手作業によるコーティングは、まるで1点もののような雰囲気を漂わせる。ウィメンズにはニューモデルジーンズ「ドレーンパイプフィット」が登場。ステッチ、ペイントなど様々な加工やアレンジによりムラのあるストライプを表現している。タイガーやスネイクモチーフのロカビリー・ハワイアン風プリントを施したソフトなクレープデシンはチュニック風シャツドレスに仕立てられ、柔らかな質感とマニッシュなデザインがコントラストを演出する。カセットのテープを貼り付けたようなディテールのパンツも目を引く。スタッズはウエアだけに止まらず、シューズのバックル、メタルバックルのベルトなどにも現れ、存在感充分。
2014年12月02日ファッションデザイナーのスズキタカユキが11月29日伊勢丹新宿店メンズ館2階インターナショナル クリエーターズの特設ブースで、スズキ本人がライブで洋服を作るパフォーマンスを約2時間に渡り行った。「スズキタカユキ(suzuki takayuki)」は11月26日から12月2日までの期間、同フロアで自身初となるメンズのカプセルコレクションのプロモーションを行っており、ライブパフォーマンスはその一環。メンズ初のカプセルコレクションには、スズキ自身が集めてきた古生地や、本コレクションのために手配したビンテージ生地を使用。ペインティング、ボタン、ステッチなどの装飾が施されたジャケット、ベスト、シャツなど、一点ものをそろえた。中には1870年から1800年代に作られた生地を使用したアイテムもあるという。古生地の魅力についてスズキ氏は「年月を越えて残ってきたものならではの歴史が生地にある。150年近く昔の豊かな土地で生まれた素材から織られた生地など、品質のよいものに出合える可能性も高い」と語る。また、昨今主流になっている高速織機ではなく、シャトル織機のようにゆっくりと時間を掛けて織られた素材ならではの風合いを活かしたアイテムに仕上げている。服づくりのライブパフォーマンスを始めたきっかけを訪ねると、「表現として考えた時に、洋服は音楽や料理などに比べて瞬発力が弱い。人前で服を作るというパフォーマンスを通じて“洋服を作る”という行為のリアリティーとプロ感を表現したいと」自身の考えを吐露。今後もこのようなライブパフォーマンスを継続していくにあたり、「見て頂く方々には、ライブならではの驚きや、ミシンやはさみの奏でる心地良い音を楽しんでもらいたい」と締めくくった。同館内に設置された特設ブースでは、ミシンを前に服づくりパフォーマンスするスズキの前で足を止める顧客もいれば、本人に話し掛け会話が生まれるシーンも見受けられた。
2014年12月01日クリエーションの喜びについて「ものづくりは閉塞感があって好きではない。それでも続けられるのは成し遂げた後の開放感と作品を受け取ったお客さんの笑顔があるから」と語る、アーティストの舘鼻則孝。世の中にインパクトを与え、注目を集め続ける彼の類まれなる創造性の礎となるものはいったい何なのか。舘鼻氏の代名詞と言える、狂暴かつ甘美な曲線のシューズはどこから生まれるのか。創作の裏側をのぞきたいという“下心”から、舘鼻則孝氏にアンケートインタビューを行った。――創作に必要なものは?クリエーションに必要なものは、まず「誰の為に作るか」ということ。そのクライアントにエロスを感じ、表現する必要がある。形は重要ではない。大切なのは見えない部分で感じさせること。作品制作は表現するための手段でしかないので、常に優先順序が高いのは「何を作るか」ではなく、「誰に作るか」です。――エロスを感じさせる人(アイコン)はいますか?ソフィア・ローレン。――作品にエロスを感じるアーティスト・クリエーターがいたら、教えてください。トレイシー・エミン、ソフィ・カルですね。――あなたにとってフェティシズムの対象はなんですか?フェティシズムを感じるのは、女性の背中。自分が見たことのあるもの以上の美を生み出すことはできません。少なからず女性的なラインや形は作品の造形に影響を与えているでしょう。――官能をひと言で表すならば。人生のまどろみ。【舘鼻則孝プロフィール】1985 年、東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母親の影響で幼い頃から手でものをつくることを覚え、15 歳の時より洋服や靴の製作を独学で始める。東京藝術大学では絵画や彫刻を学び 後年は染織を専攻し、花魁に関する研究と共に日本の古典的な染色技法である友禅染を用いた着物や下駄の製作。2010 年自身のファッションブランド「NORITAKA TATEHANA」を設立。全ての工程が手仕事により完成される靴はファッションの世界にとどまらずアートの世界でも注目されている。レディー・ガガやダフネ・ギネスに作品が愛用されているということでも知られている。12月17日より、渋谷ヒカリエで個展「舘鼻則孝 展」を開催する。
2014年12月01日1995年にデビューしたワールドの「アンタイトル(UNTITLED)」は、働く女性に向けたスタンダードアイテムを提案してきた。来春に20周年を迎えるにあたって、“自分を自由に描く服”というコンセプトはそのままに、よりコンテンポラリーなキャリアブランドへと方針を改める。また、イタリアのテキスタイルメーカー「パオレッティ」や、プリントメーカー「リモンタ」などの協力を得て、オリジナル素材の開発を強化。アメリカ「ケッズ」のスニーカーや、フランス「ルミノア」のカットソーなどともコラボレーションを展開していく。なお、2016春夏シーズンからは八木保をクリエーティブディレクターに起用し、“カルチャー”と“アート”をキーワードに今の時代にふさわしい製品を展開。これによって、ショップの内外装デザインなども含めたブランドイメージの一新を図る。イメージビジュアルは写真家のホンマタカシが撮影し、新しいアンタイトルの世界観を表現。また、15年をブランドアニバーサリーイヤーと定めて、様々なイベントを行う予定だ。主な製品の価格帯は、プルオーバーが6,500円から1万5,500円、ジャケットが1万9,000円から3万4,000円、スカートが1万3,500円から1万7,500円、パンツが1万3,500円から1万7,500円、ワンピースが1万9,000円から2万8,000円、コートが2万4,000円から4万9,500円。
2014年12月01日「21_21 DESIGN SIGHT」にて2015年2月20日より、「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」が開催される。建築やプロダクト、印刷、パッケージなどの製品開発というように、ありとあらゆるものづくりの過程においては、様々な単位が用いられている。空気や水、光、音、自然環境といったそのままでは捉えにくいものに一定の基準を設け、比較や共有を可能にした「単位」。この展覧会は身の回りの物や出来事に単位というフィルターを通すことで、日常の見方を変化させ、新たな気づきと創造性をもたらすことを目的としている。1875年に締結されたメートル条約に基づき製作された「メートル原器」のレプリカは、かつての1メートルの国家標準を表したもの。「単位の体験」では幅、重さ、ちょうどいい高さなど、基本的な単位を体感出来る様々なものを展示。「時間の比較:『awaglass』」では泡で時を図る泡時計から、人が時という概念をどのように視覚化してきたのか、その時間の捉え方を紹介する。更に、速度の実態を映像で表現した「速さの比較」や、身の回りにある1から100センチのものを探して、背の順に並べて展示した「1-100の長さ」など、見えない単位を視覚化、デザインした展示が公開される予定だ。関連プログラムとして、中村至男らによるオープニングイベント「あれくらい それくらい どれくらい?」や、山田遊と株式会社ナカダイのワークショップ「モノの解体から誕生まで」の他、ヘルムート・スミッツのイベント「1 Mater Party」、岡崎智弘らによるトークイベント「1秒の世界」、六本木アートナイト特別企画「みんなで測る、単位展計測ツアー」が開催される。また、単位展コンセプトショップ「Measuring shop」もオープン。量り売りを中心に、色々なものを図って単位を体感出来る、単位にまつわるショップとして無料開放される。企画メンバーは中村至男、鈴野浩一(トラフ建築設計事務所)、稲本喜則(AXIS)、岡本健、菅俊一、寺山紀彦(studio note)。参加作家として、荒牧悠、大西麻貴+百田有紀/o+h、大野友資など全20団体がそろう。イベント情報「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」会場:21_21 DESIGN SIGHT住所:東京都港区赤坂9-7-6東京ミッドタウン・ガーデン内会期:2月20日から5月31日時間:11:00から20:00(入場は19:30まで)入場料:一般1,000円 大学生800円 中高生500円 小学生以下無料休館日:火曜日(5月5日は開館)
2014年12月01日12月5日から、六本木の「イマ コンセプト ストア(IMA CONCEPT STORE)」で「パリフォト・アパチャーファウンデーション・フォトブックアワード」の展覧会が開催される。本展には、2012年に設立された世界最大の写真フェア「パリフォト・アパチャーファウンデーション・フォトブックアワード」の2012年から2014年にノミネートされた3部門全95冊が、一堂に会する。写真集だけにとどまらず、一部のプリント作品を展示する他、トークイベントやアパチャー財団の活動を知る「アパチャーライブラリー」も出現する。アパチャーファウンデーション(Aperture Foundation)は、マイナー・ホワイト、アンセル・アダムス、ドロテア・ラングを中心とした写真家やキュレーターがメンバーとなり、写真文化の発展への貢献を目的とした非営利財団として1952年にNYに設立。写真雑誌『aperture』のほか、数々の伝説的な写真集を出版。2005年には『Aperture Gallery』をオープンし、写真関連プロジェクトのプロデュースや出版、展示を手掛けている。【イベント情報】The Paris Photo - Aperture Foundation PhotoBook Awards Exhibition in Tokyo会期:12月5日から1月11日会場:IMA CONCEPT STORE住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル3階時間:11:30から22:00入場無料
2014年12月01日伊勢丹新宿店本館地下2階に位置する「ビューティアポセカリー(略して、ビーアポ)」は、世界各国のナチュラルコスメやフードが一堂に会した、まさにナチュラルビューティーの殿堂。「10年後も美しく健康であるために」をコンセプトに掲げ、心身の美しさをサポートするアイテムを展開している。シリーズ4回目の今回はドバイ、フィンランド、スイス、ニュージーランド発の4ブランドをチェック。ドバイの「シファ ドバイ(...Shiffa Dubai)」は、アラブ湾岸諸国王族御用達コスメティックブランド。アラビア語の“Shiffa”は“癒す”という意味を持ち、エキゾチックな香りが特徴。汚れをスムーズに落としつつ、ふっくらとした肌に導く「アロマティック フェイシャルクレンザー」(200ml/1万500円)には花やフルーツのエキスが含まれる。人気アイテムは妊娠中の敏感な肌でも使えるオイルが欲しいという創設者の思いから誕生した「ストレッチマーク ボディオイル」(100ml/1万1,550円)。同商品には10種類以上の植物オイルを配合し、肌をしっかりと保湿する効果がある。「フランシラ(FRantsila)」はフィンランドのフランシラの森にあるハーブ農園から生み出されたスキンケア・コスメブランド。中央ヨーロッパと比較し空気が澄んだ同地は、美しい水を採取出来る場所として知られている。同ブランドは、心と身体を同時にケアすることを理念に製品作りを行っている。ビタミンを含むベジタブルオイルを含有した「フランシラ クレンジングエマルジョン」(150ml/5,500円)はミルクタイプのクレンジング。使用するダマスクローズは白夜に咲くものだけを使用するなどこだわりを持つ。ユニークな商品名の「土管のおやじ(ハーブローション)」(100ml/7,900円)は、18世紀に実在したシャーマンが開発したレシピ。商品名は同人物のニックネームからとったもの。首筋・肩・ふくらはぎ・足裏などに塗布し、むくみやコリを解消してくれる。すっきりとしたペパーミントの香りで塗り心地も爽やか。スイス発の「ジャルダン・デ・モン(JARDIN DES MONTS)」は、アルプス山脈で生まれたスキンケアブランド。原料となるハーブを栽培する農園は標高1,350mに位置し、太陽の光を存分に浴び健康的に育ったハーブのみを手摘みして使用。エーデルワイスとカモミールを含む「エーデルワイス リップバーム」(6g/3,200円)は唇の荒れに効果的な一品。自宅でのナイトケアには、スパイシーで温かみのある香りの「マジョラ マッサージオイル(リラクシング)」(100ml/6,200円)で気持ちを落ち着かせて眠りにつくのも良いかも。「トリロジー(trilogy)」はニュージーランドでビューティージャーナリストとして活躍していたキャサリン&サラ姉妹により2002年に誕生したスキンケアブランド。ローズヒップの種から抽出されるオイルのよりピュアな成分だけを抽出するという技術を開発し、原料としている。そのオイル100%で生成されるのが「ローズヒップ オイル」(20ml/3,800円)。蜂蜜のように濃厚な液体は、肌にハリや透明感をもたらす効果があり、ベタつかない軽いテクスチャーなのも嬉しい。訪ねたことのない国や土地の雰囲気を、ナチュラルコスメから取り入れてみるのも楽しい。
2014年12月01日「レッド ヴァレンティノ(RED VALENTINO)」は12月3日から9日まで、阪急うめだ本店3階にポップアップショップをオープンする。ショップには、童話「かえるの王子様」からインスパイアされた15プレスプリングコレクションから新作のアイテムが勢揃い。中でも毎シーズン人気のミニドレスにも新作が登場。メタリックのレースモチーフがプリントされたドレス(11万6,000円)は同店で先行販売される。レッド ヴァレンティノはこれまでも、白雪姫や親指姫など童話のヒロインからインスパイアされたコレクションを発表してきた。遊び心に溢れたロマンティックなデザインのアイテムは、トレンドに敏感で大胆、かつ自由気ままな女性を表現している。
2014年12月01日雑誌『ワイアード(WIRED)』が主催する、次世代クリエイター発掘のためのイベント「CREATIVE HACK AWARD 2014」の授賞式が26日に行われた。今年のアワードでは『「CONNECT」コネクト“つながり”を発見し、改変せよ』をテーマに、グラフィック、ムービー、3Dプロダクト、アイディアの4部門で作品を募集した。9月30日までの約3か月間で364作品が応募され、ライゾマティクスの齋藤精一など、8人の審査員によってグランプリが選出されている。なお、その基準としては今後の日本のクリエイターに求められる資質や、担うべき領域を最重視し、ビジネスマインドやコミュニケーション能力を感じられるような作品が選ばれた。グランプリを取得した「Morphing Cube」は、大学院生の山岡潤一による作品。三次元コンピューターグラフィックスによる描画のプロセスを、丸ゴムをモーター制御によって変形させることで、現実世界に再現している。キューブ、台形、四角柱、平面体など形状は自由自在に変化し、Kinectと連動させることで、人の動きに合わせた動作も可能となった。準グランプリを獲得したのは、専門学生の長田淳美による「わたしと私」。右ページに小説、左ページに絵本を描いたブック形式の作品で、小説から拾った言葉をつなぎ合わせることで、絵本の物語が展開していく。小説は“子供に戻りたい大人の物語”を、絵本は“大人になりたい子供の物語”を綴っており、2つの物語の主人公がストーリーの中で交差するという仕掛けもユニークだ。その他、グラフィック部門では200枚のGIFイラストをつなぎ合わせた「剣舞」が、ムービー部門ではパフォーマンスバトルを3Dホログラム技術を用いて格闘ゲーム風にアレンジした「NINCHRO FIGHT with HUMAN BEATBOX」が、3Dプロダクツ部門では音声データの波紋を円周形に囲むことで物体化した「Voice 想いと形をコネクトする」がそれぞれ受賞。ベストアイディア賞にはプロジェクションマッピングや透過型スクリーンなどを用いて、能の楽しさを再発見するための演出を提案する『「能」がつなぐ Japan culture!』が選ばれた。なお、応募者による発表があまりに好評だったことから、今年の審査では急遽ベストプレゼンテーション賞が新設された。第1回目に選ばれたのは会社員の土屋泰洋で、ムービー部門に投稿された「INTERNET SHRINE」での受賞となった。
2014年12月01日「ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE von FURSTENBERG)」が、コスチュームジュエリーで有名なニューヨークの「ハスケル ジュエルズ(Haskell Jewels)」とのコラボレーションにより初ジュエリーラインを発表した。2015年3月より同ブランド路面店(銀座・六本木ヒルズ)にて発売予定。15SSコレクションとデザイナーのダイアンが世界中で見つけたジュエリーからインスパイアされたコレクションは、アイコニックなハートやリップなどのモチーフでグラマラス、セクシーな雰囲気。チェーン編みのネックレスやブレスレットは同ブランドのアイコンであるラップドレスからインスパイアされたもの。価格はピアス9,000円、バングル1万2,000円、リップ型リング1万4,000円、ネックレス2万8,000円など。「ジュエリーは最高のスパイスのようなもの。既に存在するものをより輝かせる。ずっとファッションジュエリーをデザインしたいと考えていた」とダイアンは語っている。
2014年12月01日クリスマスに買いたい自分へのご褒美はリサーチ済みだろうか?また、彼氏や旦那様に贈ってもらうなら何がいいか、既に考えているだろうか?ゴージャスなものから繊細なものまでバラエティー豊かなアイテムがそろう伊勢丹新宿店で、2014年のクリスマスに注目すべきアクセサリーを調査してみた。【1年頑張った自分へのご褒美】■グランマティック(GRANDMATIC)「ミュベール(MUVEIL)ミュベール(MUVEIL)」のデザイナー中山路子が手掛けるグランマ(おばあちゃん)をテーマに、普遍的でありながら使いこむほどに愛着の湧くジュエリーをそろえるブランド。今季のおすすめは、ビンテージパーツを使ったネックレス(2万7,000円)の他、同ブランドオリジナルのガラスを使った大ぶりのピアス(1万1,000円から)など。ネックレス、ピアスともに大ぶりのものの人気が高いのは、Tシャツなどの軽装に合わせてもかっこよく決まるから。その他、デッドストックのパーツを用いたブローチもおすすめだ。■エテ(ete)シンプルな中に個性が光る「エテ」が大プッシュするのは淡水パールを使用したアイテム。2万から5万円と、自分へのご褒美にちょうどいい価格なので、ボーナスで奮発するのもいいかもしれない。カジュアルなスタイルともエレガントなパーティールックとも相性の良い5連パールネックレス(4万6,000円)は、一つあると重宝しそう。■ジュエッテ ユビカザリ(Jouete yubikazari)2股になったフォークリングや2本くっついたトゥーリングなどのユニークなリングがそろう「ジュエッテ ユビカザリ」。淡水パールをベースにしつつ、指先に明るい色を足すのも楽しい。1万円台、2万円台のものが中心なので、プチご褒美的に少しずつ買いそろえていくのもいい。【センスが問われる彼女・奥様へのプレゼント】■アーカー(AHKAH)流行の重ね付けできるアイテム狙いなら、アーカーのアクセサリーが一押し。スタッフによると、三つのネックレスのチェーンの長さをそれぞれ37cm、40cm、60cmにするとバランスがいいのだとか。1粒ダイヤのシンプルなネックレスと重ねて、三日月モチーフ(7万6,000円)、ドロップモチーフ(7万円)、クロスモチーフ(14万円)などを合わせてみるのもシック&クール。ラピスラズリにゴールドを練り込んだスクエアネックレスは個性的なアイテムが好きなタイプの女性にぴったりだ。■アヤミ(Ayami)個性的な女性へのプレゼントにぴったりなのがこちらのブランド。ヒトデモチーフのペンダント(4万3,000円)を始めとするオリジナリティー豊かなモチーフのアイテムが数多くそろう。また、クロスモチーフのペンダント(6万6,000円)など、ベーシックなデザインでありながらも細部にまでこだわりのあるアイテムも豊富。おそろいでピアスもそろえれば完璧だ。
2014年12月01日「サカイ(sacai)」は、吉田カバンの「ポーター(PORTER)」とのコラボレーションバッグ2型を12月上旬に発売する。ヘルメットバッグ(3万8,000円)は、小さくリサイズされ、レッキスファーが覆うエレガントなアイテムに。ブラック×ブラック、ネイビー×グリーン、カーキ×ブルーの3色展開。デイパック(3万7,000円)は、ファスナー付きのポケットが一つ、内ポケットが四つ用意され、背面にもPC が収納できるポケットが付く機能的なデザイン。色を違えたグログランテープがアクセントになっている。こちらもブラック×ブラック、ネイビー×グリーン、カーキ×ブルーの3色展開。南青山フラッグシップストア(東京都港区南青山5-4-44南青山シティハウスA-1・2階)、sacai ドーバー ストリート マーケット ギンザ、sacai 伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店で扱われる。
2014年12月01日ダンスブランド「レペット(Repetto)」15SSシーズンに、新シリーズ「ポインテッドトゥフラットバレリーナ」がデビューする。同シリーズはブランド初となるポインテッドトゥを採用したフラットバレリーナシューズ。「ブリジット(Brigitte)」(4万2,000円)は15年2月上旬に発売される。全国のレペットショップ、及びオンラインストアで販売予定。カラーバリエーションはブラック、レッド、グレージュ、ブルー、ゴールドの5色。梅田阪急店では限定カラーのピンクモデル(4万6,000円)が発売される。レペット15SSシーズンでは、“The body languages of colours”“Parisian elegance in the daily life of a dancer”“Summer Breeze”という三つのコンセプトからコレクションを構成。それぞれ、ダンサーのエネルギーを感じるカラフルでポジティブな雰囲気、ダンサーが魅せるパリのエレガンス、初夏のそよ風を連想させるダンサーの軽やかな動きを表現した。
2014年12月01日射手座に太陽や金星が集まっている影響で、「旅」がキーワードとなる時期。実際に旅に出る人もいるでしょう。また、遠出をするときのようなわくわとした高揚した気持ちを味わうことになる人も。寒くても出不精にならず、最近ツイてないな…と感じる人こそフットワーク軽く、アクティブに過ごして欲しいときです。旅路の途中で、開運のヒントに出会えるかもしれません。■牡羊座(3.21 - 4.20)自己アピール力が優れているときなので、主張するようなファッションがツキを呼びます。ピンク、オレンジ、レッドといった華やかなカラーを物おじせず着こなせば、人脈にも恵まれます。■牡牛座(4.21 - 5.21)人に恨まれやすい時期ですが鈍感になっているので行動には慎重に。ボタンがアクセントになるようなデザインの、テーラードジャケット、フリルの襟やボウタイのついたブラウスが開運です。■双子座(5.22 - 6.21)上品さ、清楚な女性らしさをアピールできるテイストが鍵に。パールやフラワーモチーフなど、フェミニンな要素は積極的に取り入れて。華やかな社交運に拍車をかけ、人気運をUPさせるでしょう。■蟹座(6.22 - 7.22)出会いが多いのにも関わらず、過去の恋愛を引きずって消極的な気持ちになりそう。ブルーやグリーンなど寒色系が冷静な判断の手助けになります。ロングネックレスが開運アイテムです。■獅子座(7.23 - 8.22)勢いのある運勢である一方、ライバルも多いとき。負けないための必勝ファッションは、そのイメージと真逆のゆる~いラフなファッション。ネルシャツなどカジュアルスタイルがオススメです。■乙女座(8.23 - 9.23)運命のいたずらに振り回されそうな暗示。グレーやアイボリー、ブラウン、ネイビーといったベーシックカラーに少しさし色をプラスすると調子が整いそう。力まず、自分に甘いくらいがベスト。■天秤座(9.24 - 10.23)面白い人に好かれるなど、周りの環境からいい刺激を受け、好奇心旺盛になれるでしょう。そんな心境を素直に表現した斬新なカラーブロック、グラフィックなどを取り入れたファッションがラッキー。■蠍座(10.24 - 11.22)運気の流れが上向いているのを実感している人もいるのでは。クロエのドリューのミニバッグなど小ぶりなウォレットバッグにポインテッドトゥのヒールなどパーティを意識したスタイルは吉です。■射手座(11.23 - 12.21)主役の星周り。パワフルに過ごせますが、優先順位を意識して計画的に。メタリックやヴィヴィッドな目立つカラーで視線を集めると、活発に過ごせます。勘がさえるので貯める、稼ぐはラッキー。■山羊座(12.22 - 1.20)財運が上昇中。更にお金の運気を上げるにはエレガントでフェティッシュなファッションを心がけて。例えばデコルテを露出するなら、そこに視線を集めるようにネックレスをつけるといった具合に。■水瓶座(1.21 - 2.19)ファッションで自由に個性を生かせるチャンス到来です。持ち前のセンスに注目が集まり、ファッションリーダーになれるでしょう。ボーナスが入る前に狙うものをしっかりリサーチして。■魚座(2.20 - 3.20)勘が冴えている割には、周りに意見が通らない、無駄なことをさせられるなど運気が沈みがち。ベルベットや毛足の長いテキスタイル、角度によって色が変わる素材が悪い運を遠ざけてくれそうです。【プロフィール/ムーン・リー】西洋占星術師。『numero』『mina』など数々の人気女性誌での連載やエッセイや書籍の執筆など実績多数。「怖いほど当たる!」鑑定士として話題を呼んでいる。当連載では12星座占いとファッションを融合させたハイブリッドな週間占いを提案。長年の鑑定や研究から導き出される開運のメッセージを届ける。
2014年12月01日メサゴ・メッセフランクフルトは、2015年1月14日から17日まで世界最大のホームテキスタイル及びコントラクトテキスタイルの国際見本市「ハイムテキスタイル」を開催。5月4日から7日にかけては、テキスタイル及びフレキシブルマテリアルの加工に関する国際見本市「テックスプロセス」を開催する。会場は、両見本市ともドイツ・フランクフルト国際見本市会場。ハイムテキスタイルは、昨年2,714社が出展し、見本市における出展者数の新記録を更新した国際見本市。今年は、ホームテキスタイル分野に「東レ」、 「ボラス・コットン(Boras Cotton)」、「エプソン・ヨーロッパ(Epson Europe)」などが、ハウステキスタイル分野に「アンダーセン・テキスタイル」、「bb & dd」、「EGヘイルド」などが新たに出展することが決定した。これまでに参加経験のある「ディアス・サンプロテクション」や「C-ENG」なども復帰し、更なる勢いを見せる。展開される製品は、ウインドウデコレーションや室内装飾、フローカバリングを始め、壁紙、ブラインド、バス、ベッド、テーブルなどに向けたテキスタイル。幅広い分野の製品展開に加えて、トレンドプレゼンテーションや関連企画、国際的なアワードなども合わせて実施される。中でも、今回の目玉となるのが、「テーマパーク」をテーマに2015-16年のトレンドを発信するエリア(ホール4.0)。成長分野であるデジタルプリントなどの製品を始め、同見本市でも特に革新的な製品や最新トレンドを意識した製品がそろう。更にデジタルテキスタイルについてのカンファレンスやプレゼンテーション「マテリアル・ギャラリー」を始めとした様々な企画も開催。カン ファレンス・スペースでは、有名な専門家による講演や、デザインスタジオ監修のプレゼンテーションも行われる。また、Galleria1の「グリーン・ビレッジ」は、サステナビリティについての情報を集めるためのスペースとなる。1月14日には「レクスチャー・スクエア」でオンラインビジネスのマーケティングについてのセミナーを、1月16日には環境問題に対する講演や同方針を持つ企業と交流出来るグリーン・ツ アーを展開。更に、テキスタイル、サステナビリティ、デザインをテーマとしたコンペティション「ヤング・クリエーションズ・アワード:アップサイクリング 2015」も開かれる。他にも、恒例企画「New & Next」では、次世代のクリエイティブなデザインアイデアを発表。初の試みとしてスタートアップ企業と若手デザイナーによる展示が披露される。一方、3回目の開催となる今回のテックスプロセスでは、“ファッション業界の強力なソフトウェアソリューション”に注目。ITセクションのエリアでは、3D視覚化、 RFID、スマートファクトリー、AR、デジタルフィッティングといったITの先端技術を応用したソリューションが、ファッション・アパレル業界に向けて紹介される。デザインや製品開発におけるオートメーションテクノロジーや、編み機、品質管理や研究開発に関わる製品を始め幅広い製品が出展予定。前回の開催では、330社が出展し、98の国々から2万人が来場した。尚、今回もテクニカルテキスタイルと不織布の国際見本市「テクテキスタイル」も同時開催となる。
2014年12月01日「今日お召しになっているニットのカラーはグレーですね。グレーは調和を意味する色で、ムッシュ・ディオールが愛した色の一つでもあります。私達はその日のお客様の装いもカウンセリングの要素にしています」とフレグランス スペシャリストの船村さん。仏・グランヴィルにあるクリスチャン・ディオールの生家はグレーと白、ピンクの外壁で彩られており、グレーはメゾンにとって重要なカラーの一つ。提案された三つの候補の香りの中からお気に入りの一つを選び終わると、船村さんはその香りそのものの魅力について解説し、また一番魅力的にそのフレグランスをまとえる方法をアドバイスする。「選ばれた『グリ モンテーニュ』はモンテーニュ大通りのクチュールブティックの色でもあります。香りは非常にピュアで洗練されています。ローズやジャスミンは安心感を与える効果もあるんですよ。片方の腕にスプレーしたら、両手首を重ねて、こすってはいけません」。このようにディオール パフューム&ビューティ 表参道ブティックは単にショッピングをするだけのスペースではなく、個性を引き立て、新しい魅力を発見と新しい出合いに巡り合える、特別なサロンなのだ。店内は、世界で5店舗のみで実施しているトリートメント ルーム「ディオール インスティテュート」、唯一男性用スキンケアラインも取り扱うスキンケアコーナー、エキスパートのメイクアップ サービスやレッスンも用意するコスメティックのコーナー、そして今回カウンセリングを体験したパフュームのコーナーと大きく四つに分かれており、表参道ブティックならではのディスプレイを備えている。現在、店頭には11月11日に発売された表参道ブティック限定のミッドナイト コレクションも。輝くネイビーとヴィヴィッドなフューシャピンクを中心とした、アイカラーやネイル、ルージュなどのカラーアイテムは、ディオールにとって初めてのクリスマスのエクスクルーシブ コレクション。メゾンのビューティーメソッドやエスプリが詰まった「ディオール パフューム&ビューティ 表参道ブティック」(東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館1階E-107)。ラグジュアリーな体験を通してあなたの美しさに磨きをかけてはいかがだろう。
2014年11月30日1年で表参道のけやき通りが最もロマンティックな季節に真っ赤なバッグのディスプレイに目をとめると、そこはディオール パフューム&ビューティ 表参道ブティック(東京都渋谷区神宮前4-12-10表参道ヒルズ本館1階 E-107)。「CD」が象られた引き手がディオールならではのラグジュアリーな美の世界へと誘う。メゾン創設者のクリスチャン・ディオールは偉大なクチュリエであると同時に、パフューマリーであった。ドレスを香りで体現するという発想から、メゾンで初めてのパフュームとして誕生した「ミス ディオール」は、1947年、クリスチャン・ディオールのファーストコレクションの時に、“香りの演出”として用いられた香りでもある。このようにパフュームは「ファッションとビューティーをつなぐもの」としてメゾンにとって重要な位置づけ。この表参道ブティックでは、特別な訓練を経た、確かな専門性を持つフレグランス スペシャリストが常駐し、カスタマーの要望に的確に答えるばかりでなく、新たな香りとの出合いを提案する。実際にどのようなサービスが受けられるのか、表参道ブティックのメイクアップ アーティストでありフレグランス スペシャリストの松村和幸さんにお願いし、実際にカウンセリングを体験することに。ディオールではフレグランスのカウンセリングを「オルグ カウンセリング」と呼んでいる。松村さんはタブレットを使ったカウンセリングと「いつもはどのような香水をつけていらっしゃいますか?」「どのようなシーンで使われますか?」など丁寧なヒアリングを組み合わせて、3種類の香りを提案する。フレグランス オルグ カウンターに並べられた香りのボトルは、すべてラボラトリーで見るようなガラスの容器に収められており、これはボトルデザインの先入観に惑わされないようにするための計らい。この日、カウンセリングを体験したFASHION HEADLINE読者の鳥居麻里恵さんが選んだのはベルガモット、シトラス、ローズ、ジャスミンといった女性らしいエッセンスに加え、精神に深い落ち着きをもたらすオークモスが絶妙なバランスで配合された「グリ モンテーニュ」。「グリ モンテーニュ」は、コレクション プリヴェというオー ド パルファンのシリーズの一つで、このコレクション プリヴェ全12種類がそろうのは、こちらの表参道ブティックと伊勢丹新宿店のみだ。後編に続く。
2014年11月30日ロンドンファッションウィーク最終日の9月16日、各ブランドが15SSウィメンズコレクションを発表した。教会を会場に、パイプオルガンの生演奏に乗せて披露された「シモーネ・ロシャ(SIMONE ROCHA)」のコレクションは花のイメージでいっぱい。ヌードカラーのチュールに真っ赤な糸で刺繍した花がドレスやヴェールとなり、立体感のある赤系の花々が全面を覆うドレスはシノワズリを感じさせる。ランダムな曲線を描くヘムや靴、バッグのフェザートリミングはタンポポの綿毛のようだ。90年代グランジをベースとする「マルケス・アルメイダ(MARQUES’ALMEIDA)」は今シーズン、90年代から少し離れて、英ミュージシャンで詩人・アーティストとしても活動するPJハーヴェイ(Polly Jean Harvey)の難解な詩をインスピレーションとした。シャイニーなブラックデニムはルーズなトップや長い折り返しのある細身のパンツとなり、膝下まで垂れる長いベルトにはクリスタルがラフに乗せられる。デニムのドレスやスカートにはチュールが合わせられ、アシメトリーなレイヤードとなる。グリーン、レッド、フューシャ、アシッドイエローなど鮮やかな色はとりどりに組み合わされ、バイアスカットのドレスやフロントにギャザーをたっぷり寄せたトップにとなった。デニムをシグネチャーとし、デニムアイテムを中心に出してきたブランドだが、デニム以外のアイテムにもインパクトのあるピースが増えてきた。コインパースとキーホルダーが付いたバッグと小型のクラッチのダブル持ちは、強い色のスネークスキン柄もあってインパクト大。若手合同ショー「ファッションイースト」は、「アシュリー・ウィリアムス(ASHLEY WILLIAMS)」に代わって2013年にセントマーチン美術大学BA(学士)を卒業したばかりの「エド・マーラー(Ed Marler)」が加わり、それぞれ2シーズン目の「ヘレン・ローレンス(Helen Lawrence)」、「ルイーズ・アルソップ(Louise Alsop)」とともにコレクションを見せた。ヘレン・ローレンスはニットウエアを中心としつつもラテックスなど異素材も組み合わせてコントラストを見せた。一度作ったセーターは、切り目を入れてまた縫い合わせられている。ルイーズ・アルソップは、胸の下やウエスト付近にカットアウトを入れたセクシーなドレスやシアーな素材を重ねたオーバーサイズのトップ、糸くずを集めて縫い付けたような柄のドレスなどを見せた。エド・マーラーは、タペストリー柄やユニオンジャックを大胆に使ったゴス風味のコレクション。「既存のイメージとは違うヴァンパイア」を目指したが、SFアニメのコスプレに見えてしまう。セクシーなコルセットトップと長いスリットの入ったタイトスカートのコーディネートを基本としたのは「エミリオ・デ・ラ・モレナ(Emilio de la Morena)」。スパンコールやメタリック素材も多用して、グラマラスでゴージャスな雰囲気を盛り上げた。スパンコール使いと言えば「アシッシュ(ASHISH)」。今シーズンは、レインボーカラーのボーダーやスネークスキン柄、ギンガムチェックを作り、人の顔を乗せた。スパンコールで覆ったダメージデニムの穴のふちからは、これもぎらぎらのフリンジが伸びている。モデルたちのヘアに施されたメタリックなエクステンション、大ぶりなラインストーンのジュエリーも合わせ、グリッター感にあふれた。
2014年11月30日イタリア発のスポーツシックを体現するラグジュアリーブランド「ブルネロ クチネリ(Brunello Cucinelli)」は、伊勢丹新宿店にポップアップショップをオープンしている。期間は12月2日まで。ショップでは14-15AWシーズンを代表するアイテムから、クリスマスの彩りにぴったりなイブニングコレクションを紹介。エスニックフレーバーとアクティブスタイルが融合された15SSのイブニングコレクションからも、新作を先行販売する。会場は、本館4階のラグジュアリーステージ。
2014年11月30日デザイナー、ダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)の自叙伝『THE WOMAN I WANTED TO BE』(4,000円)が刊行された。販売はダイアン フォン ファステンバーグ路面店(銀座・六本木ヒルズ)。自叙伝は、ダイアンが掲げる「Love is Life is love(愛こそすべて)」というテーマに基づき、人生やパーソナリティーの重要な要素となる“The Woman I am”と、彼女の伝説的なキャリアを年代順に描いた“The Business of Fashion”の2セクションから構成される。彼女のビジネスに対する並外れた能力、人生におけるメッセージなど、時代のアイコンになるまでの過程に学んだ刺激的な教えから、夢に描いた人生の築き方のヒントが見つかるかもしれない。ダイアン・フォン・ファステンバーグは、1946年ベルギー出身。アイコンアイテム・ラップドレスは2014年に40周年を迎えた。
2014年11月30日仕事や家庭など、様々な場面で活躍する女性達を紹介するインタビュー企画「輝く女性の秘密」。第12回目は、11月1日から3日の3日間に渡り伊勢丹新宿店本館屋上アイ・ガーデンにて開催されたイベント「イセタン“スタイリング マルシェ”」に出展した5名の農業女子メンバー(長沼由紀さん、菜穂子さん、貫井香織さん、高博子さん、高橋佳奈さん)が登場。農業女子の農業への夢や情熱を聞いていると、思わず農業っていいな!なんて気持ちが沸いてくるものの、気になるのは日々のスケジュールだ。高橋さんは「夏季は、朝の4時から19時頃まで毎日畑にいます。休みですか?休んだら畑が気になって気になって(笑)。2年後には畑のそばにレストランを開業するという目標があるので、休みがなくても頑張れますね」と話す。さくらんぼの収穫時期は、慢性寝不足という長沼さんは「朝採りなので4時から収穫。事務仕事は夜になるので気がつけば23時、それを繰り返す日々です。休みは冠婚葬祭や家の行事、こんな風にイベントに参加している時だけ……」と笑う。人間都合ではなくすべてのスケジュールは農作物のためにある。繁忙期は早朝から深夜まで、もちろん休みはないのが現実だ。■植物に良いものは人にも良い、ナチュラルコスメ「ソザイローレル(sozai LAUREL )」に注目しかし日々、畑で過ごしていると思えないほど、5人の農業女子メンバーは肌がツルツルで健康的。何か特別なスキンケア方法があるのか気になる。高橋さんは「日焼け止めも汗でドロドロになるので塗らない」とキッパリ。その言葉に頷く高さんや貫井さん。しかし女性スタッフを率いる菜穂子さんは「うちはお化粧をすること!が会社の決まりごと。実は、会社でスイカとシラカバエキスで化粧水を作っています。これを使っているから肌の調子がいいのかも(笑)。農家が作るから、口に入っても安全なものを目指して作りました」と話す。そこでスタイリングマルシェでも販売していた国産素材にこだわったナチュラルコスメ「ソザイローレル(sozai LAUREL)」を試してもらう。保湿の“酒かすの化粧水”には、「甘い酒粕の香りやつけた感じも自然でいい」や「潤う感じがする」と好評。そしてとろみ成分の強い“がごめ昆布の美容液”を手に取り「コンブのアミノ酸は、農産物の肥料成分にも使われているんです。人にいいものは植物にもいい」と長沼さん。仕事後の肌ケアはもちろん、常に手荒れに悩まされるのでハンドケアにも人一倍気を使っていると話す農業女子。スキンケアアイテムから口に入れても安全なハンドクリームやバームなどの美容情報交換に花が咲いた。■機能優先ながらも個々にこだわりがあるワークスタイルおしゃれな農業女子メンバーだが、普段のワークスタイルは?「バンダナを頭に巻いて、長袖、デニムに長靴。つなぎの時もあります」と普段着もカジュアル派というオシャレな菜穂子さん。「帽子に長袖、野菜を収穫する際に便利なのでエプロンもつけます。でも仕事以外は、必ずスカートで外出。なかなか履けません(笑)」とプライベートでは女子的スタイルを楽しむ高さん。頭は帽子かバンダナ・手拭、シャツは長袖か半袖にアームカバー、パンツはデニムやつなぎにジャージなど…、仕事着は機能優先と言いつつも、個々にこだわりのスタイルがあるようだ。そこでマルシェでも販売していたワークブランド「ナプロン(NAPRON)」の帽子や手袋やエプロン、またセルビアの農夫用防水シューズから始まった「オパナック(The OPANAK)」のスリッポンを見てもらう。「ツバが広い帽子はいいけど風で飛ぶから紐が必須」や「肘まである長い軍手でカジュアルなものがないのでコレはステキですね」、「畑では長靴必須だけど、このスリッポンは出荷作業時などにいい」など、実情に即した様々な意見が飛び交った。■人を繋ぎ、アイデアを広げ、魅力的な農業へ、農業女子プロジェクトに注目彼女達が農業女子プロジェクトにかかわって得たものは何だろうか?プロジェクト準備段階からかかわってきた貫井さんは「全国の農業女子と知り会えたこと、そしてスタイリング マルシェも含めていろんなことがカタチになっていること、でしょうか。今後も活動が根付いていくように頑張りたい」との言葉に女子達が頷く。長沼さんも「いろんな人と出会うことで新たな発想も沸いてくる。西洋梨の新たな食べ方を提案したいと思えるようになるなど、プロジェクトに参加することで刺激になったことは多い」と話す。また「農業女子プロジェクトが世代や地域を超えて、タテにもヨコにも広がっていけばと思っています。女性の就農者が増えていけばいい」と菜穂子さん。人と人を繋ぎ(生産者同士、生産者と消費者)、新たなアイデアや可能性を広げ、更に魅力的な農業へと高めていく。100名からスタートして1年、参加数が既に200名を超えたという農業女子プロジェクトの今後に注目して行きたい。【農業女子メンバープロフィール】■菜穂子さん山形県村山市で女性スタッフだけの「山形ガールズ農場」の代表。五種のお米、完熟果実のジュースや焼き菓子などの加工品を作る。大学の教育実習に行った際、「子供たちが健康に成長することに携わるなら、学校より畑から!」と思ったことが農業をスタートすることになったきっかけ。■長沼由紀さん山形上山市で家族とともに「四季の果実 長沼果樹園」を営む。西洋梨、さくらんぼ、果実のジュースを作る。会計事務に勤務の後、果樹農家で半年間研修し、その後実家に後継者として就農。■貫井香織さん埼玉県入間市で代々続く「貫井園」を営む。原木しいたけ、緑茶を栽培する。採用コンサルティング会社、PR会社を経て父が経営する貫井園に就農。■高博子さん石川県七尾市で夫と「NOTO高農園」を営む。300種類以上もの野菜(伝統野菜、西洋野菜、有機野菜)やハーブを栽培。「農業の時代が来る」という言葉を聞いたことをきっかけに2000年、「能登島」で夫と就農を決めた。■高橋佳奈さん滋賀県高島市で夫と「みのり農園」を営む。様々な野菜を手掛ける。農業を一生の仕事にすることを誓い、サラリーマンだった夫を口説き、自分の出身地である滋賀県で農園を開業。
2014年11月29日メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)は、「レプリカ」シリーズのフレグランスに新しく加わる2種の香りのローンチを記念して、写真展「#smellslikememories」を開催する。期間は12月13日から28日まで。「#smellslikememories」は2013年からスタートしたフレグランス「レプリカ」ローンチを記念した写真プロジェクト。香りのテーマから連想されるような作品が、世界中のアーティストや写真家、作家、セレブリティーから集められ、ギャラリーで展示された。オンラインギャラリーも設けられている。今回は過去にパリやロンドンなどで行われた同展に出品された写真に加え、新たに東京を拠点に活動する写真家、アーティスト、アートディレクター、建築家、作家など総勢50人による作品が公開される。フレグランス「レプリカ」(1万2,000円)は、同カプセルコレクションの服やアクセサリーにインスピレーションを得た作品。12年の発売以降、2年間で6種類の香りが発表されている。12月には新たに2種類の香りがラインアップに加わる。「アット ザ バーバー」は石鹸やラベンダーなど、クリーンな理髪店を思わせる香りが特徴。シダーがモダンに再解釈され、ラストノートにはレザーやウッドの香りが漂う。一方、茶道にインスピレーションを得た「ティー エスケイプ」でベースとなるのは、緑茶のさわやかで魅惑的な香り。ベルガモットやピンクペッパーをアクセントに、パフトライスが全体をクリーミーに包み込む。【イベント情報】#smellslikememories会場:メゾン マルタン マルジェラ トウキョウ住所:東京都渋谷区恵比寿南2-8-13会期:12月13日から28日時間:12:00から20:00入場無料
2014年11月29日仕事や家庭など、様々な場面で活躍する女性達を紹介するインタビュー企画「輝く女性の秘密」。第12回目は、農林水産省が推進する「農業女子プロジェクト」から、5名の女性達が登場。この農業女子プロジェクトは、女性農業者が日々の生活や仕事、自然とのかかわりの中で培った知恵を様々な企業と結び付け、新たな商品サービス、情報を社会に広く発信することを目的に2013年にスタート。三越伊勢丹ホールディングスも今年から同プロジェクトに参画し、11月1日から3日の3日間、伊勢丹新宿店本館屋上では農業女子が手掛けた農作物などを販売する「イセタン“スタイリング マルシェ”」が開催された。このイベントを盛り上げた全国各地から集結したのが今回登場する5名の農業女子メンバー。山形県からは、西洋梨やさくらんぼなどの果樹農家を営む「四季の果実 長沼果樹園」の長沼由紀さん、女性だけの農業会社「山形ガールズ農場」代表・菜穂子さん。埼玉県でお茶としいたけ栽培を手掛ける「貫井園」の貫井香織さん。石川県からは、300種類もの野菜やハーブを栽培する「NOTO高農園」の高博子さん。琵琶湖のほとり滋賀県で自然薯や西洋野菜を作る「みのり農園」の高橋佳奈さんだ。農業女子と一言で言っても、手掛ける農作物や規模や業態も全く違う彼女達。そんな彼女達に就農へのきっかけや仕事の魅力、農業女子プロジェクトへの思いを伺った。■家業、会社の新事業、彼の一言など、就農きっかけは様々長引く景気の低迷だけではなくものづくりへの強い関心から、就農を始める若い男性が増えていると聞くが、農業女子メンバーの就農へのきっかけは一体何だったのだろうか。別の仕事をしていたけれども、代々の家業であった農家を受け継いだと話すのは、貫井さんと長沼さん。また教職を目指すうちに子供への「食の重要性」を強く感じ、地元に戻り家業の農業を手伝いながら自ら農業会社を作った菜穂子さん。農家の娘である、貫井さんや長沼さんや菜穂子さん、の3人は同じように「親から農業を継ぐように言われたことは一切ない」と話し、家業ではあっても自身のチャレンジの場として農業へと飛び込んだそう。農業とは縁もゆかりもないのに「勤めていた企業が、新事業としてはじめた農業ビジネスの担当となったことがきっかけ。それでのめり込んでしまいました。彼(現在の夫)に仕事を辞めてもらい一緒に農家として独立」と笑う高橋さん。また彼の一言で農家へ飛び込んだ高さんは「付き合っていた彼(現在の夫)が農業を始めたいと言い出しまして、それも良いかなと(笑)。そして、ご縁もあり風景に一目惚れした現在の場所で始めることに」と福岡から夫婦でIターンした。そんな風に就農のきっかけは、メンバーそれぞれだけれども、新たなチャレンジの場として農業を選んだことは共通していた。■農産物を通して得た人との繋がりがパワーの源農業の魅力や続ける理由について、どう考えているのだろうか。果樹農家の長沼さんは「生産物を通じた、お客様との繋がりでしょうか。雹被害で大きな影響が出た時、大勢のお客さまから『大丈夫?』という声と共に全国からお米などが届いて…状況問わず応援してくれるお客様の存在は、続ける上での力になります」と話す。独立して2年目の高橋さんは「作物が育っていくことが面白いです。土地や肥料など、条件一つでトマトが全く違う味になる。そして作る品種から出荷先まで自由度が広い」のも魅力だとか。また「うちはレストランや百貨店との取引が主。同世代のシェフからあと10年は野菜を作ってください、と言われるようにもなり、野菜を通して人との信頼関係が深まるのが楽しい」と高さん。日々畑に向き合う仕事とはいえ、生産物を媒介にいろんな出会いがあるのが農業の魅力であり、それがやりがいへと繋がるとメンバーは口をそろえる。今、力を入れて取り組んでいることを聞いてみると、「作るだけではなく届けることも大事にしたい。今回のようなイベントで農の魅力とともに貫井園のこだわりを伝えることも、その一つです」と貫井さん。今回、様々な加工品も販売した菜穂子さんは「加工品をブランド化していくこと。また子供から大人まで食の重要性を考えてもらいたくて、年7回ほどの農業体験にも力を入れています」と話す。安全や安心にこだわったおいしい農作物を作るのは当然。その上で、作ったものをどう届けるのか、作り手の情熱や農業を身近に感じてもらうためにどうするのかを、農業女子はそれぞれの場所で実践中だ。後半では、日々キラキラと輝く太陽の光の下でアクティブに活動を行う彼女達のファッションや美容という観点から農業女子的ライフスタイルについて聞く。
2014年11月29日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)がオススメする1冊を毎週紹介。■「kontrapunkt」鈴木崇トーマス・ルフを代表とするドイツの現代写真のテイストを色濃く感じさせる写真家、鈴木崇のファースト写真集。写真を見る行為、鑑賞者が作品を知覚するプロセスを追及して制作する彼の作品から、日用品のスポンジを使ったコンセプチュアルな作品『BAU』と、これに共鳴するようにセレクトされたスナップショットを織り交ぜて作られた、非常に実験的な本に仕上がっている。【書籍情報】「kontrapunkt」著者:鈴木崇出版社:TRADEMARK PUBLISHING言語:日本語ソフトカバー/72ページ/210×280mm発刊:2014年価格:2,500円
2014年11月29日